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「どうしてそれを選んだのですか?」

私は人と話をして、その相手がどんな人生を歩んで、その節々にどんなことを感じたのかを聞くことがとても好きだ。
そんなこんなもあり、今の私のスケジュールは、過去3ヶ月くらい遡っても土日関係なく、オンライン/オフラインともに誰かと会い話し、沢山の方々とコミュニケーションを取っている。

特にここ半年くらいは、経営者や何かのことに一生懸命に取り組んでおられる方々と話す機会が圧倒的に多いのだが、その会話の中で私は毎回質問することがある。

それが「どうしてそれを選んだのですか?」

という質問だ。なぜこれが大切で、私が意識しているかをこれからお伝えする。

・その相手がどんな人生を歩んでこられたか?
・どうして今の状態があるのか?
・今現時点の生き方/在り方/考え方はどのようにして培われたのか?

これらを深掘り、その人をより知っていくためには、先程ご紹介した質問だけしていれば聞き出すことができる。それくらい非常に大切な問いで、そこに十人十色の人生観が現れている気がしている。
なぜなら、そこにその人となりが現れているから。

では私が実際にここ半年くらいで特に会話をしている方々がどんな人なのか。
皆さん何かしらの志を持って、人生を通じて何を成したいのかを考え行動に移しておられる方々が多い。本当に色々なステータスをお持ちの方がいて、社会的に成功している方々が大半。(ここでの社会的成功の定義は、必ずしも資本的成功だけではない。)

ただその今の状態に至るまでには、沢山の経験や苦難を共にされ、そこから沢山の感情が生まれ、何かに気づき、また行動するといった過程を生きてこられた。なので、いきなりそこに至ったわけではない。

そこでやはり我々一般人は、そんな方々を目の当たりにすると、「何をしたらあなたみたいになれますか?」「何を勉強すればいいですか?」「私には何が足りませんか?」なんて質問をしてしまいそうになるだろう。
私も聞いてしまいそうになる。

でもそんな質問をしても、その方がどうして今の状態にあるかなんて理解することはできない。だから「どうしてそれを選んだのですか?」と聞かなければならないのである。

では少し前振りが長くなったので、ここからこの質問の神髄を私なりに述べてみたいと思う。

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638字

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