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世界が止まる、その瞬間。


天元突破グレンラガン

天元突破グレンラガンという、やたらとアツすぎるアニメがありました。
リアルタイムで流し見していたのですが、録画もせず飛び飛びに視聴していたので細かいことを覚えていません。

主人公 シモン
兄者  カミナ
相棒  ヨーコ
恋人  ニア

そのくらいしか記憶にない。
当時はテイルズオブデスティニー2のゲームを熱心にプレイしていたので、キャラが似ている、と思っていました。
主人公の声も同じですし。

シモンはカイル。
カミナはロニ。
ヨーコはナナリー。
ニアはリアラ。

ジューダスはヴィラル。
それっぽいけど、ちょっと違うと思う。
しかし調べても良くわからない。
本編を観なければ。

ハロルドはリーロン。
かな?

設定も少し似ています。
D2 ではヒロインのリアラはラスボスの分身で、ラスボスを倒すと存在が消えてしまうという運命にあります。
何故かリアラは生き残りますが。

グレンラガンのニアも、ラスボスを倒す=アンチスパイラルが消失すると消え果ててしまいました。
シモンとの結婚式まで根性で頑張って、やっと幸せになれた、と思った瞬間にニアは塵と化してしまいます。
主人公のシモンは兎に角、気の毒な人生を歩んでいました。
兄貴分のカミナと共にドリルで生計を立てていましたが、途中でカミナが死んでしまうのです。
哀しみ・苦しみを乗り越え戦って戦って、やっとニアと心を通わせて一緒になれると思ったら、また失って…。

気の毒な、もぐら。

彼に救いは存在するのか?
恋愛という面では、死は救済なり、を持ってくるしかありません。
生涯独身っぽい感じでしたし。
シモンは哀しみを乗り越えて人生を全うし、死後の世界で待つ家族と再会する、という。

そこにカミナがいれば。
ニアがいれば。

遺されたシモンですが、ヨーコと一緒になることは皆無でしょう。
ヨーコはあくまでも姉貴分であり、妻という感じではない。
登場人物を見たら問答無用で無差異にカップリング化するのは良くないです。
ヨーコは近い存在に感じられるかもしれません。
初恋の相手。
カミナと仲が良いから、嫉妬した。
ともかく、やはりちょっと違うのです。

シモンは天才的なMr.ドリラー。
では、ニアはなんだったのでしょう?
少しだけ、考察に入りたいと思います。

えー(´д`)
流し見ニワカ民なのに?
いつものことです。


回転のちから

ニアは仮想生命体という設定でしたので、本来は実体がないのですね。
アンチスパイラルも思想そのものということになる。

空想を実体化させるという世界観ですので、不可思議な現象は「フィクションだから」ということで片付けられます。
というか、思形ですね。
Ψ10→Ψ11・Ψ12→Ψ13

設定が入り組んでいるので
「そんなんじゃない!そんなん…じゃ…(´;ω;`)」
と思われるかもしれませんが、そも、アンチスパイラルとは何?から。

これ即ち、葛藤からの逃避です。

右回転と左回転。
この2つは何処にでも現れます。
その、延長線上にあるものです。

休みたいんだけど。
止まりたいんだけど。
という訴えに
「誰にものを言ってやがる」
「俺を誰だと思ってやがる」
と、グレンのスーパードリルの回転で天元突破。

乱暴に見えますね。

しかし、常に何らかの生命を脅かす勢力ある限り、立ち止まっていられないんですよ。
ガンメンというのは、混沌から生み出された怪物です。

顔面!?

フザケていると思われるかもしれませんが、ニコチャン大王と同義です。
みんな、ニコチャン大王に搭乗して戦います。
しかし、ガンメンがあるから戦いが生まれ続ける、とも言います。


