ミステリーか共通テストの国語が得意なきらら読者の皆さん、助けてください!!

皆さん、読んでますか?まんがタイムきららに投げ込まれたド級のミステリー。そうです。かみねぐしまいを。

かみねぐしまい。アレですよね。かわいい神様(の娘)に、なかよし&あし姉妹がリンクしているという。仲が悪そうに接してるけど悪口の中にお互いの長所をきっちり認めているところが見え隠れする女✕女のバトルは、本当に尊いです。そして、神様がトニカクかわいい!!ほほえま~。

物語が描写もとても繊細でステキです。たとえば第2話でそっと仏壇を出し誰かの不在を感じさせておきながら、第6話ではじめて直接的な会話が出てくる。この奥深さ、奥ゆかしさ。意図的に説明がない描写が散りばめられており、読者に物語を想像させる余地がしばらく残されている。まるで茶室のような美意識を感じる作品です。

そんなザ・きららな作品(「ザ・きらら」ってなんだ?)のどこにミステリー要素が?と思うかもしれません。私も「細かく描き込まれててすごいな」ぐらいにしか思ってませんでした。前半戦の第6話くらいまでは(12~13話でコミック1冊なので)。

後半戦から若鶏にこみ先生の猛攻が始まるんですよ……。
一つエピソードが出てくる度に、これまでに散りばめられていたパズルが組み上がって、今まで説明がなかった描写が意味を持ったり、意味が変わったりするんですよね。それが一度や二度ではないという……。アレ……?今までほのぼのと読んでいた「ザ・きらら」は?

最初は「ほほえま~」ぐらいで気軽に読んでいたのに、結局、何度も何度も読み返すことになるという。まるでミステリー……、いや小麦粉か何かなのかな?

ええ、わかってはいたんです。あの若鶏にこみ先生が一度で読み終わる作品をつくるわけないって……。カルト的な人気を生み出すことに定評のある若鶏にこみ先生が……。

現在8話です。この勢いだとあと4話くらいでイッキに畳みに来るはずです(1巻に収まるのがおそらくそのくらいなので)。

残された時間はあと僅か……。
たぶん、今が最高に盛り上がれるときのはずなんです。

誰か…… 助けて!!
結末が明かされる前に、若鶏にこみミステリーをいっしょに解き明かしてくれ……。

おまけ

若鶏にこみ先生の描写のギミックがどれくらい繊細かはこちらに。
このクッキーの件、正解はおそらく一生明かされないと思うんですよ。そんなの模範解答なしで共通テストの国語を延々と解き続けるようなものじゃないですか。誰か……。いっしょに解いて答え合わせしてくれ……。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?