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岡崎警察署の精神障害者に対する虐待死事件の疑問点~加害行為を働いた警察官は学会員なのか?

 愛知県警岡崎警察署で精神障害者の男性が複数の警察官らに虐待され、死亡するという痛ましい事件が起きた。

 どのような事件だったのか、現時点で判明している分でこのようなもの。

男性は11月下旬に公務執行妨害容疑で逮捕され、同署で勾留されていた。大声を出して暴れるなどしたため「戒具」と呼ばれるベルト型の手錠や捕縄で手足をしばられていた。その後いったん戒具は外されたが、再び暴れたため同様に拘束された。身体拘束は延べ140時間以上に上ったという。

(中略)

 男性は保護室に隔離されていた。自ら服を脱ぎ、裸の状態で拘束されていたという。監視カメラには、複数の署員が暴行するような様子も映っていたが、けがは確認されていない。

 統合失調症や糖尿病の持病があったのに、県警は糖尿病の薬を飲ませておらず、医師の診断も受けさせていなかったことも判明。3日以上にわたり食事を取っていなかったという。県警は提供した食事を男性が拒んだと説明している。

 同署などによると、男性は4日未明、息をしていない状態で見つかり、搬送先の病院で死亡が確認された。死因は腎不全だった。県警は、医師の意見などから、薬を飲まなかったことと死亡との因果関係はないとしている。

身体拘束140時間以上 手足をしばり 愛知・岡崎署で勾留中死亡
毎日新聞 2022/12/14 05:00(最終更新 12/14 05:00)

また、保護室内の便器に男性の後頭部が入った状態で、署員がトイレの水を流した疑いがあることも明らかになった。

(中略)

 関係者によると、署幹部がベルト手錠や捕縄で身体を拘束された男性を蹴る様子が、保護室内の監視カメラに映っていた。

 この問題を巡っては、複数の署員が男性に暴行を加えた疑いがあることが既に判明している。男性は留置場で暴れるなどしたため保護室に隔離され、身体拘束は延べ140時間以上に及んだ。男性には糖尿病と統合失調症の持病があったが、必要な医療措置を怠った疑いもある。

岡崎署勾留死 署幹部も暴行か 男性を蹴る様子が監視カメラに
毎日新聞 2022/12/16 09:09(最終更新 12/18 02:57)

 拘束中の男性が保護室のトイレの便器に頭を突っ込んだまま横たわった状態で放置されたほか、5日以上入浴できなかったことも判明。排泄(はいせつ)物が放置されていたこともわかっており、男性が劣悪な環境に置かれていた疑いが強まった。

勾留中に男性死亡、警察署幹部が暴行に関与 便器に頭を突っ込み放置
朝日新聞 2022年12月16日 20時51分(2022年12月17日 1時00分更新)

 警察署幹部まで出てきて暴行を加えている時点で、極めて異様であり、薄気味悪い。常軌を逸した悪質性と言えるが、実はこの問題が本当に異常な様相を呈している原因は、他にある。

 以下は5ちゃんねるに投下された地元中日新聞の記事である。

 読みにくいという方の為に、下記で引用する。

岡崎署勾留中死亡 医師の診察署員失念か 「拘束解除 指示なし」

 愛知県警岡崎署の留置場に勾留中の無職男性 (三)が死亡した問題で、 留置管理係の署員が、男性に糖尿病の持病があることを把握しながら、医師の診察を受けさせることを失念していた疑いのあることが、県警関係者への取材で分かった。

 一方、ベルト手錠などで男性の身体を長時間拘束することに疑問を感じた署員もおり、県警の調査に「上司の指示がなかったので外せなかった」と説明。県警は、署幹部を含め、男性への対応に組織的な問題があった可能性があるとみて調べる。

 県警関係者によると、男性は公務執行妨害容疑で十一月二十五日に逮捕される前、医師から糖尿病の薬を処方されていた。県警の運用では、容疑者に持病があ薬が必要な場合、留置担当者は医師の診断を受けさ薬の処方を受ける必要があるが、同署はこれを忘れた疑いがあり、結果とし男性に薬は与えられなかった。

 男性は、留置場で暴れるなどしたため、同月二十八日から保護室に隔離。 ベル手錠や捕縄といった身体を拘束する「戒具」で裸のまま拘束されていた。十二月四日未明に男性が息をしていない状態で見つかるまで、戒具の使用は延べ百四十時間以上に及んだ。

 一部の署員は、県警の調査に「こんなに長く身体拘束して大丈夫かと感じていた」という趣旨の話をしている一方、担当者の中には、監視強化の必要性を認識していない署員もいたという。署幹部から、戒具を外す指示や見回り回数を増やすなど、具体的な指示はなかったとみられる。

 また留置場の監視カメラに、署員が身体拘束中の男性を四度、蹴った上で、ペルト手錠を持ち上げて引きずる様子が写っていたことも分かった。保護室の出入り口付近に横たわっていた男性をどかすように暴行した疑いがある。これ以外にも、カメラには複数の署員が男性を蹴っている様子が複数回、確認された。男性は、十一月二十九日朝を最後に、五日間ほど食事をとることを拒否。署幹部の指示で水分補給させていたが、搬送された病院で男性は脱水症状だった。

