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炎天の大阪観光「日置天神社」後編



例年台風被害の少ない京阪エリアですが、現在台風7号の暴風警戒域に入っています。関空連絡橋にタンカーが衝突した2018年の台風を思い出し、念のためいつもより早い時間に投稿することにしました。

では前回の続きです。



「狛犬阿形」

狛犬に前掛けが着けられています。

なぜなのか気になったので調べてみました。どうやら一説によるとお地蔵さんから派生したものらしいですね。


「狛犬吽形」

早世した子の世話をお地蔵さんに託すために親が前掛けを奉納し、それが狛狐や狛犬へと伝播したそうです。

夏の水難事故で小さな子どもが亡くなる報道を見るたび胸が痛くなります…。


拝殿の扁額です。黄金色は神社名の由来となる太陽を表わしているのでしょうか。


こちらは拝殿と本殿になります。


拝殿は入母屋造平入、本殿は切妻造で、ともに瓦葺の建築構造です。正面はもちろんのこと側面も立派でかっこいい。


境内末社「三社」

境内末社「三社」
祭神:天照大神(天照皇大神あまてらすすめおおかみ)、春日大神(天児屋根命あまのこやねのみこと)、八幡大神(品陀和気命ほむだわけのみこと

三社託宣さんじゃたくせんのお社です。伊勢神宮、春日大社、石清水八幡宮(宇佐八幡宮)の神様が祀られています。


三社託宣は室町前期ごろから江戸末期にかけて吉田神道の発展とともに広く庶民信仰として普及し、三社託宣を書いた掛軸を床の間に飾って説教・礼拝することが流行しました。

三社はいずれも日本の象徴的神社であり、三徳は神儒仏三教の混融的思想の簡潔な表現で、わかりやすい点が一般に抵抗なく受容されたものとみられています。


吉田神道の発祥である京都の吉田神社も一度行ってみたいんですよね。江戸時代まで隆盛を誇っていた神社を肌で感じてみたいです。

《余談》

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