「烏帽子岩」の截香を始めました


名付けられた理由が納得できる、馬蹄形の「烏帽子岩」

ごつごつした外見からは想像できない軽やかな味わいが魅力的で、甘ったるさとは無縁でとてもオーソドックスな真南蛮らしさを具える「烏帽子岩」。
その形状ゆえに截香が困難なことが玉に瑕です。

販売開始直後から分木のご注文を頂戴しており、先日、截香に着手しました。
あらかじめ「きれいな長四角にはできない」とお断わりさせて戴きましたが、可能な限りお使いいただき易いようにと、部分的に輪切りにして、朽ち果てた層を分木の対象から外すよう努めてみました。

左端が、一番底の部分です
右の二枚を上の写真のような短冊状に割り、計量して分木します
一番上層の朽ちたところには、2~3㎜ほど健全な部分が残っています

今後も必要に応じて同様の作業を繰り返して分木に努めますので、タイ産沈香の本格的な真南蛮をぜひお求め戴き、特有の「匂いの筋」をお確かめ下さいませ。

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