 県警は、暴行のほか、長時間の身体拘束や、医師の診断など必要な措置をしなかったことも特別公務員暴行陵虐容疑にあたるとみて、刑事部門を含めた約四十人の体制で調査している。

父「なぜ息子が… 不信感」

 勾留中に死亡した男性の父親(こ)が十四日、本紙の取材に応じ 「息子の身に何が起きたのかを明らかにしてほしい」と真相解明を求めた。

 父親によると、男性は二〇一六年の交通事故をきっかけに統合失調症を発症した。 就労支援施設に通うなどし、最近まで工場で勤務。一人暮らしを始めたばかりだった。先月二十五日、普段から男性と連絡を取り合っていた生活の支援」者が「連絡が取れない」と父親に問い合わせた。警察に行方不明になっていることを届け出て逮捕を知った父親。「車で外出して道に迷い、言動がおかしいとの通報で来た警察官に棒を振り回したようだ」と話す。

 公務執行妨害容疑で逮捕された男性が留置場で暴れ、食事を拒否していると伝えられた父親は、「暴れるのは統合失調症の持病のためで、病院での治療が必要」と訴えた。男性の車のダッシュボードには、保険証や薬、お薬手帳などが入っていたという。

 男性が亡くなったと連絡を受け、「うそだろうと思った。警察にいるのだから、むしろ安心しとった部分もあった」と父親。複数の署員が男性に暴行した疑いもあり、「息子がこんな形で死ぬことになり、不信感しかない」と語った。

 実はこの男性、ただの統合失調症ではなく、6年前の交通事故が原因で、後遺症として統合失調症を発症した人で、就労支援施設に通い、工場勤務を経て、社会復帰して一人暮らしを始めた矢先だったという。

 状況的に見て、岡崎警察側は、男性が統合失調症を発症した経緯を知っていたものと考えられる。

 すると疑問が沸き起こる。

 事故の後遺症で精神障害を発症した人間に、こんな扱いをするものだろうか?

 世の中には精神障害者に対する差別感情を持つ人もいるし、そのような人間は一定数いる。恥ずべき事だがこれが現実だ。しかし、その障害の発症原因が交通事故の後遺症によるもので、本人が非常に苦しんでいる事が容易に想像がつくケースであれば、殆どの人は同情する。

 言い換えれば、そのような人間に対して、差別感情を持ち、虐待を加えるような輩は、最早、人間とは呼べないという事だ。

 ところが岡崎警察署にはそんな人間ではない何かが複数いたという。

 流石にこれはおかしいという話になる。

 そこでピンと来るのが、創価学会だ。
 少し調べたらわかる話だが、創価学会は、障害者差別を助長するような事を言っている。

俗にいう日蓮宗を代々やっていると家族に不具者ができたり、知能の足りない子供が生まれたり、はては発狂する者ができたりして

池田大作監修 創価学会教学部編 「折伏教典」 P321

 この言葉だけだと何の事だかわからないと思うので補足するが、『日蓮宗を代々やっていると』というのは、「日蓮宗は日蓮の教えを謗法する誹りを行っていて、その宗派の信仰を代々やっていると」という意味である。謗法というのは、デジタル大辞泉(小学館)によると『仏法をそしり、真理をないがしろにすること』とある。

 この『折伏教典』が出された頃、創価学会はまだ日蓮正宗の法華講(信徒団体)であった為、この文章は、日蓮正宗の立場から書かれている。

 つまり、こういう事だ。

『日蓮の教えを謗る日蓮宗なる邪教を代々信仰している家系では、その謗法を原因として、身体障害者や知的障害者が生まれ、精神に異常を来す者も出るという』

 何言ってんだこの馬鹿?

 そう思ったあなたは正常です。
 また、多くの方はそう思われるでしょう。

 創価学会は「謗法すると生まれてくる子供が身体障害者や知的障害者になる、本人も精神障害を発症する」等と、とんでもない事を教えているわけです。

 更に呆れた事に、障害を持って生まれる事は、前世の業が原因だの、前世で創価学会を謗ったから障害を持って生まれてきただの、聞くに堪えない馬鹿馬鹿しい妄想、妄言を類を、正気で言い放っているわけです。

 こんな事を教えているわけですから、熱心な学会員は当然、障害者に対して差別感情を持つ人間の割合が非常に高くなります。障害者に対して「前世の業が原因だから向き合わなければならない」等と、侮辱する卑劣な言動を悪びれもせずに言い放つような学会員までいる始末です。

 実際、障害のある子供を持つ親が、学会員から熱心に勧誘されて、いざ入会してみると、学会員達から陰口を叩かれ、白い目で見られたり、嫌がらせをされたり、差別丸出しの言動を取られたりして、挙句の果てには入信勧誘した張本人の学会員からも冷たい態度を取られ、同じく障害を抱える子供を持つ学会員同士で肩を寄せるような状況になり、学会に不信感を募らせて脱会した、といった被害が、後を絶たないと言われています。

 そのような経験をされた方達は、新規入信者が欲しいから手当たり次第に声をかけていただけで、本心では最初っから見下して嘲っていたのだろうと語られています。

 このように信仰上の理由から障害者に差別感情を持つような人間だったら、仮に交通事故が原因の後遺症として精神障害を発症したとしても、全く同情しないばかりか、交通事故や傷害を負った事自体、謗法が原因だの、前世での悪事が原因の因果応報だの、そんな事を言い出して、当然の報いだと考えたり、剥き出しの差別感情で危害を加えてもおかしくないと思いませんか?

