弥真都満穂

日本神話を阿波実話へ https://www.youtube.com/playlist…

マガジン

  • やまとみずほの国に生まれて

    大和は倭にあらず大きくなった和です。阿波は邪馬台国やソロモンの秘宝など伝説の宝庫。「やまとみずほの国」に生まれて「おおやまと」に暮らす弥真都満穂が熱く古代ロマンを語ります。

  • やまとまほろば(奈良GPS散歩写真)

    2007年3月から始めました。散歩がてら写真を撮っているので、その内容が中心になります。

  • 世の中しゃくばかり~腹は寝かせたい~

    気は長く心は丸く腹立てず口慎めば命長かれ

  • 思い出の曲と振り返る歩いてきた道

    歌は世につれ世は歌につれ

  • ワールドカップファン半世紀

    日本がワールドカップに出るようになって四半世紀、その四半世紀前からワールドカップを楽しんだコアなファンのぼやきです。

最近の記事

  • 固定された記事

少彦名命も大物主神も大国主神

やまとみずほの国に生まれて  第十五話 閑話「【日本神話を阿波実話へ】1万回視聴」に、本シリーズを書き始めた理由とその結果により背筋も凍る国家秘密に達したと書きました。第五話の「神生みは神様オールキャストの主役」に、その秘密を書く勇気はまだ無いと述べましたがそれは勉強不足、その秘密はほぼ語っていますが魏志倭人伝が記す最後の史実まで話が進展したので、今回はストレートにまとめます。 田舎が代名詞の四国ですが、阿波に神宮でも大社でも造れば出雲や伊勢のように聖地になったはず。また

有料
100
    • 白鳥神社を特定したら倭の五王が出現

      やまとみずほの国に生まれて  第三十二話 日本武尊は白鳥になって故郷へ帰る。日本中に白鳥神社はあるがととさんの第十二代景行天皇の宮が第一候補だ。そのまたととさん第十一代垂仁天皇の宮と相撲神社を、第二十九話「相撲取る野見宿禰の埴輪に垂仁天皇歓喜」で紹介したが、その近くに景行天皇纒向日代宮伝承地もある。相撲神社はさらに山奥の穴師坐兵主神社の摂社だ。旧鎮座地が弓月岳が何とも曰くありだ。 秦氏に繋がる弓月君が直ぐ浮かぶし、月弓は月読の別名なのだ。月読が秦氏が信奉する神なら、天皇家

      • 熊襲出雲東国平定し倭建は日本武尊へ

        やまとみずほの国に生まれて  第三十一話 第ニ十六話「八咫鏡と草薙剣を宮外に祀る崇神天皇」にて語った日前宮が、倭比売が倭建西征の際に女性の衣装を、東征の際に草薙剣を授けた舞台だ。何せ日前宮には八咫鏡・草薙剣がそろい、倭建のかかさんは和歌岳彦の女の播磨稲日大郎姫だ。第四話「紀伊は木の伊の国にして狗奴国」の通りだから日前宮が国譲り後の国津神の首都だが、木の国は須佐之男息子の五十猛だ。 五十猛は伊太祁曽神社に祀られるが、日前宮の地から遷座させられ、五十猛は伊建とも書けるし、和歌

        • 阿波原理主義より橘原理主義からの鵠

          やまとみずほの国に生まれて  裏話 邪馬台国は阿波にあったし、日本は阿波から始まったとする阿波原理主義。もちろん日本神話の舞台も阿波だと。しかし記紀が舞台に選んだのは、あくまでも日向や出雲だと、第九話挿話「狗奴国がまさかの邪馬台国連合国」へ書いた。「続生まれもスダチも徳島」にとって、神話が阿波を隠すのがとても不思議で、理由を探求すべく「やまとみずほの国に生まれて」を始めた。 その疑問は第三話「桃太郎は木眉津彦か和歌岳彦か」のビギナーズラックに恵まれて八咫烏を発見し、第四話

          有料
          390
        • 固定された記事

        少彦名命も大物主神も大国主神

        マガジン

        • やまとみずほの国に生まれて
          43本
        • やまとまほろば(奈良GPS散歩写真)
          8本
        • 世の中しゃくばかり~腹は寝かせたい~
          32本
        • 思い出の曲と振り返る歩いてきた道
          40本
        • ワールドカップファン半世紀
          7本
        • 老後を安心して暮らす秘法
          3本

