見出し画像

【連休中の支払いにご用心!】

GW始めの3連休が終わり、世の中は後半の4連休に向けて「お休みモード」が続いている。工場や民間会社は取引先が連休を取るため、それに合わせて連休を取る所が多い。「日銭商売」で休みが取れないサービス業や飲食店、観光関連企業から見れば羨ましくもある。

☝️さて明日をも知れぬ会社の経営者の立場で、GW中の資金繰りを考えてみよう!

4/30は月末の決済日である。相手先はGWだからと言って、売掛金の支払いを連休明けにジャンプされても困る。この平日の3日間も、当然の様に自社の支払いは待った無し!である。

払う方も、払ってもらう方も、月末とはそんな緊張感が高まるものである。

GWと言えども、当然暦(こよみ)通りに営業する会社も多い。金融機関を始め、役所関係、学校も平日として「営業」する。

🎤空港で「ハワイに行くけど、円安だからカップ麺を持っていく〜」などとインタビューに答えている親子に用はない!(失礼🙏🏻)


『時すでに遅し』かも知れないが、資金繰りがひっ迫して毎月末の支払いを繰り延べているそこの社長さん👤

滞っている3月末時点の未払金、相手方の決算が(よくある)3月末の場合、あなたからの未収金は『決算書』にバッチリ記録されてしまいます。

貸し倒れを防ぐのは当然のリスクヘッジゆえ、新年度以降の取引に大きな影響が出ることが懸念される。4月末(3月分)の支払いは、最大限の努力をもって金をかき集め、相手先に送金することをお勧めする。

・社会保険料の未払いは、担当官の評価が4月末まで(3月分)の回収実績で行われる

・電気代・固定資産税・その他税金の分割や延納も、(届を出していても)月を跨いではいけません。

・リスケ中でなおかつ利息の支払いもおぼつかなくても、4月中にはいったん支払うこと。


会社の資金繰りが厳しいのは、どの会社にもあることです、そんなに良い時ばかりじゃありませんから。支払いを待ってもらったり、分割してもらうということは、「早く業績を回復させるので、今は少しだけ協力してください」ということ。しっかりお尻(期限)を決めて通常に戻さないと、長期の習慣になってしまいます!

世の中は鬼ばかりではありませんが、それもあなたの常日頃の頑張りがあってこそです。仏も怒らせると「大魔神」に変身します。ご注意を!

資金繰りの「繰り」とは、やり繰りの「繰り」です。厳しいのは皆さん同じです。知恵を絞って厳しい月末を乗り切りましょう!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?