日本最南端のポピュラー麺


日本最南端の沖縄県。地元民と呼ばれる「うちなんちゅー」にも地元外の「ないちゃー」からも愛されているのが沖縄そばです。
沖縄そばは、中華麺に由来する製法の麺を使用した、沖縄県の郷土料理で、沖縄県内では単に「そば」、あるいは方言で「すば」「うちなーすば」とも呼ばれています。農山漁村の郷土料理百選に選ばれていますね。

和蕎麦とは異なり蕎麦粉は一切使われず小麦粉のみで作られ、かんすいまたは伝統的に薪を燃やして作った灰汁を加えて打たれています。
製法的には中華麺と同一であり、公正競争規約の上でも「中華めん」に分類されているが、麺は一般に太めで和風のだしを用いることもあって、その味や食感は一般的ラーメンよりはむしろうどんや和蕎麦に近いでしょう。一方、庶民の嗜好の上などから(日本の)ラーメンの一種として扱われる事もあります

発祥については諸説あるが、庶民の食べ物としての「そば」が紹介されたのは明治後期のことで、県民食として大々的に普及して現在のような形態となったのは戦後、県外にもその存在が知られるようになったのは沖縄復帰以降のことのようです。

沖縄において「すば」「そば」は通常沖縄そばを指し、そば粉を用いた蕎麦は「日本そば」「ヤマトのそば」「黒いおそば」などと呼んで区別される。返還直後には名称に関する議論もありましたが、現在では「沖縄そば」という呼び名が全国的にも定着しています。

今では1日約15万から16万食が消費される県民食であり、いくつかのメーカーからは乾麺、袋入りのインスタント沖縄そばやカップ麺の沖縄そばも販売されています。沖縄そばのスタンプラリーも毎年開催されており、他県からの参加者もいます。また21世紀に至るまで、沖縄そば店の分布は沖縄県を中心とした郷土料理的性格が根強く、県外(さらには日本国外)では都市部や沖縄県出身者の多い地域などに沖縄料理店の一種として散在するに留まっています。

沖縄グルメは数あれど、旅行中に絶対外せないのが沖縄そば!シンプルな料理だからこそ各店がしのぎを削り、オリジナリティ溢れる味を生み出しているのかもしれません。

沖縄旅行中のランチにも、ちょっと小腹を満たすおやつ代わりにも、沖縄のソウルフードを味わってみてくださいね。編集部が満を持しておすすめする沖縄そば、ぜひともご堪能ください。


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