 また、学会員警察官の仕業ではないかと疑ったのは、それだけでなく、警察官に占める学会員の割合が、少なく見積もっても全体の1割から2割程度(3割程度という噂まであります)と非常に多い事が知られている為で、障害者に対する差別問題でトラブルの火種になる学会員が、それだけ大勢警察に存在しているのであれば、かようなトラブルを起こしてもおかしくないだろうと考えた為でもあります。

 岡崎署で起きたような虐待事件は、加害警官がサイコパスの類だったか、創価学会の学会員達のように、信仰上の理由から、障害者に対する差別感情を抱いていて、交通事故さえ、謗法が原因だの、前世での悪事を原因とした因果応報だの、宗教上の概念を持ち出して出来事を解釈し、その結果として剥き出しの差別感情で危害を加えたか、このどちらかだと考えると、非常にしっくりと来る説明が可能だという事です。

 ただし、障害者差別をするのは、創価学会だけではありません。

 確か吉川英治の『太閤記』だったと思いましたが、障害者だけを集めた村というものが出てきて、そのような村ができた理由を、障害を持って生まれたのは前世の悪業が原因だとし、そのような思想によって障害者達が差別されており、それでそのような者達が集められて村が作られた、といったような説明があったと思います(※別の作品かも知れません)。

 どうも仏教には障害を持って生まれて来る理由を、前世の業だとか、それ以外の何かを原因だとするような思想が、現代の仏教は別として、昔は本当にあったようです。障害に関する問題とはやや違いますが、以前、仏教における女性差別の問題に取り組んでおられる女性の話を読んだ記憶もあります。教義面に女性差別の部分がある、という話でした。仏教の教義も完全ではなく、やはり、現代の価値観とは相容れない、人権侵害を伴った部分が存在している(た、とした方が正確かも知れませんが)という事なのです。

 そういった関係から、仏教系の新興宗教の中には、古くからの仏教の教義を重視して、障害者差別を信者達に持たせるような教義を持つ団体もあると考えられますので、仮にこの事件が、宗教が障害者差別を植え付けた事で発生した類なのだとしても、創価学会以外の新興宗教である可能性は十分考えられます。

 まだ全容は解明されていない為、本当にそういう事件だったのかはわかりませんが、仮に宗教が絡んで起きた事件であるならば、きちんと全て表に出すべきだと思います。

 統一教会の問題がクローズアップされて以降、丁度、この問題が騒ぎになる以前に、エホバの証人の2世の人が本を出版された事や、集英社で連載されていた宗教二世をテーマとした漫画が幸福の科学からの抗議で打ち切りとなり、ネット上で炎上する事件などがあった為、宗教二世の問題も同時に強く注目を浴びる事となり、カルト(セクト)の問題が、世間からの強い関心を浴びるようになりました。

 ここで触れたような障害者差別と宗教団体との問題(宗教団体というよりも、カルトやセクトと言った方が正確だと思いますが)も、これらの問題とリンクしている問題ですので、このような問題が起きているのだという事も、社会が認識し、社会問題として取り扱っていくべきだと思います。

 そもそも、いい歳をした大人が、障害者差別をして喜ぶなどという事は、余りない事だと思います。集団の中に違う存在がある事を見て、差別して喜ぶのは精神的に幼い子供ならではの現象だからです。

 無論、幼稚なまま大人になったとか、自己と他者との区別をつける事がきちんとできないとか、異なる存在(異物)が同じ集団に属する事が我慢ならないといった性分の持ち主がいないとは言いませんが、今の日本を見る限り、障害者に対する差別意識を持つ人間(大人)が、余りにも多すぎるのではないかと思えるわけです。

 自然な状況で障害者に対する差別感情を持つ人間がこんなに高い割合で存在するものなのか、怪しいのではないかと考えています。

 宗教からそのような価値観を植え付けられ、人為的、かつ、後天的に差別主義者が作り出されて、その結果、障害者差別する人間の割合が、有意に多くなっているといった状況にあるのだとしたら、これは社会問題としてきちんと対処すべき『由々しき事態』です。

 日本は宗教に寛容だという美名の元、宗教二世の問題、宗教団体による障害者差別の問題、創価学会による嫌がらせの問題(ちなみにこの団体は「謗法者は地獄に落ちる」との教えの下、学会批判者に執拗な嫌がらせを行うと同時に、その行為を正当化し、社会秩序や国民の生活の安全を破壊している実態があります)を放置してきたわけですが、これは寛容でなく、ただの無責任です。

 この種の問題に関して、きちんと社会としてコミットしていくべきです。

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