見出し画像

観る将日記〜2024.2.3 ABEMA地域対抗戦パブリックビューイング中部vs関西B(中部視点)〜

こんにちは。やなはらです。
今年初の日記、よろしければご覧ください。

将棋観戦。
一般的なイメージは静かな会場で対局者が向かい合うのを見守るものではないかと思う。
そんなイメージを裏切ると言ってもいい将棋のパブリックビューイングイベントが今冬開催となった。大盤解説会とも異なる、基本的には自分の応援しているチームを好きな人だけが集まって開催する同時視聴イベントというのは将棋界でもはじめての試みなのではないかと思う。
ABEMA トーナメントを視聴したことがある方ならおわかりいただけると思うが、あのフイッシャールールならではのスピーディさはさながらジェットコースターのようなスリルがあり、このルールに関してはファンが集って同時視聴したらめちゃくちゃ楽しいのでは?というのは以前からXでも意見があった(やなはらTL調べ)(狭い)。はじめての試みであり、実現にはいろいろな調整・困難もあったと思うが、実際開催にこぎつけてもらって本当にありがとう日本将棋連盟様・AbemaTV 様。

終了時刻に一抹の不安はあれど、すごく楽しみな企画に応募しないという選択肢はなかった、帰りはなんとかする(申込み時点では調べてすらなかった)。ちなみに中部はやはり応募者も多く、結構落選者もいた模様。当選の幸運に感謝。
当日は17時半ジャストに会場到着。すでに本日のお客さんの行列発生中。
入り口で受付を済ませ出場登録棋士と監督がデザインされたうちわから好きなもの1枚と飲みもの1本を受け取るスタイル(飲み物は3本まで自由にもらえる、アルコールがあります)。

プレゼントのうちわ、タオル、貸出の法被
バルーン、アルコール、軽食


座席も特に指定なし、所狭しと並べられた椅子の数に中部PVの人数の多さと熱意を感じるばかり。
お弁当も目の前に置かれていたが、まずPV 会場中継時の応援練習や簡単な打合せ、リハーサルをゆるーく1時間程度練習。途中からは応援棋士である室田女流(以下敬愛を込めていおさま)、柵木先生(以下親しみを詰め込んで「ませかん先生」)、宮嶋先生(以下親しみを詰め込んで「みやけん先生」)の3名も交えて本番さながらの練習。スタッフさんがとても褒め上手で声出しや意見を出した方にすごく上手に声掛けをしていてスタッフの皆様もプロなのだなと思った。

そして放送開始。大きなモニターでみんなで見守るオープニングにはいつもの家で見守るものとはまた一味違う特別感がある。選出棋士たちのインタビューをそのまま視聴し、各棋士たちの発言に会場も和やかな雰囲気になりながら、コメントにちょっとずつ現地の先生方が突っ込んだりしながらイベントは進んでいく。練習した応援中継を無事済ませてほっと一息お弁当(会場にもよるかもだが、お弁当はガッツリお弁当なので全然軽食レベルではない笑)をつつきながら、放送を視聴。
続けて出場棋士の発表に盛り上がりを見せる会場。いざ始まるというわくわく感が会場を包んでいく。指し手の意味を先生方が解説して評価値がぶれても「これはまだまだわかりません」や「評価値以上に苦しそうな展開」など眼の前で会場の反応を見ながら先生方が伝えてくれるのがとてもありがたい。そんな中で番組の解説である冨田先生の発言に突っ込んだり、対戦相手でも好手には感嘆の声を素直に発するませかん先生とみやけん先生に好感度は上がる一方。先生方の将棋が好きという気持ちがバシバシと伝わってきてまるで「これだよ…私が味わいたかったのはこれだよ……」という気持ちがむくむくと大成長を遂げる。
一番嬉しかったのはチーム控室で検討される指し手の意味について先生方が解説を簡単に入れてくれたところ。こればかりは放送対局の解説で全て拾って乗せるわけには行かないので、控室検討の解像度が上がることの素晴らしさに本当に感謝 MAXである。
いおさま、ませかん先生、みやけん先生はコンビネーションも抜群で将棋の解説もエピソードトークも本当に素晴らしかった。
みやけん先生は藤井八冠をご飯に誘い、みんなで焼肉に行ったエピソードを披露してくれた。「遠くに行っちゃったけど、いつでも戻っておいで(意訳)」という気持ちで声をかけたそうで、え何それ超エモいんですけど????
めちゃくちゃいい子やん????????って勝手に心の中で大盛り上がりしていた。まさに将棋界のスーパースターである藤井八冠も切磋琢磨した地元の仲間がいて、そんな仲間が昔と変わらぬ気持ちで声をかけてそれに応じて食事に出かけるという姿に私はもう勝手にエモエモ指数が振り切っていた(エモエモ指数ってなんだよ)。ちなみにお支払いはみやけん先生が行って次回はお願いしますという流れで次回の食事のお誘いもしようと試みたみやけん先生の策は八冠の心遣いで失敗に終わってしまった模様、でもまたぜひ皆さんでご飯行ってくださいね!(いらぬお世話)