戦い続けねば、こっちが死んでしまう。
いずれ死んでしまう身とはいえ、黙って指をくわえてやられっぱなしというのは良くない。
戦うしかなかったのですね。

グレンラガンの螺旋力は、アセンションの動きとは少し違うものです。
元止揚空間の回転に乗って、天元こと四角錐の頂点をぶち破れ!という世界。

過去記事に少しだけ書きましたが、元止揚空間とは上昇気流を生み出す、四角錐の中に発生するエネルギーのことです。

High

突撃力、とでも。
しかし、意志だけです。
意志の突撃・貫通力。

葬送のフリーレンに出てくる、貫通魔法ゾルドラークがありますね?
岩をも貫く、一極集中の魔法。
その原動力です。

理論ではないんですね。
意志の強さで決まる。
フェルンはハイターの元に行くために、己の内に潜む「動」の要素を最大限に引き出して、試練を完遂させました。
元止揚空間のエネルギーを引き出したものと思われます。

フリーレンはともかく、ガンメンのエネルギー源は元止揚、とするのが正しいですね。
そして、元止揚とは何?

元止揚とは、モチベーションの大元になる気念です。
瞬発力の燃料です。
基本、虚数で出来ているので、あらゆる要素を吸い込みます。
要素を吸い込む=推進力を生む、と解釈してください。
「ヤル気、出てこおい!」
と思うときがありますね。
そして、何故か突然
「俄然、ヤル気が出てきた!」
となる瞬間も。

波動係数の変動によるものです。


ゾルドラークといいドリルといい、力の根源は螺旋、ということになり、人類は生ある限り回転の動きからは逃れられない、とも言えます。

シモンは、コア・ドリルという武器を持っています。
宇宙を破壊するスパイラル・ネメシスの象徴らしいです。
そんな危なっかしいもの、と思われるかもしれません。
しかし、これは言いえて妙の主人公の武器です。

かつて、noosらしんばんアカウントで4次元跳躍のデータ集めをしていた際、スパイラル・ネメシスに当たるものの先の先を見つけました。

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これ即ち、ファントム・インプリズン。
幻影牢獄です。
この幻影牢獄に乗って、精神宇宙の果ての果てまで跳躍します。
アンチスパイラルの多元宇宙迷宮と同等のものです。
一つ違うのは、ファントム・インプリズンに乗って辿り着いた先には道ができていること。
アンチスパイラルの多元宇宙は、道がありません。
正規の通り道ではない、という。

ヌーソロジーの無限遠点に値するものです。
物質宇宙と精神宇宙の垣根を一時的な牢獄(ゆりかご)に乗って乗り越える。
すると、こことは違う4次元の宇宙が存在している、という。

えびさん、ありがとうございます。
お写真借ります。

これは、精神宇宙の世界の全貌図にそっくりの奇跡の一枚だったため、許可を得てダウンロードさせて頂いたものです。

すごいでしょう。
このフレア。
虹色に光る半球と光輪が見事に重なっている。
このフレアの通りの世界が、私達の深層心理の奥底に存在しているのですよ。

半球の中には四神が存在しています。
玄武、白虎、朱雀、青龍。
この4聖獣がくるくると回り続けることで、物理・精神共に宇宙の回転が生み出されているのです。
原動力は、思いの力。

玄武はタキオン
白虎はガーク・レスト
朱雀はエンキ・フレア
青龍はドラゴン・ブレス

人々の念を糧に、彼らは目隠しされた牛の如く回り続けているのです。

目隠しされ、日夜回り続けて臼をひく牛。
バングラデシュより

可哀想…なんて思わないことです。
四神は自ら望んでこの大役を買って出ていますし、写真のバングラデシュの牛は明日のご飯のことしか考えていません。
あまり、自分の価値観を誰かに押し付けたりしないことです。
精神宇宙の破壊行為に繋がる。
調和を乱すことがあってはなりません。


オコツトは、実はこのことを知りませんでした。
故に、コーセン氏とのやり取りの際に否定していました。

精神宇宙については、らしんばん座に教えて貰ったのです。

ちゃんとあったよ。
故に、オコツトの認識は完全ではない、ということになります。


銀河の音

これらを踏まえた上で、ニアはなんだったの?という話題に移りましょう。
ニアは、釈迦修業そのものと言えます。

アンチスパイラルの根源とは、「苦行では悟りはひらけない」と判断したゴータマ・シッタッダが断食を辞めた瞬間に発生した、絶望的な迄に膨大な諦観の念。
それが具現化してしまったもの。
スパイラル=回転が止まってしまったのです。
「ま、いっか。悟りなんて」
という気持ち。
一瞬ですけどね。
その後にスジャータから乳粥を恵んでもらい、活気を取り戻して再度悟りの道の模索が始まったのですが。

