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成長なき者へ。時間はお金で買えない事を知る必要がある。
昨日行われた、毎月定例の合同スパーリング。
毎月一度、YANAGIHARAジムに多くのジムが集まり、階級の近い選手同士でスパーリングを行う。
それと共に、選手がアップしてる間は会長同士で雑談するのだが、これもまた楽しい。
そんな昨日は、中野マネージャーが体験の方を指導していた為、子供達に掃除の仕方を教えた。
「今日は他のジムの方が来るので綺麗にするぞ」と皆んなで掃除。
子供でも要領のいい子、黙って先を読む子、手を抜く子。掃除一つ見ても多種多様だが、子供は将来化けるから今を大事にする。
今こうだから、この子はだめだ、と言うことにはならない。
なるとしたら大人が感情的になり、子供への愛情と躾を諦めた時。子供は無限大なので、夢を叶えるサポートを大人がすべきと思う。
教育というものを突き詰めると、儒教の教えと自分の経験から、大凡16歳で、一応の基礎と人間形成が決まるという事が分かる。
昨日の合同スパーを見ると、最近のうちのプロは留年中の悠太郎を除くと、全員此方の気が入らない。此方が真剣になれない。
中野マネージャーがもう少し歳をとると、全員ぶっ叩かれると思われる者ばかり。
松尾が見たら全員正座ものだから、昨日奴には黙っていた(笑)。
同じ事ばかり言わせる選手は、その後の成長は難しい。
このタイプは、親の前でいい子を演じるパターンが多い。
何が言いたいのかといえば、親は子供とのコミュニケーションを正しく取り、まずは自分が成長し子供を冷静に見る目を養うべきだ。
うちの組織は教育の場であるからこそ、腐ったミカンには出て行ってもらう。もちろん長い間精一杯、愛情を持ち接した上で。
そんな事を何度もして来たので、逆に今迄のYANAGIHARAジムは素直で頑張る者ばかりだったと言える。
綺麗事では、教育と組織のキープは出来ない。
だから世の中の裏も表も知らず、テレビ受けする言葉を選ぶ評論家の言う事に私は共感も何を見出さない。説得力もない。
いつも本音で接するので、本音ではないのにハイと返事をする子が、私位の歳でどうなるか嫌というほど見てきた。もう遅いのだ。
今、私が全力で教えたくなるのは、小学生のタイセイ。
Jr.チャンピオンリーグに向けて、必ず全国チャンピオンにする。そう思わせる。悠太郎の小学生時代がそうだった。
他の小学生も、早い遅いの違いはあれど、皆んな続いてきている。そう思わせる小学生ばかりなのに、プロが気付かない。
予言してもいいがこういう者は、何の世界でも人から敬われない。
それどころか類は友を呼び、将来、哀れで徳のない人生を歩む。
烏合の衆では強く優しい組織にはなれない。
枯れ木も山の賑わい、という諺はある時は正しいが、教育の場では使えない。
昨日松尾を誉め、今日は厳しい事を言うが、今後も本音で私は生きる。今より更に向上したい。叱られ注意されながら義でありたい。
だから今自分がまだ、山の3合目くらいの人間だと自覚している。
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そんな中、プロを目指すこの27歳のこのアンドレ君(笑)。
真面目で素直で毎日来て、教えた事をメモにとり帰る。練習は人一倍行う。センスがないので当然そうなる。当然の事を継続中する。
これが王道というのだが、実はこの継続が難しい。
彼に朝走るよう勧めると、1週間で頬がコケて男前になった。
行動は、顔に出るから30も過ぎると、男は顔に責任を持たねばならない。
こういう当たり前で地味な行為が、気付くと幸せな人生に繋がる。
大器になるか、小器、つまり唯の早熟で終わるか。
人間には遅すぎると言う事がある事を教え、また知らねばならない。
素直であれば、こんな事はなんと言うことではない。
今、うちにいるプロの多くは鐘打てど響かない。何一つ変わらない者はただ何かをすればいい、と思ってるので情熱が見えない。
その時いくらお金があっても、ああ、あの時こうすれば、そう思っても時間はお金で買えない。
そういうことは、私が人一倍経験してきたし沢山、人として間違え戻れぬ人を見て来た。命を何度か落としたから見える事もある。
また、草食系男子とかいうくだらぬ言葉を創るマスコミもおかしい。いつの世も熱く生きる子、何も考えない子はいる。
今の子は、と言う言葉が私は大嫌いだ。草食系男子とか今の子は欲がない。そう決めつけるのを愚かと言う。
勉強をしないから、世の中は変わる、と言う原則を知らぬ。だからこういう下らない目で、世を見る大人が多くなる。
人の気持ちの原理原則は何も変わってない。時代が変わるだけだ。
最後にこれだけは言える。
夢を持たず、何も考えず毎日流されるまま生きる人達。
バスに乗り遅れた時、次のバスがいつ来るか分からない。
もうバスが来ない時もある。
その時、永遠にそこに立ち尽くすしかない。
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最後に、昨日来て頂いた博多協栄ジム、宇部ボクシングジム、FUKUOKAジム、桝井ジムの会長、保護者、選手の皆様。
遠い所本当にありがとうございました!
宜しければサポートお願い致します。正しい教育活動に使います。今後とも宜しくお願い致します。