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【緊張の教員採用面接】

私やったことがあるんです、教員採用試験の面接官。校長先生(教頭)の昇進面接もあるんですが、今日は新米先生のお話。

県の教育委員は任期中の4年間、公立小中高校と特別支援学校の採用試験の面接官を務める。筆記、小論文・面接の中でも面接の配点が高い

「ふ〜ん、ということはいくらでも下駄を吐かせることができるんだな…」
性格がひねくれている民間教育委員の私はそう邪推した。
みんなどうやって先生になるかなんて知らない。今私は「中の人(教育委員)」だ(^_−)−☆


面接官は3人、教育委員+カウンセラー等の専門家+教育委員会事務局、受験者1人に対して20分、1人持ち時間6分で其々が質問していく
自分は田舎のスーパーの社長、パートさんの面接くらいしか経験がない。
それも履歴書を見て即決ばかり (笑)。子供達の将来を左右する先生を選ぶことは荷が重かった。

ご心配には及ばない!質問の内容は朝配られた書類に書いてある(模範解答は無い)。
「今日は初日なので、ここに挙げてある100問の内、午前中はNo.50までの奇数の質問、午後は偶数でお願いします、各自質問が被らないように!」

「教育における『不易と流行』についてどう考えますか?」→この時点で私は不合格(^^ゞ

実は進行役を務めてる事務局のおじさん、この人が4人目の面接官でもある(秘)一人の持ち点が10点で40点満点。3点以下は付けるな、満点は理由を書けと注文がつく。そして使用はえんぴつのみ、WHY?

既に何回か試験を受けてる人は臨時採用されていて、面接でも◯◯先生と呼ばれた。私は「それじゃ新卒の子が不利だから(さん)づけにしてください!」と変えさせた。受験回数や勤務校長の推薦で加点されることもその時知った(まあいいけど)。

私 「ストレス解消法は?」

受験生 「読書です(^O^)/」

どう見ても酒焼けの顔だ、スーツに真っ白過ぎるスニーカーも不自然→6点!


一度、別室の面接の途中で面接官が寝てしまうという事件が発生!!
2名の受験生が「これでは面接にならない!」と異議申し立て。後で聞いたら2名とも合格だったらしい(笑)

自分の息子を面接した教◯長に「それはおかしい!」と抗議したら「過去にも事例がある」だって。そっち?

履歴書の隅っこなにやら記号が振ってある。
私 「このUってなんですか?」
事務局 「Uターン学生のことです」

私「じゃ、この『T2』ってなに?」
事務局「…東京 (TOKYO) 勤務2年かな?💦」
私「ターミネーター2ですか?両親2人ともT (ティーチャー)でしょ!」もう少し捻ってよ。
翌年からこの変な記号はすべて廃止された。

今、先生になりたい人が減っているという。
中にいた私は、その大変さを知っている。そしていくら現場が好きでも、教育委員会を経由しないと出世できないことも知った。教育長や校長になりたくて私に手を回してきた人もいる。いい社会勉強をさせてもらいました🙏🏻

※ ライバルのスーパーの出店用地から遺跡が出た時「徹底的に調査せよ!」と指示して開店を遅らせたのは職権濫用ではありません。
(遺跡調査→県教委案件w)


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【私はこんな人間です】


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