        記事

          景行天皇80人御子は天照素戔嗚誓約方式

          やまとみずほの国に生まれて  第三十話 古事記は第十二代景行天皇に御子が80人がいたと記す。お妃不明で皇子が多いのは、第十話「天照と素戔嗚の誓約は女王と男王の確執」。皇子の一人である倭建が制圧した各地の酋長を御子として記録したからだ。日本書紀のみ天皇自ら熊襲征伐したと記録するのは、京都郡となる伊都国を隠すため。回想話「倭国の呪いが解けて邪馬台の由来が判明」、伊都は伊国の都です。 「倭は国のまほろば たたなづく青垣 山隠れる倭しうるわし」、古事記で倭建が詠った歌を日本書紀は

          景行天皇80人御子は天照素戔嗚誓約方式

          相撲取る野見宿禰の埴輪に垂仁天皇歓喜

          やまとみずほの国に生まれて  第ニ十九話 第二十八話「狭穂姫忘れ形見のため垂仁天皇出雲大社建立」は正鵠を射る。鵠川は用水路にしか見えない小川だ。大型水鳥の生息環境にはそぐわない。鵠は白鳥の古語だが、白鳥がいたから鵠ではない。鵠には的の中心の意味。第十二話「倭面土は伊面津(橘港)金印隠しました」の正宮は鵠にあった。鵠は橘湾の最奥に位置する天然の良港であり、海人族の首都にふさわしい。 真相は当麻蹴速が言うことを聞かないから、野見宿禰に討たせたのだろう。しかし、垂仁天皇纒向珠城

          相撲取る野見宿禰の埴輪に垂仁天皇歓喜

          鵠の倭建から白鳥の日本武尊へ飛翔

          やまとみずほの国に生まれて  第ニ十八話 大佛鐵道記念公園から全長5kmも続く佐保川の桜並木は素晴らしい。その佐保川に名を残す、第十一代垂仁天皇の皇后が狭穂姫である。そしてその兄の狭穂彦の謀反が垂仁朝最大の事績。二人の板挟みになって、最後は幼子を残し兄と共に焼け死ぬ。古事記は皇子の誉津別を火中に生むが、日本書紀は豊玉姫と同じ出産シーンはまずいと考え、幼子を差し出して火に飛び込む。 そして狭穂姫の伝承地が、佐保山に鎮座する狭岡神社にある。藤原不比等が敷地内に祀ったと伝わるが

          鵠の倭建から白鳥の日本武尊へ飛翔

          万世一系詔の崇神天皇が四道将軍派遣?

          やまとみずほの国に生まれて  第ニ十七話 第三話「桃太郎は木眉津彦か和歌岳彦か」を書いたとき崇神天皇が大叔父を派遣するか時系列的に疑問だったら、古事記は第七代孝霊天皇と記録する。もっとひどいのは丹波道主命は丹波で生まれた。ととさんの日子坐王をそのまたととさんの第九代開化天皇が丹波へ婿入りさせた。出雲を支配したのは倭建が出雲建を討ってからなのを、支配済とする大嘘に比べたらかわいい。 出雲振根はの倭建の謀略とそっくり。大国主を出雲大社に祀るにはとっくに国譲りが終わってないとお

          万世一系詔の崇神天皇が四道将軍派遣?

          八咫鏡と草薙剣を宮外に祀る崇神天皇

          やまとみずほの国に生まれて  第ニ十六話 第十代崇神天皇は御眞木入日子印恵命、皇后は御真津比売。しかし日本書記では御間城姫。第五代孝昭天皇の御真津日子訶恵志泥命と同様に「津」を書き換えるのが抜けた。なぜなら御真津は美馬津、阿波吉野川中流域の美馬に港はあるが三輪山の麓には小川しかない。神山を美和山と呼ぶのは、大物主と活玉依毘売の処女懐胎伝説にて、糸巻きに三輪残った赤い糸に由来する。 第十九話「神武東征翻す熊野三山が徐福伝説を覆す」の通り、秦山が音読みで神山になり、後に訓読み

          八咫鏡と草薙剣を宮外に祀る崇神天皇

          noteまとめ2023

          マガジンやまとみずほの国に生まれてまとめ動画 #noteまとめ2023

          noteまとめ2023

          長髄彦討つ物部氏!神武東征最後の戦い

          やまとみずほの国に生まれて  第二十六話 開化天皇の諡号が古事記では若倭根子日子大毘毘命なのが、住吉大社神代記では和加倭根子意保比比乃命だ。飛鳥に宮を構えた懿徳天皇と孝元天皇は、大倭日子鉏友命と大倭根子日子国玖琉命。阿波で倭(邪馬台)だったのが、奈良に進出して大倭になる前に紀伊が若倭だった。和歌岳があっての和歌山ではなかった。第三話「桃太郎は木眉津彦か和歌岳彦か」は間違っていた。 回想話「倭国の呪いが解けて邪馬台の由来が判明」に書いた通り、伊都国に対しての邪馬台は山都。さ

