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「俺は人生で何を成したい?」と自分に問い続けた。

自分の人生をどんな人生にしたいのか?
どう生きたいのか?
どうなりたいのか?
何をしたいのか?
何をすることが心から楽しいと思えるのか?

私は自分に常に問い続けながら、生きている。
「俺は人生で何を成したい?」と。

人生軸を変えた19歳の交通事故

これにはあるキッカケとなる事故があった。
それは19歳の夏だった。

ある日の夜中0時、私は自転車で家に帰っていた、、、

「あ、死んだ。」

その瞬間は突然だった。
交差点を普通に渡っていたら、横から左折してきたアルファードに思いっきり轢かれて、自転車のタイヤがアルファードの右前のタイヤの下に入り込み、私はそのまま10mほど自転車と一緒に引きずられた。
今でも忘れない。目の前にタイヤが見えたことを。

奇跡的にほぼ無傷で一命を取り留めた。
「まだ死ぬな。」と神様から言われたかのように、私は有り難く生かされた。

ただ、今振り返ってもこれは私の人生にとって非常にいい事故だったと思っている。
これがなかったら、今の自分はなかったと思っているから。

なぜ良かったと思えるのか?
この事故から私は何を学んだか?

それは「人間いつ死ぬか分からない」ということを実感させてくれたから。
そして、「生きている時間の大切さ/価値の大きさ」を学ばせてくれたから。

そこから「これからの人生で私は何を成したいかな?」と考えるようになった。今回はそこから考え続けてきたことのブラッシュアップバージョンを綴る。

皆さんもいつ死ぬか分からないのだから、今を一生懸命生きて、後悔しない選択を常にしてほしいなと勝手ながら思っている。
本当に死ぬ時は、儚いくらい一瞬だから。

俺はこれからの人生で何を成したい?

話を少し戻そう。

今からは「私が人生で何を成したいか?なぜ成したいか?」について出来るだけ詳しく話していこうと思う。

結論から言うと、、、

「一度きりの人生にワクワクを」

これが私のミッション。
一度きりの人生にワクワクの感情が自然発生的に湧き出てくる人間の総数を増やすことが私が人生で・事業で・仕事で成したい事である。
なぜなら、誰しもいつ死ぬか分からないからこそ、今生きている時間1秒1秒をワクワクしながら生きてほしいと思っているからだ。

※ミッションとは、何のために生まれてきたか?という社会的使命で普遍的な原理原則の事

では今からは、具体的に「ワクワクしながら生きる為には何が必要か?」を因数分解して辿り着いた私なりの持論を3つのパートに分けて話していこうと思う。
①が「考え方/価値観の形成」。②は「選択できる幸せを感じられる心身の獲得」。③は「人間関係構築スキル/コミュニケーションスキルの獲得」だ。

では行こう。

①考え方/価値観の形成

まずは「考え方/価値観の形成」がワクワクした人生にするために必要な要素だと考えている。

人生で人間は様々な経験をし続け、多数の判断を日々下しながら生きている。楽しいこともあれば、苦しいこと/辛いことも沢山ある。決して楽観的で全てが上手くいく最高に楽しいだけの人生なんてないと思っている。
だからこそ、日々判断しなければならない場面で、「どんな考え方/価値観の軸で思考し判断するか」が私は非常に重要だと捉えている。
考え方に良し悪しなどないと思っているが、自己の中に安定して一貫した判断軸となる考え方/価値観の形成は必要ではないか?と。
価値観がある程度形成され、一貫性あるものになっていれば、日々様々なストレスにも対応して生きることも可能ではないか?とまでも思っている。

考え方/価値観によって、自分の可能性を広げるチャンスを掴む事ができるようになることもあれば、逃してしまうことだってある。
自分や他人を許容する事ができる器を手に入れる事だってある。
時には他人を傷つけてしまい、人間関係を悪くしてしまう事だってあるかもしれない。これは非常に人間にとって痛手となる。
後から人間関係に関しては詳しく話すが、人間は「孤立」を感じて生きていく事が本能的に出来ない。だからこそ本能的に自己の存在を認めてくれるコミュニティがなくなることを恐れるために一定の価値観を共有することで協調性ある人間関係を構築しその不安を解消しようとしているのだと思うが、一歩間違うとその生きずらい環境を自ら作り出してしまう可能性だってある。

でもこれら価値観の形成は、先天的に持って生まれた人間はいないと思っているので、後天的に身につけて行く必要がある。
だからこそ、どんな考え方/価値観を手に入れ活用するし自己の中で形作るかが最大のキーなのではないか?と考える。
それらはこの世界に無数に存在するが、これまでの人類の歴史を振り返ってみても普遍的に残り続けている価値観の原理原則はそこまで多くないと思っている。重要な価値観は時代の流れによって大きく変化するものではない。
非常にシンプルで分かりやすい。

