ゆか

トラベルクレイジー。日本全国を車1台で旅したり、世界60ヶ国以上に足を運んだり。会社員…

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トラベルクレイジー。日本全国を車1台で旅したり、世界60ヶ国以上に足を運んだり。会社員夫婦が新婚旅行で南極に行ったら、全国紙の新聞記事に載りました。 人生の寄り道に大切なものが落ちてると思う。

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  • 南極新婚旅行日記

最近の記事

10日後に南極にたどり着く新婚夫婦の日記(イグアス編)

新婚旅行で南極に行った記録です。 南極ツアーが始まる数日のあいだのアルゼンチンとウルグアイ観光を観光。南極がメインディッシュの旅行ですが、それに負けないくらいアルゼンチンとウルグアイ観光も、一生に一度の思い出にのこる経験になりました。 前回の記事はこちら。 今回はイグアスの滝を観光です! 〜〜〜〜〜 ホステルの朝ごはんはシリアルにパン、ラスクと、デザートのパンケーキとコーヒーオレンジジュース。ゲストハウスであっても、ここらへんの宿はだいたい朝食がついてくる。朝食の内

    • 家をなくしたら得られたもの

      2022年冬、家を捨てた。究極の断捨離。 私は買い物も好きじゃないしモノをそんなに持ってないと思っていた。 それでも家を捨てるときの断捨離で山のように出てきた処分品をみて、私はこんなに不要なものに囲まれて生きてきたのかと驚いた。 仕事でもプライベートでも使えるワンピースを3着、ジャケットにパーカー、厳選を重ねたお気に入りコスメをポーチに詰め込む。仕事環境は大切だから、持ち運びのできる机と椅子と大きなモニターは欠かせない。 不要なものを全部売った。いつかは売れるかもしれな

      • 11日後に南極にたどり着く新婚夫婦の日記(イグアス編)

        新婚旅行で南極に行った記録です。 前回は、日本を出発して36時間かけてアルゼンチンに到着。ここから南極ツアーが始まる数日のあいだ、アルゼンチンとウルグアイを観光します。 前回の記事はこちら↓ それでは本編です! ~~~~ えっ、物価が半分になった?! 公定レートだと20ドル→3300ペソくらいなのに、ホテルで両替したら5600ペソになった。ホテルでこのレートだからもっと良い両替所ありそうだし、おかげで想定してた物価の半分くらいで生活ができそう。アルゼンチンの両替がヤバ

        • 12日後に南極にたどり着く新婚夫婦の日記

          新婚旅行で南極に行った記録です。 南極に行くには、まず地球の裏側のアルゼンチンまで飛行機で飛び、さらに国内線で南端のウシュアイアに飛び、そこからクルーズ船で2日間かけて海峡を渡ります。 わたしたちは、せっかく地球の裏側まで行くのだからということで、アルゼンチンのさまざまな町、ウルグアイ、チリも一緒に行ってきました。 どちらもフルタイムの会社員夫婦が、ありとあらゆる休みを動員して40日の休暇を取得し(上司と同僚に超感謝)、いままでの貯金を叩いて、バックパッカースタイルで臨

        10日後に南極にたどり着く新婚夫婦の日記(イグアス編)

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        • 南極新婚旅行日記
          3本

        記事

          20年の時を経て、届いたもの(おじいちゃんからの贈り物)

          飛行機の窓の外には、空と海の境界が溶け合って見えない水平線が広がっていた。私は読み終えた本を膝に抱え、その景色を眺めながら、ぼんやりと感慨に耽っていた。 この本をやっと読めた喜びと同時に、もうおじいちゃんと話せない寂しさが心をよぎった。彼は私が大学院を卒業するより少し前に亡くなってしまった。 小学校5年生の頃、おじいちゃんが、私が本好きだと聞いて、喜んでプレゼントしてくれたその本は、ヘルマン・ヘッセの「車輪の下」。昔は高校で英語の先生をしていたおじいちゃん。私にとっての彼は

