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〇〇って建設業者はどうですか?なんて聞かれても…

質問で「〇〇ってどうですか?!」とか
DMで「〇〇って工務店どうですか!?」って質問が多いです。

代わりにHP見て!!って言われるので見た時にチェックしている事を
ここにまとめておくのでもう自分でチェックしてよねってのが本音です。

ということで見ている項目とその理由の解説です。
今回も購入特典があります。

共通で一番にチェックする項目

私が1番にチェックするのは構造塾のリストに載っているかどうかです。
こちらがそのリンクです。

構造塾の家づくり応援・業者マップとは?

私の会社もこのマップに掲載されていますが1円もお支払いしていません。
ここから問合せが来ても私が佐藤先生にお金を支払うこともありません。
Ms構造設計の佐藤先生が本当に世の中の施主の為業者の底上げのために作られたマップです。
マ!ジ!で!!無料です。
紹介料が建築費に上乗せされていることはありません!

このマップは断熱、構造が★3つが最高として表示されています。

エリア別にわかりやすく分類されています

さらに各都道府県に細分化されてその中でも 断熱や構造だけでなく
C値(気密性)や業者が所属している団体、構造や省エネに関する資格
また、完成保証やシロアリ対策などのこともチェックできます。

このリストは家づくりにおける重要な事が一目でわかるようになってます。

このリストに載ってない業者はダメなの?

ではこのリストに載っていない業者は選んではいけないのでしょうか?
結論から言うとそんなことはありません。
ただ最初にこのリストの掲載の有無から調べるのはこのリストに表記されている項目が家づくりにおいて重要だからです。

つまり私が住宅供給会社をHPでチェックするときはこの項目を見るのです。

住宅会社Aの場合

それでは実際にチェックを依頼されたAという会社のHPを見た時の流れを紹介します。

完成保証の有無

まず1番に確認するのが保証です。
完成保証がなければお金だけはらって倒産されてしまえばお家は建ちません。
それは住宅会社の評価以前の問題です。

対策

保証が一切載っていない場合もあります。
その時は「完成保証はオプションででも入れますか?」と質問するように進言しています。

耐震等級の文言

つぎは耐震面です。
南海トラフの地震エリアではほとんどの住宅会社様が耐震等級3を載せていますが載っていない場合も。
ダンパーだけ掲載されている場合もあります。

ですが耐震等級3といいつつ耐震等級3相当だったりすることも。
なので第三者機関による証明書の有無の記載を確認します。
ここで注意して欲しいのが「証明書がない」からダメって訳じゃないです。

私が推奨してるのは「許容応力度計算による」耐震等級3です。
それを第三者機関がチェックして証明書を発行します。
そうして耐震等級の認定があるのですが、こちらの証明書の発行をしない場合があります。
お金がかかるからです。
なのでそれも第三者機関による認定がないので「耐震等級3相当」になってしまいます。

耐震等級3相当だった場合 許容応力度計算をしての3相当なのかも確認してください。

シロアリ対策

木造で家を建てると必ず気になるのがシロアリです。
これにやられると耐震等級3だろうがなんだろうが美味しく食べられてしまいます。

オススメのシロアリ対策はホウ酸系です。
もうほんとこれです。5年に1回薬剤散布するやつよりオススメ。
さらにホウ酸だから自然界の物質なんで子供にも優しい。
特に化学物質過敏症の人はほんとに重要ですよ!
最近の家は気密性が高くなっているので住めない家になってしまいます。

ようやく断熱

ここまで見てから断熱面のチェックをします。
予算があるので最低でもZEHクラスの断熱性があるかを見ています。
ZEHより上なら合格点です。

ここで注意点
ZEHの認定ではないです。ZEHクラスの断熱性だけですのでご注意を。

気密測定の有無

気密測定をしている会社ならHPに直近のデータの掲載をしなくてもブログのページだったりSNSのページだったりに掲載している場合があります。
それを捜索して探します。

掲載されていない場合


その会社の打ち合わせの時に「気密測定の有無」を聞くように進言しています。

ここからが特殊な話。

さて、HPを見てもよくわからない。どこにも書かれていない。
むしろ更新されていない!なんてケースもあるかと思います。
その時私ならどうするか?

