新年最初の聞香会のメニューを決めました♫

新年あけましておめでとうございます
本年も新型コロナ禍への対策を油断なく心掛け、他方では、めげることなく聞香三昧の道を邁進し、充実した日々を過ごして参りたいと願う次第です。
どうぞ幾久しくご高誼に与かります様、よろしくお願い申し上げます。

来たる25日に開催予定の聞香会は、香雅堂創業40周年の癸卯に相応しく、古木の趣をゆっくりと堪能する稀少な機会とするべく、次の通りにメニューを決めました(番号は炷き出す予定の順番で、変更も有り得ます)。

1.仮銘 夢路(真那賀)
 (詳細不明ですが、無銘のまま伝えられた一木に、仮銘を付けました)
2.浪花芦(真那賀)
3.無銘沈香(真那賀)
4.無銘伽羅
5.志ら雪(伽羅)
6.香久山(羅国)(百二十種名香)
7.大内(伽羅)(同上)
(今回の「聞香会セット」では、6・7以外は分木させて戴く予定です)

200年、250年、300年前に発見・採集され日本に渡来したと思われる古木たちは、細かく截香を繰り返す間に継続的に香気を放ち続け、塊の表層部分は枯れたように経年変化し、加熱すると特有の奥床しさと申しますか、仄かさを感じさせることが多いと言えます(もちろん例外もありますが)。
当日は、そのような古木ならではの趣をたっぷりと堪能できればと願っています。どうぞお楽しみに!

大内の由緒書(某家家蔵)

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