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#278 筋トレとランニング、どっちが先?

一度は迷ったことあるんじゃないですか?筋トレとランニング、どっちを先にするか。結論は「筋トレが先」です。

私はランナーだから筋トレよりランニングを優先したい。ぼくはランニングだけで効率よく速くなりたい。

こんな意見も聞こえてきそうですが、筋トレを先にやってください。その理由を説明しますね。

ちなみにぼくも筋トレを先にやっています。ランニングの前に軽く体感トレーニングと腹筋を。その結果、丸亀ハーフでは自己ベストを更新することができました。

この記事でわかること
・筋トレを先にした方がいい理由

この記事は陸上未経験サブ3ランナーの「山猿」が書きました。

成長ホルモンと筋肥大

まずはじめに、「成長ホルモン」というキーワードを覚えていてください。トレーニングする上で重要になりますから。

ランニングには2つの目的があります。1つはスピードアップを目的とした筋肉強化。もう1つは、持久力をつけたい、脂肪を落として楽に走れる身体を手に入れたい、というもの。

まず、筋トレによるスピードアップを目指す場合は筋肉を肥大させる必要があるんです。筋肥大には「成長ホルモン」の機能が欠かせません。そして、この成長ホルモンの分泌に大切なのが筋肉への刺激です。

この刺激を得るにはランニングより筋トレのほうが効果的。ちょっとしたランニングでは、成長ホルモンの分泌を増加させることはあまり期待できません。

つまり、スピードアップやパワーアップが目的なら、重量物を持ち上げるという筋トレが必要。成長ホルモン分泌のため、筋肉に刺激を真っ先にあたえなければなりません。

持久力アップやシェイプアップ

持久力の向上には脂肪のエネルギーを効率よく使うことが重要。脂肪は筋肉でエネルギーとして使われます。

ここで問題が1つ。脂肪はすぐにエネルギーとしては使えないんです。簡単に言えば、脂肪はエネルギーを貯めるための「カプセル」。

筋肉はこのカプセルを開けないと、その中に貯められた「脂肪酸」というエネルギーを使えません。そしてこのカプセルを開ける「鍵」(アドレナリンという物質)をもっているのは脳、その鍵を使う命令を出せるのは筋肉です。

しかし、運動強度が弱くて運動する時間も短いと、筋肉が命令を出さないので脳からアドレナリンがあまり分泌されません。

要するに、脂肪を効率よく使って持久力を向上させるためには、筋肉に刺激を与える筋トレを最初に行うことが必要ということです。

走り始めてすぐに脂肪をエネルギーとして使うことはありません。筋肉の活動があってはじめて脂肪は使われやすくなります。

まとめ

いかがでしたか。問答無用で筋トレが先なんです。理由は成長ホルモンにあり。

筋肉を成長させるには成長ホルモンが必須。
↓↓↓
成長ホルモンを分泌させるには筋肉への刺激が必要。
↓↓↓
筋トレして筋肉に刺激を入れる必要あり。

ということになります。脂肪を燃やすのも同様。筋トレをして筋肉に刺激を入れてやることで、脂肪酸を使うことができます。結果、痩せることができる。

筋トレする目的、ランニングする目的がはっきりすれば内容の濃い練習ができますね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

参考文献はこちら↓↓↓
桜井智野風(2016)『身体のしくみを知ればもっとラクに走れる!走りのサイエンス』株式会社枻(えい)出版社

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