だから私は人生を通して、少しずつ価値観の提案を何かしらのコミュニティや形で発信していきたいなと思っている。(その為には、まだまだ自分自身の研鑽が必要だな…)
改めて、私が考える人間がワクワクして生きていくために必要な要素の1つ目は、「どんな考え方/価値観を身につけるか」ということ。

②選択できる幸せを感じられる心身の獲得

次に「選択できる幸せを感じられる心身の獲得」がワクワクした人生にするために必要な要素だと考えている。

ここでも選択の話になるが、人生には沢山「選択」をする場面がある。

皆さんの生活に照らし合わせて考えていただきたいのだが、もし体になんの痛みも不調もなければどんなことにだってチャレンジしようと思えるし、沢山ある選択肢の中から自分の心身の状態を考慮せずに選びたい放題ではないだろうか?(個人的には、実際にやるかどうかは置いておいてその前段階として、何にも左右されずに「チャレンジしてみよう!」と思える状態になっているかどうかが重要だと考えている。)

普通の状態だったら、、、
「今日は腰が痛いから、好きなゴルフも辞めておこう」「身体がモヤモヤするから、思考がハッキリしないなぁ」「何だか憂鬱な気分だから、何にもやる気が出ないなぁ」なんてこと考えないでしょう?
人間というのは贅沢なことに、自然と体は痛みなく動かせることが当たり前になっているから、そんなことを考えなくても生活ができるのだが、ただ本来はそんなことはない。「当たり前」というものの裏には“前提条件”というものが付きものであり、潜在的に身体が正常に機能しているから考えなくても快適に生活できているだけである。皆自分自身の身体の中で起こっている反応に気付いてないだけなのである。
人が正常に何の不自由なく目の前のことに向き合い判断していけるのは、身体の動かし方なんてものを毎回毎回考えずに感性や理性といった部分に脳のリソースを全部使うことができているからである。
これが何よりも大切なのだ。

人間の脳は、全人類基本的に同じ脳のリソースしか持っていなくて、その限りあるリソースをどれくらい何に費やすことができるかが大きな差になっているだけである。
詳しい話は、私の別のnoteを見ていただければ分かるが、人間の身体というものは、身体の感覚/バランス感覚/視覚機能など五感(インプット)などのセンサーが正常に働くことで、脳での処理が上手くいき、適切なアウトプットができるようになっている。それでこそ、理性/感性的な思考に全振りできるようになり、身体の使い方/痛み等のコントロールに思考が持っていかれないようになっている。
毎回毎回身体の使い方/歩き方なんかに思考のリソースを必要としていたらまともに生活なんてできない。

ただ先程挙げたように、どこかのタイミングで身体の機能の発達の遅れが生まれたり、センサーにバグが起これば身体の痛みや不調を抱えることになるし、これまで問題なく選択・判断できていたことが難しくなるのである。
なぜなら、100しかない脳のリソースを「痛み/身体の使い方に50」「理性/感性的判断に50」といった感じで、脳のリソースが分散されるからである。あるいはケースによっては判断は何とかできたとしても実際の行動に移行できないかも知れない。それは身体がうまく動かない場合か、身体が潜在的に逃避反応を示し、チャレンジできない場合もある。(これもまた本人が意識的に理解できない反応で、脳科学を理解すれば意味が分かるようになる)
これでは自らの可能性に制限をかけてしまうし、せっかくの人生の大切な時間を無駄にしてしまいかねない。ワクワクする人生を送れなくなるのである。

だから何度も繰り返して述べるが、不自由なく選択できる心身のベースを支えているものは「身体のセンサーの発達やバグがない脳機能の正常化」が前提となるので、ここを無視して「選択できる幸せを感じられる心身の獲得」は非常に難しいと考えている。
これは私が19歳の頃から学んできて、実践してきた「機能神経学」「感覚運動科学」の知見と経験があるからこそ、より自信を持って伝えられる。
過去自分の心身の問題で生活に制限をかけて生活してきた人が、心身の問題がなくなりワクワクして自発的に生きていく姿をこの目で見てきたからだ。
皆、身体の機能を正常にしてあげることで本来の体が取り戻され、思考も行動も前向きになり、ワクワクする人生に変わっていった。

だから今後は、脳科学の分野をベースに一般の方向けで分かりやすくしたものを形として残していきたいなと考えている。

私がやっている具体的な内容・アプローチに関してはこちらの記事を見ていただければ嬉しい。

③人間関係構築スキル/コミュニケーションスキルの獲得

最後に「人間関係構築スキル/コミュニケーションスキルの獲得」がワクワクした人生にするために必要な要素だと考えている。

ここでのキーワードは、2つ。
「共生」と「孤立」だ。

人間にとって、孤立を感じること、居場所を感じられないことは非常に苦痛で生きずらい人生になると個人的に考えている。

そうなるとやはり、「人間関係構築スキル/コミュニケーションスキルの獲得」が必須なのではないかと思うのである。なぜなら、それらのスキルがないとコミュニティに参加することが難しくなり、孤独を感じてしまうことに繋がると考えているからである。なんてったって、人間は1人で生きていくことが出来ない。だから仲間を作るスキルは誰しも必要なスキルになるだろう。コミュニケーションを通じて仲間を作り群れをなし上手く共生し安心して生活することが欠かせない。

