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キューバ②”日本語を喋るキューバの青年"世界さすらい雑記

202311/30

”日本人にあったことが一度しかないに日本語を喋る青年に出会った”

昨日の朝、宿でぜひうちの朝ごはんを食べてほしいと勧められて
2人5ドルと言われたので高いと断ったら
2人で5ドルでいいから食べてとまるで子どもにご飯を食べろと言わんばかりの押しにあい
ご飯を作ってもらうことにした。

コーヒーとパイナップルジュース
パンとチョリソーと焼いた卵というシンプルなご飯だったが美味しかった。

朝は街にある葉巻工場へ。

入場料は5ドルとのことで50ドル札を渡したらお釣りがないからキューバペソで払うことになった。
要求されたのは一人600ペソ。
公式レートでは1ドル120ペソのため、間違ってはないのだが公式のレートで要求されたのは実は初めて。
ここは国の工場だからそうなっているのだが、街では基本1ドル200~150ペソで両替ができるのでめちゃくちゃ得をした。

こちらは国の施設のため撮影が禁止だった。
工場に入ると、こちらの工場では、15人くらいがひたすら葉巻をくるくるしていた。
監視カメラがあったのだが、スマホで動画を見ながら作業している人や
前の席の人と楽しそうにゲラゲラ笑いながら作業をしていた。
学生時代の運動会や文化祭の時の花のポンポンを作る時を思い出した。

明らかに手際が良いおばちゃんが二人いたのだが、ガイドに聞いてみるとその二人が一番数を作るらしい。

ガイドに聞いてみると月の給料は5000ペソから10000ペソだということ。
なぜかここでは給与は均等ではなく、一部成果報酬が採用されているらしい。
公式レートで考えても50ドルから100ドルなので明らかに安すぎる。。。
ここでもキューバの苦しい状況がかいま見えた。

次に街で有名なラム酒工場に向かった。
そこはなんと工事中で閉まっているということだった。
革命博物館といい、キューバは観光客に決して優しくはない。

諦めて家で薄いキューバのライトビールを飲みながら
チルをしていたところ、宿のおじさんが「近所に日本語を話したいと言っている少年がいるのであってほしい」と言ってきたので会うことになった。
ゆっくりのペースながらも彼は日本語を話してくれた。
「君たちに会えて日本語が話せて本当に嬉しい」と言ってくれてその後2時間近く、日本語と英語を交えながら話をした。
彼が日本人にあったのは人生で2回目らしい。なんで日本語を学んでいるのかと聞いたところ、趣味であるらしい。
アニメを小さい頃から見ていて、アニメがめちゃくちゃ好きらしい。そして、弟も日本に興味があって日本語を一緒に話したりするそう。
キューバはネットが厳しい状況にあるので、どうやってアニメを見るのか聞いてみたところ、
日本のアニメはUSBにコピーされて街に出回っているらしい。恐るべし日本のアニメの力。違法だろうけど何だか誇らしくなった。

彼は日本にいつか行きたいと言っていた。
キューバから外国に行くことは難しいのではないかと僕は感じて、
「外国に行ったことはある?」とダニーロに聞くとないとのこと。
ただ、彼の家族の一部はマイアミに亡命をしていて海外は身近ではあるらしい。
でも彼はキューバでの生活が好きだから行きたくなくて残っているらしい。

彼に、外国に行く難しさをさらに詳しく聞くことは
日本に行く難しさを思い浮かべることになるかもしれないと思って、これ以上は聞けなかった。

帰り際、彼に浴衣を着させてあげると迎えにきた母親に「夢が叶ったね」と言ってもらえた。
ワッツアップを交換すると大喜び。別れぎわ、彼は少し涙ぐんいたと思う。日本人に会えるだけでこんなに喜んでくれる人がキューバにはいた。
彼はまた会おうと言って、僕らもまた会おうと言った。僕らにとってもキューバに行くことは簡単ではない。
この再会が本当に実現するかどうかは僕の人生にとって非常に楽しみでみてみたい結末だ。

夕方、キューバの団地が見たいと思って散歩をしていた。
団地はベランダをみるところ人がいっぱいで、洗濯物やベランダで電話をしている大人で溢れていた。
団地の前で小学生から高校生くらいの子どもたちが一緒にサッカーをしていた。女子たちは集まって話をしていた。
サッカーをしているガキ大将っぽい少年から「チーノチーノ(中国人)」と言われたので何だかこのままでは嫌だなと思って
サッカーに混ぜてもらった。
身体が鈍っているので、なかなかいいプレーはできなかったが言葉を交わさずともパスを交換できたのは気持ちがよかった。
最後には、adios amigoと言い合って、本当に心地のいい気分だった。

さらに、帰り際、話をしていた女子たちに呼び止められ「BTS!」と言われた。
いやいや違うんだってと思ったが、これに関しては自分がハンサムだと言われている気がして、嬉しくて否定をせずに握手をした。
でもやっぱ申し訳ないから「日本から来たよ Soy de Japom」と話すと「こんにちは」と答えてくれた。これは、BTSと言われたことよりも嬉しかった。


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