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目が覚めたら10年後だった件〜第5話・副会長〜
会計の岡本による計算ミスが発覚しプチパニック状態となった。
どうやら、俺の副会長としての最初の仕事が出来たようだ…
○:どれ、借してみろ。なるほどな…全ての計算があってないのか。
岡本から借りた部費算出書を見ると先月分と今月かかる部費の計算があっていなかった。それどころか過去を遡っても計算がどれひとつもあっていなかったのだ。
○:よくこれで今まで文句や不満がなかったな…
矢:姫奈ちゃんは
目が覚めたら10年後だった件〜第4話・生徒会〜
???:秀ちゃん、○○くん休学明けなんやで?あんまグイグイいったら可哀想やろ。
秀の隣の席の関西弁の女の子が声をかけてきた。
秀:グイグイいってねぇしそれにちゃん付けで呼ぶのやめろって言ったよな?"聖来"
聖:ええやん…昔からのつきあいやし!
○:おい秀誰だよ…
秀:あぁ悪い紹介するな?こいつは早川聖来、俺の幼馴染だよ。
早川さんはよろしくねと言ってピースする。
聖:私は○○くんって
目が覚めたら10年後だった件〜第3話・再開と再会〜
俺が目覚めて数日後、リハビリが始まった。リハビリと言っても軽いもので10年間も寝ていた為体力等が落ちておりそれを回復させるためなどのリハビリだった。
そして、数ヶ月が経ちリハビリを終え検査を受け問題がないと判断され退院をする事となった。その際に念の為にと数回の経過観察を指示された。
ー数ヶ月後ー
経過観察を終え登校の了承を得たのはゴールデンウィーク明けだった。
○:やっと高校に通えるように
目が覚めたら10年後だった件〜第1話・10年後〜
窓から見える景色に思いを馳せていたらノック音とともに扉を開き誰かが入ってきた。
???:○○目が覚めたのね!良かったわ!!
聞き覚えのあるその声に振り向くとお母さんが抱きついてきた。
その目にはうっすらと涙が浮かんでいた。
無理もないだろう俺は母さんと会うのは数日ぶり(のような感覚)だが母さんは10年ぶりの再会なのだら。
○:おはよう母さん…
俺が笑顔でそう言うと母さんの抱きしめる力が
目が覚めたら10年後だった件〜プロローグ〜
季節が春から夏へと季節が移り変わり街中を歩く人も夏服へと衣替えをしている。かくいう俺、久保〇〇も制服を夏服へと衣替えした…おっと少し話が逸れてしまったな。これから始まる物語は俺が高校2年の夏に起きた出来事が引き金となり10年以上にも渡る因縁の始まりとなる物語である。
ー2013年•7月ー
うだるような暑さと常に流れ続ける汗に憂鬱な気持ちになりながら信号待ちをしていた。暑さのせいかぼーっとしてお