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ホロライブEnglishの切り抜きで英語学習 #25

ホロライブENの配信の一部を切り抜いて、その文字起こし・翻訳を通して英語の勉強をしていきたいと思います。

今回は、「世界一のスープを教えてくれるBaeちゃん」の切り抜きから勉強します。


登場人物


Hakos Baelz

Hakos Baelz
「カオス」の概念であり、かつネズミ(rat)のVtuber(Hololive EN Council)。通称「Baeちゃん」。Z世代でオーストラリア出身。N1(日本語能力試験)の持ち主で日本語も達者。ちなみに日本語での1人称は「ボク」。

https://hololive.hololivepro.com/talents/hakos-baelz/

英語の文字起こし

We’re making Bae version “Bori Bori” … What is “Bori Bori Soup”?
I’m so glad you asked. Let me educate you.
“Bori Bori Soup” is a Paraguayan soup.
And, that won the title of the best soup for 2023.
And, yeah, we’re gonna try… recreate that today.
But, I don’t have all the ingredients because I couldn’t find them.
And, we’re gonna be improvising a little bit. Just a little bit.
So, for anyone who notice how to make the traditional version, this is not by any means the traditional recipe.
I try my best, but I’m improvising.
[Chat] Adapt, improvise, and overcome.
That is so true. It’s gonna be great.
So, it is a chicken soup, I think. Mayhaps.
Corn powder does not exist. I tried. I couldn’t find it.
But, hey! Soup is soup. Soup…soup will always taste good no matter what.
OK, we have limited time. We should get started

日本語訳

Baeバージョンの「ボリボリ」を作っていこうと思うよ。
「ボリボリスープ」が何かって?
よくぞ聞いてくれたね。教育してあげましょう。
「ボリボリスープ」はパラグアイのスープです。
そして、2023年のベストスープの称号を勝ち得ました。
そう。で、今日はそのスープを再現していきたいと思います。
でも、見つけられなくて全ての材料が揃っているわけじゃないんだよね。
なので、少しだけ即興で作っていこうと思うよ。ほんの少しだけね。
だから、伝統的なバージョンの作り方を知っている方、こちらは決して伝統的なレシピではありません。
ベストは尽くそうと思うよ。でも、即興で行くからね。
(コメント)「Adapt, improvise, and overcome(適応し、即興し、克服しろ)」
まさにそうだね。きっと良いものになるよ。
で、これは鶏肉のスープ、だと思う。恐らくそう。
とうもろこし粉がなかったんだよ。探したけど見つからなかった。
でも、ほら!スープはスープだ。スープは何があってもいつも美味くなるもんだよ。
よし、時間が限られているんだ。始めないとね!

英語解説

Bori Bori Soup
パラグアイの伝統的なスープ。「Vori Vori Soup」と書くのが恐らく正式だと思われる。料理ガイドのインターネットサイト大手の「Taste Atlas」で、2023年のベストスープとして紹介された。牛肉または鶏肉と、とうもろこし粉とチーズを使った団子、そして野菜の入った健康的なスープらしい。ちなみに「vori」は現地で肉団子の意味らしい。

I’m glad you asked.
「I'm glad S + V」の文型を使っており、直訳すると「尋ねてくれて嬉しい」であり、すなわち「よくぞ聞いてくれました」という意味になる。

win the title
titleは「題名」の意味のほかに、「称号」や「肩書」、「(競技などにおける)タイトル」などの意味があり、「win the title」は、称号・タイトルを競技などで勝ち得るや優勝するといった意味になります。

recreate
re(再び)+create(作り出す)を語源として、「再現する」や「改造する」を意味する。ちなみに日本語の「レクリエーション」の意味合いでの「休養する」・「気晴らしをする」という全く別の意味もある。

ingredient
料理などの「材料」や「成分」を意味する単語。

https://kimini.online/blog/archives/13611

improvise
「即興で演奏する」・「即興で作る」・「間に合わせで料理する」など即興で何かをする時に使われる。要は「アドリブ」の意味である(アドリブ自体はラテン語)。

by any means
meanは多義語ですが、ここでは「手段」の意味になります。なので、肯定文だと「どんな手段を使っても」・「何が何でも」の意味になります。今回のような否定文では、「どんな手段でも〜にならない」という意味になり、転じて「決して〜でない」を意味します。

I try my best
「I'll do my best」と同様に「ベストを尽くす」・「頑張ってみる」の意味になります。ただし、「I'll do my best」も「I try my best」もあまり自信のないことに対して「結果は保証しないけどやってみる」のニュアンスがあるので注意です。

Improvise, Adapt, Overcome
今回の文だと「Adopt, improvise, and overcome」の語順になっていますが、正しくは「Improvise, Adapt, Overcome」の語順の海外ネットミーム。「即興し、適応し、克服しろ」という意味で、雑に言えば「困難なことにも頑張って対応して克服しろ」ということです。元々はアメリカ海兵隊の訓示(映画に出てきたセリフという記事もあったけどよく分からない)になります。ただ、海外ネット民が、Bear Gryllsという元軍人のサバイバルテレビ番組のワンシーンの画像にこのフレーズを字幕として載せ、そこに困難に対して変な解決方法をしようとする小ネタを書き込んだネタ画像を2017年頃に投稿し、それがネットミームになってしまったそうです。結果として、このフレーズは上記の意味だけでなく、「困難なことに対して何か変なことをする」ときにも使われることになったそうです。ここでは、視聴者が「improvise」からこのフレーズを連想してコメントし、Baeちゃんがこのフレーズのネタ部分を理解しつつも、元の意味を踏まえて「まさにそうだね」と返事したのだと思います。

mayhaps
「perhaps」や「maybe」と同様に「多分」や「おそらく」の意味で、語尾に「s」をつけない「mayhap」でも良い。なんとなく「maybe」と「perhaps」を合体させた造語っぽい単語だが、そうではなく歴としたとして英単語である。ただ、古語のような扱いになっており、会話文では殆ど使われず、小説などで古い言葉遣いをするキャラクターが使う時に使われるようです。Baeちゃんがなぜこの単語を使ったのかは謎。

get started
「Let's get started」のフレーズで頻繁に使われる英語表現で「始めよう」の意味。文法的に少し違和感のあるフレーズだが、「Let's start」より「Let's get started」とする方が一般的らしい。


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