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【家業のスーパーが潰れた5つの理由 ④】

105年も続いた店が急に潰れるなんて、そんなことあるはずねえだろ‼️言い訳がましいヤツだ💢

それはごもっともである🙇🏻‍♂️
だからそのことを本に書いたら思いの外売れちゃった訳で、これまで訴訟や差し止めで訴えられたことはない。まあ訴えても破産者から金は取れないし、大会社がそれをやったら、私にとっては願ったり叶ったり!また本が出せる (笑)


さて、店が潰れた理由
① なんでもかんでも社長が一人でやってしまい

② 売上げに結びつかない体力以上の地域貢献を続けて

③ 日銭商売に甘えて小手先の資金繰りで凌いでいたこと


に続く4つ目の理由は、

④ 昔の輝かしい成功体験がまた蘇ると勘違いしたこと

✅先代の大赤字から若干39才の若さで(銀行の融資条件で)代替わりした私。当時の倒産の恐怖を跳ね除けるために、聖域も例外もなく経営の見直しを推し進めた。

・メインバンクやメインの取引先を替え

・役に立たない親戚縁者は全て解雇(クビ)

・自ら取引先に乗り込んで大幅な原価交渉と経費削減

・買物難民や弱者向けに各種貢献策の断行

・全国に先駆けてのレジ袋有料化やフードロス施策

・社長が商品となり前面に出てイメージアップ

・企業規模を超える「社債」発行(8本)による資金調達

・TKCの会報で特集記事、他にもメディア露出多数

・最年少で山梨県教育委員長に就任…

👤これだけやって1.5億の大赤字を2年で黒字化!そりゃ中小企業診断士の事例問題にもなる訳だ(^^; まさに私は天狗状態「俺って意外にスゴいかも?」とドヤ顔だった(に違いない)。

✅きっと今回の赤字も代替わりの時みたいに、経費を削減したり、赤字の店を閉めていけば、必ず持ち直すはずだと信じて止まなかった。なぜなら俺は『デキる男』なのだから。

しかし時代は平成から令和になろうとしていた頃…。昔の成功体験などまったく通用しない。取引業者との繋がりも義理人情では通らないし、当時の数倍にもなった売上げと店舗数では、いくら私が飛び回ってもその効果は知れている。

手を打っても効果が出るまでに時間がかかってしまうのだ。そうしている間にまた運転資金が枯渇して、私や家族の蓄えを投入しても焼け石に水…。


ビジネス書にも書いてある『成功体験は捨てろ!』
自己啓発本には『己を信じろ!自分を励ませ!』と書いてある。
両方とも読んでいた自分は、ここで袋小路に迷い込む。
出口もないのに…_| ̄|○

⚠️なんで人に相談しないんだ👉👤💢

恥ずかしくてとても人になんか相談できない。話せばすぐに噂が広がって、またあの当時の苦しみが襲ってくる。怖くて動けない、作り笑いをするのも辛い。なぜなら社長とはそういうものだから💧すべては『自業自得』

あなたの周りにいるいつも元気な社長さんも、同じことを考えて悩んでいるかも知れない。私にはとても責めることはできない。

次回最終 「⑤信用不安の怖さ」に続く


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