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【2023.9.27.】非常勤掛け持ち作業療法士という働き方6「空気感を読むことは大切です」

過去投稿から今日のコラムは開始です。

例えばセラピストとしてめちゃくちゃ優秀、看護師としてめちゃくちゃ優秀な人材がいたとしても、他のスタッフや他の部門のことを考えて行動せず、すべてが個人プレーのようになってしまっていては、事業所としてそのスタッフの優秀さを活かせていないのだと思うのです。

個人事業で一人親方で仕事をしている個人事業主であれば好き勝手にすればいいでしょう。私も個人事業主として複数のサイトの運営は自分の好きなようにやっています。

だけれども、複数の人材がいる事業所や病院で働くのであれば、他者との連携を図ることは業務として当然のことなのです。

事業所の方針にもよりますが、「連携が必要」と考えている方針があるのであれば、連携することは業務の一つなのです。

自分一人の都合だけを考えて行動するというのは連携ではないのです。

先日訪問業務にぽかんと空き枠があり、たまたま事務所に封筒詰めと切手貼りをすべき報告書や計画書があったのでその作業をやりました。作業療法士としての業務ではありませんが、事業所の職員としてはやるべき業務だからやりました。

そんなことをする作業療法士はその職場にはいなかったようで、なんだかめちゃくちゃ感謝されたのですが、そんなことで感謝される方が恐縮するというか、おかしいなと感じます。

どこまでが作業療法士としての私の業務で、どこからが職場全体の業務で、どこから先が他部門の業務なのかという事はいつも考えています。口や手を出してよい部分と出してはいけない部分。

あいまいなグレーの時は確認するようにしています。

そうして、私が本来すべきかどうかわからない封筒業務でめちゃくちゃ感謝されたのですが、感謝されて悪い気はしないですよね。

「そんなことしなくてもよかったのに・・・」
と言われるよりも
「そんなことまでしていただいてありがとう」

と言われる方が、行動した側としては嬉しいものなのです。

すでに終了している行為に対してはまず謝意を示す方がお互い良い気分。
そのうえで、私の行為が越権であるならば、これからどうすべきかという事を伝えてもらったり、決めてもらった方が良いと思うのですよね。

成長途上の職場であるほど、グレーゾーンというものは多く存在する。

だからお互いが協力する。まずは感謝する。そうして業務分掌として決めるべきものは決めて、協力すべきものは協力するという行為が必要。

それすら決まっていないのに、優秀な人材であっても自分勝手に何でも物事を進めていってはその先に「連携」はないのです。

自分の部門のことだけを考えて行動している優秀な人材よりも、職場全体のことを考えている普通の職員が多数いる方が働きやすい環境だと思うのです。

そのためには事業所の方針を明確にし、それぞれの部門が効果的につながり連携できるような方向になることが望ましい。

以前の投稿にも書きましたが、あなたの言動や立ち居振る舞いはすべて見られているのです。

ささいな行動から連携は始まることもあるし、ささいな行動で連携をぶち壊すこともあるのです。

2022.9.11.
の過去投稿より

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