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「指示なし」「出世なし」ですけど、なにか?ホラクラシー組織に入って感じたこと

こんにちは!株式会社アトラエでWevoxのカスタマーサクセスを担当している山崎 俊紀です。

今回のテーマは...
「指示なし」「出世なし」ですけど、なにか?ホラクラシー組織に入って感じたこと。

アトラエの組織としての特徴を、中途入社者の視点からレポートしていきたいと思います!

※ちなみに、山崎がアトラエに入社した理由については下記よりご覧ください。

アトラエってどんな会社?

アトラエの組織としての特徴をレポートする前に、まずはアトラエがどんな会社なのかを改めてご紹介します。

▼株式会社アトラエのホームページ

2021年9月期 決算説明資料 から、いくつか抜粋します!

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売上高の中心である「Green」においては、セールスサイドのメンバーが10名以下、売上高が約35億円!Greenのセールスサイドだけを切り取ると、一人当たり約3.5億円の売上高を創出しています。生産性やばい。

ホラクラシー組織って何?

先に「ホラクラシー組織って何?」というところから説明しておきます。

「Holacracy」という言葉は、アメリカのホラクラシー・ワンという会社が生み出した新しい言葉であり、「分散型マネジメントの組織統治方法」を意味します。

ホラクラシー組織においては、権限を経営層や管理職に集中させるのではなく、広く組織全体に分配します。組織のパーパスと全ての業務が繋がった状態のまま、メンバーに主体的に行動させるという特徴があります。

つまり、アトラエの組織としての特徴は下記のようなものになります。

・役職がありません。上司がいません。
・主体性を阻むものはありません。
・ビジョン(パーパス)への共感には、圧倒的にこだわります。
・自由の先に、相乗効果を生み出します。

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ホラクラシー組織とティール組織の違いは?

「ホラクラシー」と非常に近い言葉に、「ティール」という言葉があります。「HRアワード 2018」優秀賞を受賞した本で、一躍有名になりましたね。

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※『ティール組織』英治出版
 http://www.eijipress.co.jp/book/book.php?epcode=2226

ティール組織は、「階層構造や管理マネジメントの仕組みが存在しない、社員一人ひとりが裁量権を持って行動する組織形態」を意味する言葉です。

「ティール」は「ホラクラシー」よりも抽象度が高い概念であるため、ホラクラシー組織はティール組織の一形態とされています。

ホラクラシーとは「ヒエラルキー」の対極に位置する、組織構造やマネジメントに関係する概念です。ティール組織も同様に組織構造に関する概念ですが、ティール組織の対極にあるのは「達成型組織」と言われています。

つまり、「ホラクラシー組織」が “組織構造・組織体制” に焦点を当てている一方、「ティール組織」は “KGI・KPIの達成に囚われない自由度” に焦点を当てているのだと、個人的には解釈しています。

「ティール組織」で有名なのは、「Zappos(ザッポス)」ですね。

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ホラクラシー組織に入って感じたこと

お待たせいたしました。笑 ここからが本題です!

アトラエの組織としての特徴を、中途入社者の視点からレポートしていきます!再掲ですが、下記がホラクラシー組織の特徴です。

・主体性を阻むものはありません。
・役職がありません。上司がいません。

入社して最初に驚いたのは、下記2点です。

(1) 個人個人の役割の範疇が広い。分業しすぎないからこその圧倒的裁量。
「どうやってアトラエに貢献したい?どうやればアトラエに貢献できると思う?じゃ、それやればいいじゃん。」

アトラエのコミュニケーションはこんな感じです。笑 分業しすぎていないので、関われる範囲が広いんですよねー。気軽にチャレンジできます!

例えば...
・「顧客理解を深める為に、少し顧客の担当ついてみれば?」(To:デザイナー)
・「SQLとか勉強してみれば?」(To:カスタマーサポート)
・「リード獲得の為のセミナー企画して!KPI設計と当日の登壇も任せた!」(To:セールス)

これが日常の光景です。

かく言う私も、採用業務、Wevoxのオンボーディングの企画、エクスパンションの企画、カスタマージャーニーの設計、顧客体験・導線の改善 等々...
カスタマーサクセス(顧客折衝)以外の業務にも色々と携わっていたりします!

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(2) 評価制度がめちゃくちゃ特徴的。
上司がいない組織において、どう評価すると思います?

答えはシンプル。基本的には「360度評価」です!
※ こちら の記事で、アトラエの評価制度について詳しく説明しています。

一般的には、評価する権利を持っているのは管理職です。一般的な企業の場合、どうしても上司の評価基準に合わせること(上司の“こういう部下であって欲しい”という像に寄せること)が、出世・昇進の近道になってしまうと思います。そうなると、自分自身のやりたいことをする為に出世・昇進が必要で、出世・昇進の為には上司に合わせることが必要、となってしまいがちなんですよねー。

ちなみに、上記が良い・悪いといった話ではないです!

アトラエの場合は「ビジョンを実現する為に、個人個人が持っている意志・想い・可能性を最大限引き出していく」ということを重視しているので、このような評価制度をとっているだけだと思います。MBO(目標管理制度)ではないので定性的な評価も入ってきますが、評価が個人(管理職)に集中しすぎることはありません。

皆で頑張って、皆で評価しよう!のスタンスです。

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ちなみに、ここまでホラクラシー組織を軸にお伝えしましたが、ホラクラシー組織そのものがアトラエの中心にある“組織の特徴”だとは思っていません!

「ビジョンを実現する為に、意欲ある社員が無駄なストレスなく活き活きと働くことができる」というのが、アトラエの“組織の特徴”の中心。ホラクラシー組織は、それを実現する為の手段って位置付けになりますね。

まとめ

ここまでの話をまとめると...
アトラエは、“圧倒的実力主義”だと思います!気を抜くと置いていかれます。

役職がないので、全員がフラットな立場です。自分より歳下が、自分より高い年収をもらっていることも普通にあります。アトラエに貢献していさえすれば、評価される。ただ、「何が貢献か?」の解釈、「どう貢献するか?」の判断については、完全に個人に委ねられます。

自分の感覚からすると、「アトラエ=実力主義」「外資系企業=成果主義」って感じです。外資系企業は、個人個人に明確なミッションを与えるからこそ、基本的には成果(定量目標)を定義します。一方アトラエは、「組織貢献」していさえいれば、評価されますし、称賛されます。

「自分次第で何でもできる」ということが、アトラエの魅力だと思います。

最後に

アトラエを一言で言うと、どんな組織か?

自分にとってアトラエは、2017-2018の「マンチェスターシティ」みたいな組織だと思ってます!(ALL OR NOTHING好きだなぁ...笑)

ベテランと若手の融合ができている。全ポジションにキーマンがいる。誰かが抜けても誰かがカバーできる。監督に頼らずとも、チーム内で軌道修正ができる。そして、どこからでもゴールを決められる。

※ちなみにリーグ戦のゴールは、アグエロ21点、スターリング18点、ジェズス13点、リロイ・ザネ10点、ダビド・シルバ9点、デブルイネ8点。すごい。

背中を預けあえる仲間と、高い目標に向けてチャレンジし続けることができる。それぞれの主体性をぶつけ合うことによって、足し算ではなく掛け算を生み出すことができる。

高いレベルで一致団結・切磋琢磨できているということが、アトラエの組織としての特徴なんじゃないかなと思います!

※その他のアトラエの特徴に関しては、下記の記事もぜひご覧ください。

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本日は以上です!

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