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その名は「若枝」:聖書をめぐる旅 8/7

8/7(日)
ゼカリヤは第6~第8の幻を見せられます。
象徴的なのは、罪悪が籠の中にとらえられて、運ばれていること。
また、神様の言葉が巻物となって空中を飛んでいることです。

ゼカリヤ書5章 

1また目を上げると、空中を飛んでいる巻物が見えました。 2「何が見えるか。」「飛んでいる巻物です。長さが二十キュビト(約九メートル)、幅が十キュビトくらいあるようです。」3「巻物は、全地に及ぶ神ののろいのことばを示している。盗みをしたり、うそをついたりする者はみなさばかれ、死刑の宣告を受けたと書いてある。」
「上を見よ。何かが空を通って行く。」 6「何ですか、あれは。」「全地にはびこる罪でいっぱいの大きなかごだ。」 7突然、かごの重い鉛のふたが開きました。かごの中に一人の女が座っているではありませんか。 8御使いは「この女は罪悪を表している」

ゼカリヤ書6章

1それから、また見上げると、青銅でできた二つの山のように見えるものの間から、四台の戦車が出て来ました。 2初めの戦車は赤毛の馬たちが、次のは黒い馬たちが、 3三番目のは白い馬たちが、四番目のあし毛の馬たちが引いています。
12全能の主がこう言われると彼に告げよ。『あなたは、やがて来る人を表している。その名は「若枝」で、自分自身から成長し、主の神殿を建てる。 13さらに王の称号を受ける。彼は王としても、祭司としても世を治め、二つの間には完全な一致がある。』
15遠い地から来たこの三人は、主の神殿を再建するために、いつか遠い地から来る人々を表している。

空中を支配する幻
 空中を飛ぶ9mの巻物、罪悪という名の女を閉じ込めた籠、4色の馬にひかれた4台の戦車、

 神殿を再建するユダの人々に語られているのは、天においても神様の正義がなされる印が解き放たれているということだと思いました。
バビロン捕囚は、ユダの人々が悔い改めるために神様が用意された試練だとすると、捕囚から帰ってきた人々に以前とは異なる神様目線の歩みが期待されているのだと思います。

 6章では、大祭司ヨシュアに金と銀の冠が与えられます。彼には「若枝」という名前が与えられ、王であり祭司であり、この世を治めることが預言されています。「ダビデのひこばえ」「メルキゼデク」のような祭司、すなわちメシアを表していると思います。
この若枝は主の神殿を建てるとあります。3日目に復活されたイエス様が、神様がやどる場所として人間そのものを示したことに通じると思いました。
一つ一つに意味があり、それがイエス様の言葉や歩みにつながるところが、聖書の面白さであり、神秘だと思います。

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