博多ラーメンと長浜ラーメンの違いとは?〜その1

10年以上住んでいた福岡。福岡といえばとんこつラーメンですが、博多系と長浜系の2つがありますね。いったい違いは何なのでしょうか?
気になりますので、それぞれを紐解いてみたいですね。では今回は博多系からいきましょう。

博多ラーメン(はかたラーメン)とは、福岡県福岡市を中心に提供されている豚骨ラーメン。主に福岡地方のラーメン専門店、中華料理店、屋台で提供されています。

名称については元来、「ラーメン」と呼ばれていたが、福岡市早良区西新の「博多ラーメンしばらく」が1977年に「博多ラーメン」という名称を考案したそう。その後、福岡県福岡市の豚骨ラーメン店は「博多ラーメン」と名乗るラーメン店が徐々に増え、現在の呼び方に変わっていき日本全国に広がったらしいです。

味付けや色合いは店によって千差万別だが、基本的には豚骨主体の乳白色のスープと島原素麺のような極細麺が特徴。豚骨を強火で沸騰させるため、骨のコラーゲンなどが溶け出し濁ったスープになる。注文の際に麺の硬さを決める点や替え玉も当ラーメンの特色になっています。

ご当地ラーメンブームなどにより福岡市とその近郊を中心にラーメン店舗が増加・定着しました。ラーメンツアー企画や「らーめんタクシー」サービスなど、福岡の観光スポットとしても人気を博している。全国展開や大阪や東京に出店する店舗や、全国のラーメンのフードテーマパークへの出店、有名店の名を冠したカップ麺の販売などによって、当ラーメンの知名度は全国的にも上がりましたね。

逆に当地においては、ラーメンスタジアムに参加した全国の有名ラーメン店が出店し、それらと融合する形でしょうゆ豚骨味や味噌豚骨味のラーメンが誕生、また九州内の久留米ラーメンや熊本ラーメンの影響を受けるなど、博多ラーメンもそのバリエーションを広げています。他店との差別化を図るため独自のサービスをおこなったり、独自商品を提供したりもしています。

繁華街の有名店や長浜地区のラーメン店では深夜営業や24時間営業の店があり、宴会の二次会や三次会、宴会のシメとしてラーメン店がよく選ばれています。また博多で人気の屋台の多くで提供されています。JR九州の博多駅や小倉駅のプラットホームでは立ち食い形式で提供されています。
罪悪感と闘う時もありますが、締めのラーメンは最高に美味しいですよね。

以上、博多ラーメンでした。
次回は長浜ラーメンについて詳しくご紹介しますね。


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