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【日本女性の「やり甲斐」のある働き方】

今年のノーベル経済学賞は、「ビジネスにおける男女格差がなぜ起きるのか?」を分析した米大学教授の女性。

☝️日本女性の労働時間は増えていても、非正規雇用などキャリア形成に繋がらない働き方ばかり!この課題の解消にはとりわけ男たちの認識を変えなくちゃダ〜メ‼️

そして「短時間労働や育児休暇が取りづらい現状では、真の意味での女性の社会参画なんか進まないっ!」とズケズケと分析してくれた。

👤私はノーベル賞に興味はないが、過去全従業員のうち

①女性比率が80%
②パート社員の割合が70%
③育児休暇を取る社員もいない
④いつの時代も時給は最低賃金

という、よそ様から見れば「ブラック企業」とお叱りを受けるスーパーの社長を長年務めてきた。教授の指摘する問題の根深さには心当たりもある(^^;

多くの女性たちに支えられながら、因果応報で「倒産」という憂き目に遭った身ではあるが、女性たちへの感謝を込め、女性の未来をどうしたらより良いものにできるのか?世界と日本、都市(街)と地方(田舎)という視点から自分なりに考えてみる。


👤「お父さんの給料が下がっちゃったから、お母さんスーパーでパート勤めするわ!」

地方のスーパーで採用面接をすると、パート社員の応募動機というのはほとんどがこれ。専門性の高いスキルも要らず、何年も専業主婦をしていた女性が社会復帰するにはちょうどよい「敷居の低さ」がある。あなただって今日から働ける!

都会にいると忘れがちだが、女性が大学を出て自律したキャリアを形成しながら、育児も出世も諦めないというのは、ここ数年で都市部を中心に定着してきたあるべき姿である。

しかし地方ではそんな訳にもいかない。未だに結婚と子育てを中心した人生設計がどっこい根付いている。私はそうした生き方を否定できない。

「お金は欲しいけど、夫の扶養の縛りもあるし。子供も小さいけどお婆ちゃんに任せてるから何とかなる。時給も安いけど、田舎ならどこの会社でも変わらない」というのが、多くの女性たちの考え方だ。

所得も社会的地位も常に上を目指すことが「ハーバード流」なら、日本の地方には「満足はしないけど不満もない。家族で居ることが幸せ」という価値観が昔からあった。

☝️地方の「幸せモデル」のあり方を変えるために必要なのは、田舎では誰も憧れない「都会のキャリア像」の導入ではなく、地方の人間も納得し、共感し、尊重されていると感じられるキャリア像の実現ではないだろうか?


しかし地方からでも女性がキャリアの階段を駆け上がり、世界に羽ばたいていくことは実現可能である。そのために、まずはその土壌から変える必要がある。

教授が指摘する『古い習慣や価値観、システムを押し付ける「老害」の皆さま」、加えて地方社会の古びた習慣をなぞるだけのタチの悪い中堅の政治家や、旧態依然とした地域の面々にご退場願うことだ。それを妨げているのがこれまでの男主体の村社会なのだから。

ノーベル賞受賞者に「日本社会が女性の働き方の変化に追いついていない!」なんて言われるのもシャクだが、それは裏を返せば、一番痛いところを指摘されている証でもある。

アメリカと日本は違うって?
スーパーのパートの女性と、キャリアを持った能力のある女性は違うって?

みんな一緒!
まずは働く女性に対してリスペクトを。


※最後までお読み頂きありがとうございます!

あなたが失敗した時、迷った時、逆境の時、倒産地獄から生還した私だからこそできる励ましを届けたい。皆さんの力となり、笑顔になれる記事を投稿していきます。私もまだ発展途上です、一緒に成長していきましょう!

【小林 久ホームページ】

https://www.kobayashihisashi.com


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