          20年の時を経て、届いたもの(おじいちゃんからの贈り物)

          言葉は曖昧で、だから美しい。

          はじめて来日したカナダ人の友達と、夜の首都高をドライブした。彼女はスカイツリーをみて「クリスタルみたいだね」と言った。彼女はアーティストで、私は彼女の言葉の選びがとても好き。彼女の言葉えらびには、いつもはっとさせられる。 過去に苦い思い出があり、私はスカイツリーをあまり好きになれずにいた。でも彼女のひとことで、私はすこしスカイツリーを好きになれた。 ある友達は私のことを「言葉に重き置くひと」と言った。私が思っているよりはるかに、言葉は曖昧なものらしい。だから私は些細な言葉

          言葉は曖昧で、だから美しい。

          無拠点・家無OLになって早1年が経った

          家をなくすつもりじゃなかった。気がついたら家がなくなっていた。 家がなくなった経緯 都内の狭い家に住んで、街中を庭にして走り回っていた自分。コロナで外出がしづらくなったとき、孤独でつらくなった。東京に家があるのに、都内の宿泊施設を転々とするようになった。 わたしが求めたのは「ただいま」「おかえり」が言い合えるひとがいる場所。それを叶えてくれるのは、人と人との距離が近い、ドミトリーのある小規模なホステルだった。あるときは6人部屋に宿泊しながら、都内のオフィスに毎日通ってい

          無拠点・家無OLになって早1年が経った

          100日後に結婚するノマド

          突然ですがわたし、結婚します。 家はないけれど夫ができます。 夫も家がないので、家なし夫婦になります。 結婚式を挙げないので、とくにこれといった節目がない。 2人でいろんなところでウエディングフォトを撮ったりしてて、 ウェディング報告のwebサイトを作りたいねなんて言っている。 けれど2人とも思いつきでアイデアを膨らませるのは得意だけれど 着実に計画して進めるのが苦手なので、具体的にローンチされるかは不明。 せっかくだから人生の節目のイベントとして祝いたいから、 何かを企

          100日後に結婚するノマド

          心配されない人:誰も助けてくれないから、自分でどうにかするしかない、のか。

           きっかけは、ほんとうに些細なことだった。たいしたことのない、業務上でうまく進まない事務処理の連絡。そのメールを受け取った瞬間から、ざわざわ、くらくら、立ち眩み。やばい、オフィスで倒れた。立とうと思ったら身体に力が入らなくなって、デスクの横でぺたりと座り込んでしまった。  引き金となったメールは、本当に大したことのない内容だった。でも仕事もプライベートも、ストレスとプレッシャーが押し寄せていたのか。なみなみに注がれたコップに、最後の一滴が落ちた瞬間、水が溢れてしまったような

          心配されない人:誰も助けてくれないから、自分でどうにかするしかない、のか。

          大きな物語と、小さな物語。人間の心を知るために。

          いままで人の心を理解したくて、勉強してきた。 本もたくさん読んだ。 どうやったら「人のこころ」「人のしあわせ」を理解できるだろうかと考えた。 ひとつの方向からでは見えなさそうだったから、 いろんな角度から眺めてみた。 もちろん、そんなものは未だに見つからない。 簡単に見つかる訳がない。 とはいえ、考えたくなるのが私の性でもある。 いうちゃなんだが、私はそこそこ利口だと思う。 どちらかというと、論理的と言われるタイプの人間だと思う。 そこそこ名の通った大学で、理系として大学

          大きな物語と、小さな物語。人間の心を知るために。

          わたしのトリセツ① オンラインのコミュニケーション

          1. 生活と仕事の余裕がなくなると、メッセージの返事が滞ります。 あなたの優先順位が低いわけではなく、逆に、優先順位が高いから返せなくなる。 でもシュッと返事が返ってきたら、喜びます。 連絡を返すタイミングは、自分を他者に開く余裕がある時で、つまりはあなたからの返事を受け止められる余裕のあるとき。 イメージでいうと、余裕がないときは、小人さんが小屋の中にこもっていて、扉が閉じている。扉にある小さな穴から外をチラ見して、玄関前にそっと置かれる小さな封筒の存在をみつける。うれし

