キャリア料金の基礎知識~auのピタットプラン、フラットプラン、アップグレードプログラムEX

過去の記事を読むと理解しやすいかもしれません。各記事も理解しにくいかもしれませんが。

キャリア料金の基礎知識(https://note.mu/yamaguchi_p/n/n29dead044a23)

キャリア料金の基礎知識~一括0円とMNP乞食~(https://note.mu/yamaguchi_p/n/nba7b561d37c6)

キャリア料金の基礎知識~端末購入サポート(https://note.mu/yamaguchi_p/n/nd0643ac7ccec)

キャリア料金の基礎知識~ドコモのシェアパック、シンプルプラン、docomo with(https://note.mu/yamaguchi_p/n/n9a9ce975de3e)


それぞれ見ていきましょう

参考:月間のデータ通信契約プラン、4キャリア利用者は5GB、格安SIM利用者は3GBが最多 4キャリア利用者は月のデータ通信の契約プランが「わからない」が2割(MMD研所)https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1560.html

毎月割に関する言及はあるものの、もう一つの端末購入補助である端末購入サポートについては言及していなかった。これの扱いが14日からどうなるかに注目していたらどうも各種の「au端末購入サポート」については14日から無くなった模様。それに伴いキャッシュバックがどうなるか、乞食に最も優しいauの動向に期待。

次のスライドで具体的に料金を見てみる。なお、断りがない限り、5分間通話定額のスーパーカケホ適用時の料金を見る。それ以外は自分で確認して、どうぞ。https://www.au.com/mobile/charge/smartphone/plan/pitatto/?bid=we-dcom-newplan3taro-l-0017

余談:作っていて思ったが、場合分けが多くてほかの料金プランとの比較がしにくい(やるけど)。まず、5分間通話定額か10分間通話定額か通話従量制のいずれか、そして固定回線とのセット割引であるスマートバリューは適用されるか、適用される場合はデータ容量や通話プランによって割引額が変わったりなくなったり、端末の購入を伴う場合は契約して1年間は一律1000円割引される。料金プランの場合の数はいったい何通りでしょう?

この表を眺めてばかりいても仕方ないので、次のスライドよりdocomo with、似たような料金体系を持つUQ mobile、au既存プランとの比較を行う。

比較したのは失敗だった。

月々サポートはドコモ、毎月割はauの呼称。中身に違いはない。

余談:iphoneに関しては似たようななにか専用のものが提供されるのではないかという憶測
『月1980円からの新料金「auピタットプラン」を徹底解説:週刊モバイル通信 石野純也』より引用
http://japanese.engadget.com/2017/07/18/1980-au/
>KDDIの田中孝司社長は、iPhoneについて「協議中」と述べており、アップルとの交渉が終わっていないことを示唆しました。ただし、次期iPhoneのタイミングでは、「Something similar(同じようなもの)」(同)が出るのではないかとの見通しも示しています。

「基本通信料」については以前書いた記事を読んで、どうぞ。
「基本通信料」にある「基本使用料」や「ISP接続料」というよくわからないものがなくなった。MVNOにはそんなものはもともとなく、通話SIMとデータ専用SIMで料金が違うがデータ通信量に応じた料金を払えばよい。

次のスライドからよく似た料金体系を持つUQ mobileとの比較を行う。

この表はUQ mobileの5分間通話定額とデータ通信料金がセットになったプランをまとめたものである。データ容量に「実質」とあるのは、契約して2年間は、キャンペーンによりデータ容量が2倍になるためである。

次のスライドでピタットプランとUQのプランの1GBあたりの単価を見ていく。

一応もう一度ピタットプランの料金体系。

どちらも容量が増えるごとにデータ容量あたりの単価が下がっていく傾向にある。また、一年間は1000円割引という点も共通している。データ容量の揃う2GBプランをみると、ピタットプランの方が、無割引時は750円・契約して一年間は500円高く、いずれの場合もピタットプランはUQと比べて50%高い。この差は、料金が自動で適用されることや店舗などのサービスが充実していることに対するプレミアムなのだろう。