それはその会社のブログ記事 SNS投稿 全部チェックします。
そのうえでどこかにここまでかいてきた5つの項目
完成保証
耐震
シロアリ
断熱
気密
これに関することをチェックします。

会社のHPは更新していないけどSNSやブログ記事は更新されているなんてケースもあります。
とりあえずチェックです。

施工事例は?

ちなみに私の場合施工事例は一切見ません。
だってお金次第で事例なんてかわるもの。
ただ工事中の事例は見ます。
完成事例は見ません。

どこ探しても事例がないんだけど!そんな時は?

全国の住宅供給会社はたくさんあります。
その中でも事例やHPがない工務店さんなんかもあります。
その場合ある事を調べます。
それは会社の体制をみることです。

各種許可状況を調べる

まず候補に挙がっているメーカーさんの建設業許可を調べます。
地場工務店なら所在している都道府県で許可を取っている場合が多く
大手ですと国土交通大臣の許可を取っています。
地場工務店さんでも大臣許可の可能性はあります。

ここで小話。なんで建設業許可を調べるの?

建設業の許可は建築一式工事の場合1500万円以下(税込)の工事、または延べ床面積が150m2に満たない工事を請けているの場合許可が不要で施工できます。

普通の新築工事の場合よほどのローコスト住宅でなければ関係のない世界かとおもうかもしれません。

実際1件の現場工事を2つ以上に分割して工事代金の金額を小さくしてはいけません。
各契約の額を合計する事になっています。

ですが、施行令第1条の2第2項の条文が
「正当な理由に基づいて契約を分割した時は合計しなくてもよい」となっています。

ここで面白いのが建設業許可を取るのに資格は要りません。
つまりこれを読んでいる人も許可不要で明日から建設業者を名乗れます。
(公共工事の入札に参加する場合は別)

これがどういうことかというと、悪用すると許可がなくても新築1棟建てられてしまうのです。
方法はここには記載しませんが建設業の許可の有無を調べるのは最低限必要なことです。
(おそらく事務所にきちんと掲示されているかと思います。)

資格状況を調べる

HPがある場合ほぼ有資格者の事が記載されています。
資格は権威性の塊です。もっていたら必ず記載します。
私も記載しています。
その中から自分が建てたい家に必要な資格を持っている人がいるか調べます。

例えば断熱性能にこだわるのなら断熱系の資格
インテリアにこだわるのならコーディネーターの有無

こんな感じです。

施工状況を調べる

次は自社施工かどうかも調べます。
実際許可を持っていても監督だけしてすべて外注の可能性もあります。

監督だけで外注だと悪なの?
そう思うかもしれませんが悪ではないです。
きっちり監督してくれたらいいんです。

この監督の見極めポイントもあります。ですが今回は住宅供給業者の選定なのでまた別に記載しますね。

最後に

私の場合このくらいを調べてからその会社を評価します。
つまりここまで調べて気に入ったら展示場などに行く って感じです。
会社が存在している以上調べる方法はあります。
ですがネットで調べるのはこの程度です。
これ以上調べるともうほんと最初からそんなに飛ばしていいの?って気持ちになってきます。
最初はのくらいにしておくといいですよ。

ここからが特典

おまたせいたしました。ここからが特典です。

特典内容はこんな感じです。
「何社まで候補にあげたらいい?」
「迷ったときの決定打は?」
「どんな質問を実際にしてみたらいい?」
「その返答をどう評価したらいい?」

そして30分のなんでも相談チケットをつけます。
30分以内ならなんでも相談できますよ。
ZOOMにて相談に乗りますのでインスタのDMにでも購入画面かNOTEのIDを送ってください。
業者選定に迷った方は一緒に探しましょう。
施工トラブルにあった方は一般的なことならお答えします。

それでは購入者様は特典をお楽しみください。

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