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あの二丁目に行ってきた日記

🕴 ⬇️ [中略] and then, 💬 some 🤬in' 👨‍❤️‍👨 💩

チンクルのコスプレした男

あ~昨日の出来事は一体なんやったんやろか。
明るいシーシャバーでソファーに埋もれながら、文字を打ち込んでいる。チカチカと光を放つのは陽を弾く店内装飾か、濃密過ぎた昨晩の出来事か。

未知の世界と眩しすぎるヒト
アルコールで歪んだ知覚を振りかざして不相応な場所に足を踏み入れた

人生初、新宿の二丁目のそれらしい姿を認識したってだけの日記。

またウソ混じりなので筆者の事を信用していない人にオススメ。

👀

「二丁目連れてってやるよワラ」
フレンドの一言。
いや流石にここまで雑では無いけどなんか連れてってくれるらしいので、
「キャリーよろ」
と一言伝えたのが始まり。

金曜の昼間、社会とかいうウンチに後ろ足で砂をかけ、スーツのままだと苦しそうだから都内→自宅(遠い)→新宿という訳の分からんムーブを敢行。

腹減ったな…

かき小屋

牡蠣焼きメインのところ。

そういや二丁目ではなく三丁目からスタートである。嘘しかつけない筆者でごめんな。

連れ(フレンド)と話をして、夕飯ついでに酒飲んで、そこそこ楽しくなってから次の目的地に行こう、ということになったのだった。

牡蠣を焼く。

超お得

これ見たら10個を頼まざるを得ないでしょう。2回頼んだ。あとはエビ焼いたりエイヒレ焼いたりチョリソーで火傷しながら焼き物楽しんだ。生ガキも念のため注文。みんな違ってみんないい。
それと牡蠣のガーリックなんちゃら、めちゃ良かった。

酒、弱いのに生ビールからのポン酒でしんだ。おちょこでシェアしてたのに。ポン酒2まで来てもっとしんだ。
結構お腹溜まってきたな~と思ったタイミングで揚げ物に手を出した。多分、酔いと満腹感に油物が加わると最悪のコンディションになるらしい。トークの笑いが止まった途端、即眠い。頭が重い。意識が落ちていく。突っ伏したら瞬間的に意識が抜ける、そんな状態。眠気に抗いながらギリギリで店を出る。

二丁目方面

連れにガイドされて向かっていくと、歩いている層が急速に変化していって面白い。当然だけど立ち並ぶ店の雰囲気も一変していた。わあ。

あ~某人外オンリー同人即売会の客層の一部を抽出した感じだなぁと思った。なんというか、私生活で見かける機会の無い”その手の人々”が練り歩いている。沢山。
テリトリーに入ったことを実感した。

eagle tokyo blue

そのまま歩いていき、ゲイバーへ入店。

ゲイバー!?

ドチャクソ清純派イジョドクのこの私が…二丁目で…!?

いや、今更ゲイバーくらいでキャッキャしてるような周回遅れ人生なのを悔やむべきなのかもしれない。

まずは受付で支払いを済ませてドリンクチケットを入手。そのまま地下へ。
既に結構な人が入っていて、驚くほど外国人割合が高かった。すごい。

人だらけの中をすり抜けてカウンターへ。直前の日本酒の後遺症でしんどかったけど、気になったもろごしジンジャーのモスコミュールを受け取った。

連れがここの常連らしいので、スタッフの1人とニコニコ挨拶していた。
k〇nさん。こちらも海外の方。ヒゲで短髪で太めである種のイメージ通りのスタイル。これって世界共通なんだろうか。
連れが普段来ているタイミングで、なんか筆者のことも話に挙げられているらしく、改めて連れに紹介してもらったところで おお みたいな反応だった。恥ずかし過ぎるだろ。

ちなみにめっちゃおもろい人。日本語ペラペラで、何よりもゲイさんそのものなので会話が深い。日常でもその手の人と出会わないし、インターネットのフレンドリストにもこんだけしっかり同性愛者として立ち回ってる人はおらんので、まあ義務教育インマー如きが太刀打ちできるわけもなかった。店内BGMと酒で耳遠くなってて細かいとこ聞き取れなかったけど近場のおすすめホテル情報とかハッテン場情報とかなんか話をしていて、笑い上戸の筆者はニッコニコしながら連れとk〇nさんの会話を聞いていた。インターネットの知識が活きることってあるんだ。
彼氏さんと上手くやってるらしく、実に幸せそうな笑顔が零れていた。いいね。
筆者の体型でベアキャン行けるって言われたけどほんとかな…まだ無理じゃないかな🥺

突如、連れに筆者がケモナーであることを暴露される。
なんでぇ?(ピネガキ)

一瞬驚いたような素振りのk〇nさん、
「ああケモナーね、僕も!絵描いてるんです。」
なんでぇ???