          長髄彦討つ物部氏!神武東征最後の戦い

          欠史八代系譜と宮が奈良盆地征圧を語る

          やまとみずほの国に生まれて  第二十五話 綏靖天皇の葛城高丘宮は奈良盆地の片隅だったが、安康天皇の片塩浮孔宮は中央に進出し、第四代懿徳天皇の大倭日子鉏友命の軽曲峡宮は飛鳥にあり、阿波の倭(邪馬台)が大倭になったということか。第五代孝昭天皇は、前話「阿波から麁服を下賜する片鱗が見えた」で詳しく述べたが、掖上池心宮は南へ後退し、孝安天皇大倭帯日子国押人命の室秋津島宮はさらに後退する。 孝安天皇かかさんの世襲足媛。第六話挿話「黄泉比良坂に倭国大乱の暗号」尾張氏の祖となる天村雲命

          欠史八代系譜と宮が奈良盆地征圧を語る

          阿波から麁服を下賜する片鱗が見えた

          やまとみずほの国に生まれて  第二十四話 第二十三話「阿波本家を断絶した綏靖天皇の殺人」の通り、弟師木が支配する磐余邑へ第二代綏靖天皇が通い、第三代安寧天皇が育ってから宇迦斯兄弟を征伐する。兄宇迦斯を切り刻んで撒いて「宇陀の血原」になった赤色は、辰砂の赤にして、大和水銀鉱山が優秀で山が原っぱになるまで掘った暗号。水銀確保のための東征説を裏付ける。阿波本家の財政基盤の源泉が辰砂だ。 安寧天皇の御子三人のかかさんを日本書記は、事代主の孫の鴨王の娘である渟名底仲媛と記す。第二十

          阿波から麁服を下賜する片鱗が見えた

          阿波本家を断絶した綏靖天皇の殺人

          やまとみずほの国に生まれて  第二十三話 第二十ニ話「阿波を隠す神武東征が欠史八代を生む」に述べた通り、宇陀の兄宇迦斯・弟宇迦斯より先に、神武天皇聖蹟磐余邑顕彰碑の兄師木・弟師木を攻略した。磐余邑も地名の改竄。神武天皇の和風諡号が、古事記では倭は伊と言われの「神倭伊波礼毘古命」が、日本書紀は「神日本磐余彦天皇」。余を我と読ませ、我は日本の磐=礎と言いたそうだけど「ワ」が一つ余る。 順番が逆としか思えない記述は多く、神武天皇聖跡菟田穿邑顕彰碑の戦いに勝った後、神武天皇聖蹟菟

          阿波本家を断絶した綏靖天皇の殺人

          黄泉比良坂に倭国大乱の暗号

          やまとみずほの国に生まれて  第六話挿話 第二十二話「神武天皇社より後退する綏靖天皇宮趾」の北に鬼滅の刃の聖地ともなっている葛木坐火雷神社が鎮座する。主祭神は火雷大神と天香山命。天香山命は物部氏が祀る石上神宮に布都御魂として祀られる天村雲命の父、高倉下の別名である。雷神は八咫烏とセットで上賀茂神社と下鴨神社に持っていったから、火神が強くなって日露戦争戦利品の大砲が奉納されている。 葛木坐とは、葛木に居ますの意味。倭大国魂神社を奈良に持っていったら、大和坐大国魂神社と同様、

          黄泉比良坂に倭国大乱の暗号

          神武天皇社より後退する綏靖天皇宮趾

          やまとみずほの国に生まれて  第二十ニ話 第二代綏靖天皇葛城高丘宮阯は、葛城古道にひっそり佇む。皇后の河俣毘売の元へは通い婚だし、奈良盆地を治めていないから宮なんて必要ないのだ。葛城古道はいくらでも眺望がいい場所があるから、兵士でも隠していたか。神武天皇を始馭天下之天皇と記すのは日本書紀のみ。即位を紀元前660年にするための改名。古事記は神倭伊波礼毘古命、「倭」は「伊」と言われ。 しかし賀茂神社の総本社と称する高鴨神社の主祭神が、出雲国風土記に登場する阿遅志貴高日子根命な

          神武天皇社より後退する綏靖天皇宮趾