しかし、ここでは対象者が限られる固定回線とのセット割引であるスマートバリューを考慮していないので、スマートバリューを含めるとピタットプランがUQに近づく。

次は既存プランと比較する。

詳しくは以前書いた記事を(ry

「月々サポート」と「毎月割」は同じもの。前者はドコモ、後者はauでの呼称。

これらが、

https://www.au.com/mobile/charge/smartphone/plan/pitatto/?bid=we-dcom-newplan3taro-l-0017より引用。図は5分間通話定額のスーパーカケホの場合である。

au端末購入サポートは既存プランでもなくなったらしい。しかし、型落ち端末のMNP優遇は続いている。さすがau!ドコモソフトバンクができないことを平然とやってのける!そこに(ry

左図2つは無割引のピタットプランと既存プランとの料金のスーパーカケホ適用時の比較である。一見値下げされているように見えるが、ピタットプランには「毎月割」は適用されないことに留意。また、既存プランでも1GBプラン契約時は「毎月割」が適用されない。

右の図は既存プランとピタットプランの同一データ容量の場合の料金の差と値下げ額比率を表したものである。3GB以上は毎月割が存在するので単純比較ができないが、単純比較できる1GBの場合には3割近い大きな値下げ幅である。1GBで十分であると考えているならばピタットプランに変えた方がいいかもしれない。3GB以上の場合は、毎月割の影響があり、おそらくほとんどの場合で既存プランとピタットプランの料金差を「毎月割」が上回っていると考えられるので、プランを変えないほうがよい場合が多いかもしれえない。参考:au毎月割 一覧http://rhp.ninja-x.jp/mobilephone/maitsukiwari/

しかし、同じ端末を「毎月割」が消える2年を超えて使い続けている人は、「毎月割」を考慮せずに単純に料金が安くなるピタットプランに変えた方がよい。

公式の文言は回りくどいが、要は、何年もずっとauを使い続けてくれるなら割安価格で端末を提供してあげますよ、というもの。なので途中でauを解約しようとする場合にはアップグレードプログラムEXの料金が丸々無駄になる。また、24回中12回払えば半額で機種変更できる権利が得られるが、機種変更時に、残った機種代12回分を払うだけでなく、残った12回分のアップグレードプログラムEXの料金(12×390円)分も払わないといけないことにも注意。また、機種変更後もアップグレードプログラムEXに加入し続けなければならない。

月1980円からの新料金「auピタットプラン」を徹底解説:週刊モバイル通信 石野純也(http://news.livedoor.com/article/detail/13356972/)

http://japanese.engadget.com/2017/07/18/1980-au/より引用

上手な使い方:ハイエンドスマホをある程度安く維持できる。Galaxy S8の価格98160円を48分割すると2045円。これを、表にはないがピタットプラン(シンプル)1GBで初めの1年は1980円、以降は2980円で運用することを考えると、最初の一年間は端末価格とピタットプラン、アップグレードプログラムEXを合わせて2045+1980+390=4415円次の一年は5415円。最新ハイエンド端末をこの価格で運用できると考えればそこまで高くはないのでは。不足するデータ容量はモバイルwifiルーターにMVNOのデータプラン契約のSIMカードを挿して運用すればよい。2年後はGalaxy S10?に機種変更する。この方法の良いところはキャリアメールアドレスなどなんらかの事情でauから離れられない人に有効。悪いところは、3月と9月の安売り合戦でauにMNPして端末を安く入手すれば、既存プラン運用しても毎月の維持費がそう変わらない上に、多くのデータ容量と通話定額が利用できるであろうことが予想されることである。MNP優遇の波を抑えることはできない。参考:https://note.mu/yamaguchi_p/n/nba7b561d37c6

この記事(http://mvno.xsrv.jp/au/upgrade-program-ex/)には「本当の割引額」という表現が用いられており、どうやってお得に使うかが悩みどころである。

いずれの場合も既存プランとの差が1500円か2500円である。ピタットプランと既存プランとの比較時と同様に、「毎月割」との関係が重要になる。「毎月割」が2500円を超える端末はそれほど多くないが1500円を超える端末は多いのでどちらがお得かは計算しないとわからない。こんなにデータ使うんならキャリアやめてMVNOに(ry

my docomo(https://www.nttdocomo.co.jp/mydocomo/)
my au(https://www.au.com/my-au/)
my Softbank(https://www.softbank.jp/mysoftbank/)
なぜか全キャリアmyが付く


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