          わたしのトリセツ① オンラインのコミュニケーション

          偶然の出会いが恋しい(旅と仕事と)

          在宅勤務になって早くも10ヶ月が過ぎようとしている。 仕事はもともとテレワークの制度があり、 前から週に1回は家から仕事をしていた。 なので思ったよりすんなりと在宅体制に移行したように思う。 「在宅勤務になってコミュニケーションが取りづらくなった」 「オンラインにはオンラインのコミュニケーションがある」 などいろんな意見があるけれども、 個人的な感想としては、 ・移動や身支度の負担が減って楽になった ・要件は過不足なく伝えれるので業務遂行はオンラインで問題なし ・打ち合わ

          偶然の出会いが恋しい(旅と仕事と)

          「とりあえず書く」のハードルについて(考察)

          私のはじめてのnoteに、とりあえず書いてみる!と宣言したものの、 やっぱりどこかに心理的ハードルを抱えているように思ったので、 改めて考察してみた。 私がnoteを書きたいと思った理由私はADHDの傾向も手伝って、日々ものすごい数の思考が頭に溢れており、 その中であれとこれが似てる!みたいな、 類似性を発見するワクワクを繰り返している。 この留まることなく溢れ出てくる思考を形にしてみたいと思った。 それをアウトプットしたら何かの価値になるかもしれないと思った。 私がハー

          「とりあえず書く」のハードルについて(考察)

          音声入力を試してみたのだけれど、予想以上に良かった。

          私にはADHDの傾向がある。 表現したいことはいっぱいあるのに、 タイピングのスピードが間に合わない。 頭の中で駆け巡る言葉が早すぎて、 アウトプットが間に合わない。 しかも思考がいろんなところに飛び火していくもんだから、 Aを考えよう!としていたら気がついたらBの話になり、 さらにCの話になって、で、本題は…と。 表現したい考えや気持ちばかりが、どんどん積もっていく。 うまく整理ができない。もどかしい。 (一般の人にも、こういうときあるんじゃないかな?) そこで、音

          音声入力を試してみたのだけれど、予想以上に良かった。

          雪降る貴船神社訪問が素敵すぎたので、いま一度振り返りたい。

          2020年2月13日訪問。 HOSTEL NINIROOM に宿泊。 朝起きたら小雪舞う。 美味しい朝ごはんを食べながら、 さぁどこに行こうか?と考える。 金閣寺? 伏見稲荷? でも着くときには溶けてそうだなぁ。 よし、じゃあ北のほうへ行こう。 ということで急遽、叡山電車で貴船方面へ向かうことを決める。 (この気ままさが一人旅の醍醐味。やめられない。) 神宮丸太町から出町柳へ鴨川を上がる。 咲き始めた梅の花に、うっすらと雪。 盆地は小雪舞う程度の軽い雪だったのに、

          雪降る貴船神社訪問が素敵すぎたので、いま一度振り返りたい。

          京都はなぜ人を惹きつけるのか(私の京都論)

          私は大学4年間を京都で過ごし、今は東京に暮らしている。 先日いろんなタイミングが重なって1週間京都に滞在した。 京都にしばらく住んでいて、一度京都を離れて、また戻った今このタイミングで思ったことがある。 " It's such a magical place. " 昔から京都は不思議な街であるなぁと思っていた。 言うなれば、森見登美彦「夜は短し歩けよ乙女」(※注1)が現実の世界にあってもおかしくないような、そんな魔法を持っているように思う。 そして雪降る貴船神社に

          京都はなぜ人を惹きつけるのか(私の京都論)