しかしながら釈迦ともなれば、その隠された法力によって、はるか五億六千七百の輪廻の果ての果てに迷宮を生み出す程の影響力を持つ、という。

魔境の始まりでした。


結構な頻度で釈迦修業という言葉を出していますね。
釈迦の正体は銀河そのものであり、彼の通った道筋には悟りの手掛かりとなる「銀河の音」という座標が点々と存在します。
それを順々に辿ると、自然と釈迦と同等の次元までたどり着けてしまう、という。
そういった精神修業メニューがあるのですね。
そして釈迦の座標は、ツォルキン・マヤに出てくる銀河の音13と同等のものです。

小野満麿さんからお借りしました。
本当にありがとにゃんです。

20マヤが一般的ですが、30マヤ表を去年作りました。
30マヤは、2023年7月25日からスタートしています。
レオ・パワー。

20でも30でも、銀河の音は変わらないです。

従来の銀河の音の意味だと少し分かりにくいので、実感を持たせるために噛み砕きました。
それでも、なんかフワッとしてますが。
次元観察子も少し入っています。

これを毎日、日替わりで意識していくのがツォルキン・マヤです。

なんでアステカ?マヤ?と思われるかもしれませんが、仏教の源流の源流を辿るとシュメールから始まり、更に先を行くとマヤに辿り着くのです。

シッタッダの母もマーヤーといいますしね。
点質情報がここだった、という。
時代を越えているのでモヤッとするかもしれませんが、偶然ではないようです。
密教の基本は輪廻なんですね。


そして、ニアは銀河の音の座標そのものとなります。
1〜13までの、共振ポイントです。

シモンはいつの間にか、釈迦修業を行っていました。
カミナの死を乗り越え、ヨーコへの恋慕を拭い去り、さあ再出発というところでニアと接近します。

ニアは、アンチスパイラル・釈迦の諦観から生み出された心の一部でした。
「私がそばにいるから、大丈夫だよ」

メッセンジャー・ニア。
闇落ちっぽい感じですが、厳しい試練に再び立ち向かう心を現しているので、ちょっとあやしいだけです。


4次元の精神宇宙の海に突入し、銀河の音5が発動したのです。
いつかの約束。
私はどこにもいかないよ、と。

しかし、銀河の音13に到達、アンチスパイラルを破った途端に、決別のエネルギーが発生してしまいます。

ギフト。
古い殻を破り捨てて、新しいヒフが姿を現す。

釈迦修業は、別れありきの修業です。
最後は必ず決別するようになっている。
次元と次元を越えて、再会を果たすまで幾億という輪廻周期を乗り越えねばならないという。


銀河の音を全て超越するには、どうしたらいいの?

青山テルマの そばにいるね の歌詞に書いてあります。

一緒にいるけど さみしいんだよ


隣にいるのに。
離れても、近くにいても、さみしい。
何故かな。
さみしくて、涙が出そうになる。

ニアの心を、シモンは本当の意味で満たせなかった。
絆の力が弱くて、足りなくて、ニアは消えてしまったのです。
テイルズオブデスティニー2の、カイルとリアラのようにはなれなかった。
この二人も絆がそんなに強いようには見えないですが。
しかし、奇跡は起きました。

シモンは、奇跡が起こせなかった。
宇宙の英雄にはなれた。
でも、ニアの英雄にはなりきれなかった。


回転が止まる瞬間

宇宙の回転が止まる瞬間。
それは、慢心した時です。

シモンは心のドリル回転を止めてはいけなかったのです。
しかし、油断して止まってしまった。
これは意識のアップデートを指すのですが、めでたし めでたし の言葉に安心しきってしまい、精神宇宙の回転軸からはじき出されてしまったのです。
そうすると、また釈迦修業を一からやり直しすることになる。
故に、ニアは消えてしまいました。
「一周目終わり。次のステージで待っているね」と。

えええ?
何周するの?