スマホで作品を見せ頂いた。うーわ上手い…ガッチリした♂獣人イラスト、本場のfurryであった。おお~しっかり筋肉!凄いですね!と酒の力を借りてバチクソに当たり障りのないヤケクソなリアクション。あぶねー挙動不審になりそうだった~、などと油断していたところ更にぶっこまれる。
「ちんちん好き?」
はい。
…と発音しながら、この回答は不適切だったのではないかと疑問を抱く。いやでも初対面の相手にこれを質問する方を問題視すべきなのかも?それでもやっぱりケの者である以上は好きなのが大多数であって、世間話でいう所の『ご結婚されてるんですか』に近い便利フレーズなんだろうか?とか思ってわけ分からんくなったから酒で無かったことにした。
そしてk〇nさんがシュッと指をスライドしたところ、さっきのイラストにガッツリ男性器の映った差分が表示された。なんと!続きがFANBOXじゃないなんて!!
とかいう冗談はさておき、いや流石に目の前に叡智イラスト絵師が出現したら衝撃が凄いて。んで上手いて。当然褒めちぎった。うれしそう。
ちなみに新春けもケにも行っていたらしい。激浅な自分より遥かに上の存在で圧倒された。

しばらくするとイベント(?)が始まる。TVなどの画面の中でしか見た事がなかったドラァグクイーンと呼ばれる存在が踊り始める。自分らは遠くから人影に埋もれつつあるその姿を眺めていただけだが、それでも正直カッコよかった。細身で高身長、顔はお化粧されていても分かるほどの美形、そしてキレッキレの動き。
連れに対してこれマジ?ヤバない?カッコよすぎるだろこれどうなってんの?と意味不明な疑問(感想)をぶつけ続けた。
多分一通り終わって、海外の客がフォォォウ!!とかって歓声を上げる。確かに凄いもん。そらそうよ。真似しようかと思ったけど声カッスカスだからやめた。

連れが、
「ああなりたい〜けど無理よな〜」
とボヤく。筆者的には化粧すれば映える、と伝えた。k〇nさんも同感だったらしい。骨格は仕方ないとして。

しばらくまたスタッフと歓談。ウソかもしれないがd〇isukeさんというスタッフはノンケなんだとか。結構その手の界隈に人気出そう(適当)な容姿をされているのでビックリした。というかどうしてこの場所で働くことを決めたんだろう。

連れは字面のインパクトだけでkamikazeを選ぼうとしていた。筆者は美味しいのも知っていたし強いのも知っていた。なので勧めた。一口貰ったけど、ここのはかな〜り強い。当然筆者はこの一口だけで十分しんどくなった。[この辺でイク(雅楽)が流れる]

その後、少しだけ移動すると、カウンターでイラストを書いていらっしゃる方が。男らしい絵柄。まあそういう人もいるよな、と思ってスルーしていたら連れが軽く絡み始めた。同じイラスト好きとして、なんだと思われる。そしたら後ろからk〇nさんがやってきて、
「ちんちんは?ちんちん描いてる???」
とすごいストレートに尋ねている。面白すぎるだろ。ちなみに描いてはいないとのこと。健全絵師ってやつすね。
そもそもこの空間って絵描いたりしていいんだ、と今更驚く。

アルコールのダメージに耐え続けていると、さっきのドラァグクイーンさんが衣装替えて自分らの近くまでやってきた。

はぁ〜綺麗すぎる、まさしく中性的な姿、神々しい。へそ出しホットパンツってやつ?メイクは女の子風だった。筆者の日頃の言動がカス過ぎて嘘ついてるかと思われるかもしれんが、本当に拝みたくなるくらいで眩しかった。連れに目が眩む助けて〜とか言いながらも、筆者ら二人と目があってしまい、こっち来た。そして会話が始まってしまった。
ry〇nさん。どうやら拠点は大阪の方(eagle oosaka)で、看板娘なんだとか。フランス生まれのトリリンガル、しかも話す日本語は関西弁である。あり得んイケメンから発される方言はギャップというかもうなんと言っていいか分からん。なんですかこのキャラクター性の塊は。もうセクシャリティとかどうでもいい、スペックが暴力的。ちなみに客としてeagleに訪れたらスタッフからスカウトされたらしい。凄い。
tokyoの店舗に来たのは今日が初めてらしく、筆者も今日が新宿デビューっす、などと張り合う価値も無い情報を伝えたらなぜかハイタッチが成立。どういう愛嬌やねん。最高か。

わけわからんままお話して、握手したら手の甲に口づけされて去って行った。所作が綺麗すぎる。
「これフランスのマナー」
…ほんとか???

