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「古今和歌集」私撰秀歌 古今和歌集 資料編 秀歌まとめ

 特に心に残った歌をまとめてみました。かなりの率で、百人一首に被っています。やはり、百人一首は優秀な歌が集まっているようです。

歌21
「仁和(にんな)のみかど
君がため春ののにいでてわかなつむわが衣手に雪はふりつつ」

歌42
「つらゆき
人はいさ心もしらずふるさとは花ぞ昔のかににほひける」

歌53
「在原業平朝臣(ありはらのなりひらあそん)
世の中にたえてさくらのなかりせば春の心はのどけからまし」

歌84
「きのとものり
久方のひかりのどけき春の日にしづ心なく花のちるらむ」

歌215
「よみ人しらず
おく山に紅葉ふみわけ鳴く鹿のこゑきく時ぞ秋は悲しき」

歌277
「凡河内(おほしかふちの)みつね
心あてにをらばやをらむはつしものおきまどはせる白菊の花」

歌294
「なりひらの朝臣
ちはやぶる神世もきかず竜田河唐紅(からくれない)に水くくるとは」

歌406
「安倍仲麿
あまの原ふりさけ見ればかすがなるみかさの山にいでし月かも」

歌747
「在原業平朝臣
月やあらぬ春や昔の春ならぬわが身ひとつはもとの身にして」

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目次と序:
https://note.mu/yanai/n/n5825ea920db5

参考文献:
講談社学術文庫「古今和歌集 全訳注」(久曾神 昇)
#短歌 #詩

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