次のステージ。
それは、元止揚空間からの卒業を意味します。

元止揚空間は時に癒やしとなりますが、いつかは卒業しなければならないものです。
元止揚空間からの脱却に必要なのが、実はノウスの音を含む歌。

Blippi Songがそうです。
なんでこれ?
と思うかもしれませんけど、シモンはこの曲群を聞いてノウスからヒントを貰えれば、またニアと再会できます。
長い長い道のりを進まねばならぬ。

諦めたら、そこでアンチスパイラルに飲まれます。

ちなみに、映画の青い回転は元止揚の力を借りずに回転を起こしたという象徴になります。
映画なのでお祭りみたいなノリですけど。
例にならって、観てないんですけどね。


Blippi Songは、実は元止揚からポーンと脱却させる力が強いのです。
即ち、黒い犬が現れるようになります。
すんごく、落ち込みます。
Blippi自身はウルトラハイテンションで動画撮影に挑んでいますが、Blippiは何人かいるようで、最近2代目が出演しているそう。
おそらく初代Blippiは酷い鬱で寝込んでいるのかもしれません。
あと、羞恥。
「こんな動画撮っちゃった!恥ずかしー!」
です。
2歳の甥っ子へのプレゼントの為に始めたといいますし、アメリカを初めとして世界中の子ども達に支持されていますので誇っても良い筈ですが、やっぱり…ちょっと…。

教育TVのお兄さん、お姉さんは凄いですよ。
子供向けに心を砕いて、羞恥なんてなんのその。
素晴らしい知育番組を作り上げています。
超越しているのです。
大人の中の大人です。


回転は、一旦は止めなければならない。
一度はアンチスパイラルに飲まれ、そこから再出発しなければならない。
しかし、心のドリル回転は止めてはならない。
時に大きく、時に小さく弧を描き続けなければならない。

そうでないと、波羅蜜漬けの未来が待ってますよ。
それはそれで、幸せかもしれないですけどね。

またたびゼリーの壺


ロマサガシリーズの名曲 涙を拭いて

ロマサガ1の四天王・土のアディリスのイベントをこなすと聴くことができます。
詩人が、アディリスのために歌っている。
アディリスは、水龍・タイニィフェザーからアイテムを借りっぱなし。
そしてリメイクのミンストレルソングでは、何故かアディリスのそばに立っている大陸蛇の杖に話しかけることで会話が成立します。



公式の設定ではありませんが、小話を一つ。

アディリスは幼少期に水害に遭い、聴力を失いました。
大陸蛇の杖には集音器としての機能があり、それを補聴器としないと他者の話が聞こえません。
会話が困難を極める為、グレートピットの地下に潜り、一人淋しく虫モンスターを食べて過ごします。
寂しさに耐えかねて、水龍とタイニィフェザーからアイテムを借りて側に置いたまま。
フレイムタイラントは貸してくれなかったようですね。
というか、フレイムタイラントは火神防御輪を余程のことが無い限り貸してくれないでしょう。
タイニィフェザーが火神防御輪のお使いイベントを発生させた、つまり借りたがっていたのは、住処のスカーブ山が活火山だと気付いたからかな?と思うと合点がいきますね。
急を要したかもしれない。
四天王は、生きたい気持ちが強かった。
死ぬつもりなんてサラサラなかった。

モンスターを増やせ、のイベントの後にアディリスは大陸蛇の杖を主人公に渡してしまいます。
もう耳が聞こえません。
詩人の歌も、本当は届いていません。
気の毒な、土竜。

そして四天王乗っ取りで、アディリス改めキルリスはデストロイヤーを落とします。
破壊するもの、という意味。

このことから、ミンサガをプレイする時に私は「モンスターを増やせ」のイベントが出来ません。
四天王全員、ガン無視します。
面倒なのもあるんですけどね。


ちな、3の破壊の力はサラが持っています。
少年は再生の力。

ゲサラマサラを意味します。
無に帰す。

臨界点を突破すると、起こります。

世界ではなく、個人に。
原始の海に還ることを言います。

これが、銀河の音13に含まれているんですね。


釈迦修業は、いつの間にか始まります。
それは銀河を渡り歩くこと。
そして、人生そのものから導き出される答えを読み取れないと、別れの力が強く働いてしまう。

出会いと別れを繰り返して、やがて成長するのでしょう。
しらんけど。


ここまで読んで頂き、ありがとうございました。


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