眩し過ぎる嵐が去った。連れと二人してクッタクタに疲弊していて草も絶え絶え。

…しばらくして落ち着きを取り戻しかけていた頃、ry〇nさんがクライナーを抱えて戻って来た。
オウオウ薄暗くても分かるぐらい真っ赤に染まってる酒弱の筆者にそんなもん見せんじゃねえよ、と思いながらもグイグイ来られた結果originalを手に取ってしまい、連れとry〇nさんの分まで奢った。
「えぇ~くれたのtokyoで初めてだ、うれしー!」
うれしい?こっちのセリフなんだよな。筆者の方が奢らせてもろてよっぽど感謝しとるんやぞ。
課金や投げ銭といった感覚ではなく、捧げ物をしたまで。
人生初、命を削る儀式をここに来てやってしまった。ガチなショットよりはマイルドとはいえ、後悔が胃の中で燃えている。楽し過ぎる。

しばらくしたら、彼のフランス人のお友達が来店。遥々日本までやってきたらしい。
もちろん、先ほど同様のミニボトルでお出迎え。感動の再会(?)を祝うのならと、筆者が友達御一行の分を奢ろうとしたけど止められた。
でもその場に居合わせてしまった以上はやるしかない。またしても筆者と連れはクライナーを手に取り、見知らぬ客と乾杯。こんなことが出来るほどに仕上がっていたのだ。
なぜだかマジで分からんけど、ゲラゲラ笑いながら喋っているだけで、アルコール塗れのこの時間をギリギリ耐えられた。魔法にでもかけられたのだろうか。

再び嵐が去って、やっと温度が下がっていく。ボーッとしながら流れる音楽に身を揺らし、本当に異空間にいるんだなあと再認識。

退店する間際、改めてr氏とk氏に挨拶。
k氏から、
「この後エッチするんでしょ?めっちゃ楽しんで!」
と公衆の面前で言い放たれた。そのうえ思いっきりハグされた。近くの外人さんに結構笑われた。筆者サイドがフレンドリーに対応できていたかどうかは分からんが、ヒリヒリと焦ったことは覚えている。今こうして文字を打っていることからなんとか生きながらえたことは間違いない。

お~ん新宿って難易度が高いよ~~~

博多とんこつラーメン

店を出て、死にかけの胃に〆として何か物を入れようとなったので、軽くチェーン系の博多とんこつラーメンを啜る。沁みた。そんで二人してドカドカ水飲んでるせいで、ピッチャーを2回も交換させてしまった。店員さんすみませんした。ちなみに最後の方やっぱり油でコンディション終わりかけた。味は美味しいのに胃が受け付けない。ゲラゲラ笑っていた先ほどと違ってテンションも元通りになっている。冷静になりつつあるので、またあの眠気というか意識の低下がやってきた。落ちる、危ない。
撃沈する前に店を出た。

「じゃあ」
ってことで、連れにつれられて、さっきk〇nくんにオススメというか猛烈にプッシュされた、ある施設に向かうことになった。

なんでえ?????

なんの施設か分からんけど

あ~有名なとこだ。いや有名ではない?

有名なとこだ。

どういう気持ちだったかのかはあんまり覚えていないので推測だが、アルコールの力、怖いもの見たさ、プライバシー確保が可能らしいんでまあセーフ、などがあったはず。

受付に行列ができていて、ここも外国人に人気のスポットであることが窺えた。年齢層も幅広。バリエーション豊かではあるが、筆者のような人種が浮いていたことは言うまでもない。門前払いされず助かった。

酒が全く抜けておらずコンディションがとてもヤバだったことだけは覚えている。アルコールの反動の眠気ではなく、素の眠気が襲ってきていたのだ。眠すぎて全ての行動がノロい。アカン。施設内に凄い空間があるけど見学はせず、大浴場を利用するだけ。視線は感じつつもduoPTだから無事に行動できる。はず。ちゃっちゃと体キレイにしてもう寝るぞ。

二日酔い対策で更にお茶を追い込んで、おねしょしたくないからトイレには行って、ポケスリのレスポンスの悪さにキレ散らかしながら入眠。

一晩凌ぐだけの一般的な一般人の利用方法、これが生還の秘訣やね。

翌日

※行動範囲が三丁目とかになるし個別に見出し付けないです

朝のコンディション、多少の寝不足感を除いて、奇跡的に何もなく助かった。なんだかんだ疲れは溜まっていたので事前に案が出ていたあれやこれやは移動がダル過ぎるのでやめて、適当に飯食いつつどこいくか決めようとなった。
昨日が焼き魚介、じゃ今日は生魚介にするか、ということで人生初のすしざんまいに設定。腹減ってきたけど昼前開店だったので泣いた。しばらく時間潰してチェーン店開店凸。
まあ普通に寿司。昨日牡蠣焼いたばっかりなのに牡蠣の茶碗蒸しと牡蠣の味噌汁を啜った。死にかけの内蔵が回復し始めた。

まあまあ食って、時間は昼過ぎ。
外に出たら暑すぎるので、最早近辺を練り歩くことすら出来ないと悟った。動かずじっくり、快適な環境に身を置きたい。

…ソファー。シーシャ付きソファー屋さんに行くぞ。

今日は思い付きでヨーグルトとライチのミックス。連れはグリーンアップルとパイン。ヨーグルトが思ったよりヨーグルト感のあるまったりした味がして凄い。割合変えてライチ多めにすればよかったかもしれない。吸い続けてるともたついた感覚があるが、ジンジャーのブースターを活用してスッキリできた。ブースター素晴らしい。課金の価値有りやと思う。

連れがイラスト描いていて、筆者は思い出せない昨日のことを補完しながら文字列を入力し続けている。

さて、そろそろソファー屋さんも退店の時間だ。続きは家で書こう。

以 上


いつでもお待ちしております