ここで一つ疑問が発生する。
ではどうしたら「人間関係構築スキル/コミュニケーションスキルの獲得」ができるのが。もっと具体的に話してくれ。となるだろう。
正直いって一言で「これだけしてれば問題ない」なんて言えるものはないと思っている。
ただ一つ言えることは、ここでも脳機能の正常化とそれまでの脳の発達が体前提として大切になるということ。コミュニケーションスキルを2つに分解すると、「非言語コミュニケーションスキル」と「言語コミュニケーションスキル」になる。特に社交の基本となるのが、「非言語コミュニケーションスキル」で、これは他人の身体の姿勢/表情/声の抑揚/何を考え何を感じているのかを解釈するスキルのことを指す。

これも普段我々は当たり前のように機能が働いているので、意識したことなんてないと思うが、これは大前提無意識化で働いているからこそ他人と上手くコミュニケーションが取れている。
もし出来なかったら、他人のことを感じ取れなくなるので、関係性を悪くしてしまう行動や言動を自分が意図していなくても反応として出してしまったりする可能性が高くなる。これは人間にとって致命傷で、コミュニティへの参加が難しくなるため、共生力が低下し孤立を感じながら生きていかなければならなくなる。(非言語コミュニケーションスキルの一番初めの形成は2歳ごろまでの右脳の発達が重要だと言われている)
当然「言語コミュニケーションスキル」も大切なので、そこは別途教育が必要になるかなと思っている。(ちなみに言うと、これは右脳が発達した後に形成し始め左脳がメインで働くと言われている)

あとはこれまた少し毛色は変わるが、私自身これまでの経験として、「他人から様々なことを学ぶこと」が多かった。
私の周りの仲間に「人生のターニングポイントは?どんな瞬間にワクワクできるようになった?」と聞いた時も、他人の存在が重要であると言うことが判明した。ただこれもそもそも論を考えていくと、その他人が自分の情報を話してもいいと判断する大前提としてその本人のコミュニケーションスキルがあってこその人間関係の積み上げによるものだと思うので、やはり大切になるだろう。

まとめると、一度きりの人生をワクワクしたものにするためには、「人間関係構築スキル/コミュニケーションスキルの獲得」が重要で、そのために非言語・言語コミュニケーションスキルが必要になり、それには「脳の発育発達」も大切だし、「教育」も大切だし、そこに「多種多様な人間とのコミュニケーションの場数・自らの存在を容認してくれるコミュニティの数」なども大切になってくると考えている。

これら全てを一気に形にすることは難しいかもしれないが、一つずつ何かしらの形で残して発信し、1人でも多くの人のためになれたらいいなと思っている。

最後に

ここまで私の持論を長々と述べてきたが、折々出てきたワードに「形成」や「獲得」といったものがあったのを覚えているだろうか?
実はこれらのワードを私があえて使っているのには意図がある。

「形成」= 統一のある形に作りあげること。 形づくること。
「獲得」= 手に入れること。努力して自分のものにすること。

辞書で調べるとこう記されている。
この2つを見て、思うことはないだろうか?

どちらも後天的にどうにでもなれるという事であり、一切として先天的な要素を含まないと言うことである。誰にでも平等にチャンスは与えられているのだ。
つまり、ワクワクした人生を送ることの権利は、誰もが平等に与えられていると言えるだろう。しかし、何を形成して何を獲得するかが非常に重要だと考えているので、重要な要素を後天的に形成し獲得していってほしいと思っている。

幸いにも、私はこれまでの人生の中で大切な考え方/価値観を沢山の方々に教えていただき、選択できる幸せを感じられる心身を獲得し、人間関係を上手く構築する術を教えていただけたから、ワクワクして人生を生きていられる。
ここから先私自身がワクワクして幸せを感じられる事は、身の周りの人達がワクワクして生きていることを感じられる事だ。

だから今回挙げた3つの要素を何かしらの形で発信し、共有していきたいと考えている。
一気に全てすることは現実的に出来ないので、一つずつ手をつけていきたいと思っている。

全ては一貫して「一度きりの人生にワクワクを」のミッションを実現するため。
それを成し遂げるため。


って、そんなことを最近は考え自問自答していた。
思いつくままに書き出したので、文の構成や言葉に違和感感じる部分もあるかもしれないが、そこはご愛嬌で。
最後までご覧いただきありがとうございました。

山下玲央

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