台湾研修レポート【玉蘭荘編】
みなさんこんにちは!人間福祉学部福祉コミュニティ学科2年の渡辺ゆきのです。今回は台湾研修2日目に訪れた、高齢者デイケアセンター「玉蘭荘」についてご紹介します!
午前の文化視察を終えて、美味しい小籠包を堪能した私たち一行は、チャーター車で玉蘭荘に向かいました。
高齢者デイケアセンター「玉蘭荘」とは、日本語による高齢者の活動センターのことで、活動の対象は戦前の日本教育を受けた、あるいは日本文化に興味のある高齢者です。様々な講師を招いた講座や体操、合唱や手工芸、書道、ボードゲームなどの様々な活動が行われています。
玉蘭荘を訪れて、まず私が驚いたことは、とても国際色豊かな空間が広がっていたことです!台湾ならではの装飾品、様々な国から集まった職員さん、行き交う様々な言語など、海外に初めて来た私にとっては、全てがとても新鮮な光景でした。日本語で書かれている掲示物など見ていると、日本語で元気よくお話している利用者さんの声が聞こえてきて、台湾に来たことを忘れてしまいそうでした!笑
そして、私たちは交流の一環として、事前に準備したパワーポイントを使って、山梨県についてのプレゼンテーションを行いました。自然や果物などの山梨県の魅力について、発表することができました。メモを取りながら聞いている方や様々なリアクションをしている方など、みなさん興味津々な様子で聞いてくださって、とても嬉しかったです!また、台湾には富士山よりも標高の高い山、「玉山」(標高3,952m)があるなど、私自身も初めて知ることがたくさんあって、とても勉強になりました。
次に、いくつかのグループに分かれ、玉蘭荘の利用者さんと交流を深めました!私がお話した利用者さんは、少しだけ耳が聞こえにくい方で、紙とペンを使いながらたくさんのことをお話してくださいました。中でも、台湾の山に住んでいる先住民は、日本語を共通語として使っていた、というお話が印象的でした。他の利用者さんも、小学生くらいまで日本語教育が行われていたことをお話してくださり、歴史的背景などを知っていくことも大切だと改めて感じました。こうした、台湾の文化や歴史等のお話は、実際に高齢者の方々と交流しなければ学ぶことができなかったため、とても貴重な機会でした。
そして、最後には全員で「ふるさと」を歌いました!
たくさんの日本の歌が収録されている本を見せていただいたのですが、日本の懐かしい曲だけではなく、演歌や童謡なども載っていました。(私の好きな、千昌夫さんの「北国の春」も載っていて、密かに喜びを感じていました!笑)
私の思っていた以上に、玉蘭荘の方々の身近に日本があるのだと分かったし、私自身ももっと視野を広げて様々なことを学んでいきたいと改めて感じました。
温かく迎えてくださった利用者さん・職員のみなさん、ありがとうございました。様々な人との出会いを大切に、たくさんのことを吸収していきたいと感じた1日でした!