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「古今和歌集」私撰秀歌 古今和歌集 巻第二十 大歌所御歌 歌1095

 ひたちうた。

「よみ人しらず

つくばねのこのもかのもにかげはあれど君がみかげにますかげはなし」

●漢字付加:
筑波ねの
このも かのもに
影はあれど

君が御陰に
ます影は無し

●歌意:
 筑波山のあちこちに木陰はあるが、君のおかげに勝るものはない。

●感想:
 古来知られていた歌。

 素直な感謝の心が伝わって来るような気がする。

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 ここで、「巻第二十 大歌所御歌」は終わり。

 次の「墨滅歌」は、消されているだけあって、これぞという歌はありませんでした。

 というわけで、私撰秀歌の紹介はここまでです。次回からは、資料編になります。

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目次と序:
https://note.mu/yanai/n/n5825ea920db5

参考文献:
講談社学術文庫「古今和歌集 全訳注 四巻」(久曾神 昇)P254
#短歌 #詩

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