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露呈:聖書をめぐる旅 3/4

3/4(金)
民族を滅ぼし、殺し、絶滅しようとする・・・エステル記の表現は今の世界情勢と重なります。箴言は、年老いた母を侮るな、と私自身への戒めの御言葉が語られていました。 

エステル記7章 

4私と私の民族は取り引きされ、滅ぼされ、殺され、絶滅させられそうになっているのでございます。私どもが、男も女も、奴隷として売られるだけなら、王を煩わすほどのことではございませんから、私は黙ってもおりましょう。」
5クセルクセス王は王妃エステルに、「一体、誰がそのようなことをたくらんでいるのか、その者はどこにいるのか」と尋ねた。 6エステルは答えた。「その恐ろしい敵とは、この悪者ハマンでございます。」ハマンは王と王妃の前で恐れおののいた。


 クセルクセス王に、エステルは自分の願いを告白します。
私の命と、私の民族の命を助けてほしいと。
奴隷として売られるだけなら、王をわずらわせることではないが、
民族が殺され、根絶やしにされそうになっているのです、と。

これは、ロシアーウクライナ戦争で、ウクライナの一部地域の独立護衛のために、平和維持軍を送っただけだというプーチン大統領の仕業を、神様に申し立てている人のようにも聞こえました。
彼は、ウクライナの一部だけでなく、ウクライナ人を殺し、民族を滅ぼそうとしている、と。

エステルは、続けて宣言します。
このたくらみの根源は、ここにいるハマンです、と。
自分が正しいと思ってやっていたことも、王の前に明らかにされたときに、
その行為の意図もすべてが露呈します。

ユダヤ人を守ろうとしていたモルデカイをつるすために立てた柱に、首謀者のハマンは、自分がつるされるという顛末を迎えます。
ウクライナを守ろうとしているゼレンスキー大統領、そしてウクライナを侵略しようとするプーチン大統領、まずは戦闘をストップし話し合いがなされることを願います。

 私は、祖国とその主権を守るために戦うウクライナの人々を支持し、その人たちが守られるように祈る者です。


箴言23章

22父に聞き従え、生みの親である父に。
母が年老いても侮ってはならない。
25父が楽しみを得
あなたを生んだ母が喜び躍るようにせよ。

 いつか来るとは思っていましたが、
その日は突然訪れました。自分の両親の介護のことです。
父は、走りすぎるように認知症の症状が進行し、既に他界しました。
母は、老人施設に入っていますが、コロナで面会がストップしており、月に1回の通院の時に会えるだけです。
先日、久しぶりに会った母からは、自分が15で就職した時の話を聞かされました。もう、何十回もされている話です。また、施設にいる背の低い男性が哀れだという話をされ、偏ったモノの見方に残念な気持ちになりました。
老いることが怖いと思ったのは、それまでは自分のお手本なり、人生の先駆者であったはずの父や母が年老いて、広い心、やわらかい気持ちになるのかと思っていたら、まったくその逆でした。認知症は、脳の病気です。それまでの、考えや判断がまったくできなくなりました。自分でしまったお金の場所がわからなくなり、家族を泥棒よばわりすることもありました。
その姿を見て、自分も年を重ねるとこんなふうになってしまうのかも・・・それが恐怖でした。
 今日の聖書箇所は、母が年老いても侮ってはならない。
ある意味、今の私への忠告でもあります。
悔い改めて、今週も日用品を届けようと思います。

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