熱い熱いアスファルトの上を裸足で歩く私たちへ
私たちはさ、「NOと言えるか」とか「自分の意見を伝えられるか」とかそういうことで評価されがちだよね。
そんなのわかってるじゃん。いじめが起きてたら弱い子を助けて「みんな間違ってるよ」って言えればいいと思うし、会社でパワハラ上司に「あなたが就業規則に違反していて私は仕事をしているだけです」って言えばいいんでしょ。
そんなのわかってる。
でもさ、そんなのできるわけないじゃん。この世の中だよ?
自分以外だれもNOって言ってない世界で急に自分だけがNOと言い出したら、逆に周りからNOを突きつけられると思うんだよね。
そんなやつイタイだけ。
周りに合わせていることが自然でしょ。
真夏の30℃を超える灼熱の暑さの中、アスファルトの上を歩いている。太陽からの日差しであたたまった額は目玉焼きが焼けそうだ。
汗が毛穴という毛穴からぶわーっと吹き出す。あつい。カラダが燃えるように熱いしなんだか汗でベタベタする。
やばい状況だよ、どう考えても。
そんな時ですらさ、私たちはクツとクツ下を脱いで裸足になったら「足のウラが熱い」ってことしか考えられなくなるんだよ。
日焼けだって気になるし
汗だってどうにかしなきゃ
匂いだってイヤだし
熱中症だってこわい
そもそもハダシで歩いてるところを見られることすら恥ずかしくてハゲそうだ。
それなのに裸足だと足の裏が燃えちゃいそうだってことしか考えられない。
これは誰が悪いとかじゃない。そういうもん。普通なんだ。
NOって言える環境じゃないから言えないだけ。
他のこと考えてる場合じゃないから考えてないだけ。
NOって言うにはNOって言える環境が必要なんだ。「NOと言えない日本人」なんじゃない。日本ていう国にいたらアメリカ人だってNOと言えなくなる。
アメリカにいれば日本人だってNOと言えたりする。
だからNOって言いたくて、でも言えない自分を責めてしまっている人は責めなくていいし、世の中にNOを増やしたい人はNOと言える環境を整備することから始めようよ。
ありがとうございます!先にお礼言っておきます!