📕歌うクジラ
村上龍、著。
歌うクジラ。
不老不死が可能になった日本では、ヒエラルキーが確率し、国民は分断されていた。
最下層地区出身のアキラは、処刑された父親から世界を揺るがすかもしれないデータを託される。
アキラはその不老不死遺伝子についてのデータをもち、最上層にいる重要人物へ会うため旅に出る。
格差が生み出す不条理というものを、これでもかというほどに見せつけてくる。村上龍作品のなかでも群を抜いた殺戮ショウが読者を慄かせるだろう。
人間、命に執着すると、どんな賢人であれ、不気味な存在に成り果てるのだろうな…
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