やまだえっせい
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「先生はいつも欲しい時に欲しい言葉をくれました」
水泳の東海大会の引率が終わり、新幹線に乗って三島に帰っている。全中の標準突破を狙った県大会、惜しくもあと少しでそこに届かなかった彼女は今日大きくベストを更新して全中の標準を切った。大会の規定上、東海で標準を切っても全中には出られないのだけれど、気持ちのこもったレースに会場中から送られた拍手は決して乾いた拍手なんかじゃなかったと思う。
帰ってきた彼女に掛けた言葉は「感動したよ、おめでとう」だったけ
僕が一般企業で働きはじめた話
一般企業で働きはじめた。
驚かせてしまっただろうか?無理もない。一番驚いたのは僕だし、1週間わけもわからないまま働いて日曜日を迎えてもなお、明日はこれまで通り学校のある右側に最初のウインカーを出しそうである。
3月の半ば。皆が異動の内示を受けたその日、僕も校長室に呼ばれた。言葉は嘘をつけれど、身体はいつも正直だから、僕にはきっとまだ今の学校でやりたいことがあったんだろう、サッカーも志半ばだった
初めて教壇に立つ人に僕はどんな声が掛けられただろう
僕は誕生日や何かの節目を記事にしないと発作が起きる病気を患っている。
9年目を終え、明日から10年目を迎える。よくこの仕事を続けてこれたなと思う。そんな今日、何かを残しておきたくて駆け込みで書き始めた。
去年初めて教壇に立つ人に送ったメッセージがバズった。今年1年は承認欲求みたいなものを丹念に減らしてこれた1年だったから、目につきやすいXに流すよりは、丁寧なクリックの上、読みたいと思ってくれる
後悔はなぜ残り続けるのか?
「そういや今年って節分いつ?8月?」
「いゃ真夏。今年とかないっす。だいたい2月3日です」
「ほーん、なんか年取るとマジでイベントごとに興味なくなるのよ。プレゼントもらえるわけじゃあるまいし」
「年の数だけ豆もらえますよ」
「いらねーよ、誰が喜ぶんだよ豆もらって」
「先生、恵方巻とかは食べません?」
「うーんどうだろ。食べるの?」
「まぁ一応、お母さんが作るんで」
「なんか今朝テレ