笑顔が素敵。トークも素敵。

ませかん先生はずっと楽しそう。ほんとにずっと楽しそう。天真爛漫さでは東の佐々木勇気、西の柵木幹太でやっていけると思う。動きが全体的にかわいいしかわいい(かわいい以外の語彙力を身に着けようか)。でもトークを全体的に聞いていると意外とボケ派ではなくツッコミ派なんだよな、不思議。私はあまり話がうまい方ではないのであれだけ言葉がなめらかに出てくるのは本当にすごいなぁと感心していた。静かだなぁと思ったらお弁当タイムだったぐらい笑。ちなみに黒田先生との仲良しエピソードで今年(まだ1ヶ月)で3回も柵木邸に泊まりに来たことを話されていてまじでめちゃくちゃ仲良しやんけって突っ込まざるを得なかった。そりゃXにも豊富すぎるぐらい豊富な供給があるわけだ、いつもありがとうございます(拝)。

動きがかわいい。澱みないトーク。


いおさまは同世代棋士への忌憚ない意見を本当に忌憚なく述べていて気持ちよかった(詳細はぜひ現地で)。将棋のことに関してはませかん先生とみやけん先生に聞き手として意見を求めつつ、フリートークの時間では存分に持ち味を発揮されていて、めっちゃいいってなってた。安定感と安心感、いてくれるだけでこのイベントの成功は約束されている、そんな存在が私の中のいおさま評である(あんた誰だよ)

かわいお

あと区民として絶対に触れなければならないことはませかん先生とみやけん先生の豊島先生への圧倒的リスペクトである。ませかん先生が豊島先生と地域対抗戦 PR収録で一緒になったときも「緊張しすぎて全然お話できなかった」と告白すれば、みやけん先生もタイトル戦の記録の帰りに一緒に話せそうなタイミングが合っても「豊島先生だけは緊張しすぎてお話できなかった」、「豊島先生の終盤の指とんとんを見るために記録を取っていた、あれを見ると嬉しくなる」と完全にこちら側発言していてわかる…わかるよ……って心の中で腕組んで頷いていた。わかるよね?区民(巻き込むスタイル)

勝手に仲間意識

さてエピソードトークネタが盛り上がってしまって時系列がごっちゃになってしまったが、会場の空気感もぜひお伝えしたい。豊島先生たちがおやつを召し上がられたときには会場では「あのお菓子はなんだ!?」とざわつき、豊島先生の喜びの声に会場からは微笑みが漏れ、豊島先生だいすき!!!!ってなってた。私が(平常運転やないか)。それはさておき同じチームを応援している人たちが集まっているイベントなので、ジェットコースターの評価値に悲鳴と歓声が同じタイミングで上がり、みんなで応援しているんだという一体感が高まってなんとも特別な体験だった。やはりリアルでの感覚は頭により深い印象が刻み込まれる感じがする。いつもはXで盛り上がっているリアクションを生で感じる不思議な感覚。これはなかなか病みつきになってしまうのではないだろうか。
また放送の合間には大サービスでぴよりん争奪じゃんけんがあり、食い意地がすごいことで有名な私は無事ぴよりんを胃の中に迎えることができた。おいしいねぴよりん。こういうサービス嬉しい。みやけん先生もいおさまから出場を命じられ(言い方)、勝利を収めていた。ぴよりんはませかん先生とみやけん先生で半分こされ、勝者の義務として食レポを命じられ、見事遂行された先生方お疲れ様でした。

中身(なぜそのアングル)

ちなみにその後の景品プレゼントじゃんけん大会でもみやけん先生が前に立ってじゃんけんすると勝率がすごいので「じゃんけん強すぎでは説」が盛んに唱えられていた(主にませかん先生に)。
そんな盛りだくさんの大盛り上がりであっという間に放送終了。藤井八冠つよすぎました。中部勝利おめでとうございます。関西Bの皆様お疲れ様でした。

なお先に記載してしまったが、じゃんけん大会でサイン色紙などの景品を勝者にプレゼント、参加者全員にビックリマンシール風藤井八冠もしくは杉本監督シールのプレゼントがあり、先生方の撮影タイム設けていただいて本当に最後まで盛りだくさんの盛りだくさんだった。

戦利品


帰り際にませかん先生を見つけて無茶振りかと思いつつもお写真をお願いしたところ、快く撮影に応じてくれたのがこの一枚。

ポーズはリクエストしました、ありがとうございました

ひたすら応援してますと伝えたけどなんかちゃんと伝えられたかなぁ、変な人じゃなかったかなぁと思いつつ言いたいことは言えたので満足した。本当に応援しています。

まとめると総じて満足度の高いイベントであった。モニターの不具合等少しトラブルはあったが、スタッフさんの迅速な対応、先生方のトークでのつなぎ、皆様の和やかな対応で乗り越えてとてもいいイベントだったなぁ。終電のネックはあれど、参加できる方は是非参加していただければと思う。すごく和やかで皆さんとお話しつつその場で交流できて、喜びを分かち合える。いろいろと試行錯誤されている最中かと思うが、本当に新しい試みに感謝と敬意をお伝えしたい。企画していただいてありがとうございました。

そしてとりあえず以下の画像を見てほしい。

エンディングクレジットである。
エンディングクレジットに名前が載る。
これはつまり推しと共演したって言い張っていいよね??????ね???(やめとけ)
後日杉本監督サイン入りBlu-rayも届くようなのでとても楽しみにしています!

最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?