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生きてる感じがする~死なないための公園養老天命反転地~

生きてるって感じがする。なんでも試したくなる。
そんな公園が岐阜の養老にあった。
生きてる感覚、非日常の感覚に包まれたい人にぜひ行ってみて欲しいです。

「死なないたための公園」、文字通り死なないために、アーティストの荒川修作とマドリンギンズが作った公園。そこでの体験を文字に残そうと思う。

 5月くらいに偶然この荒川さんの「死なない子供、荒川修作」の映画が期間限定FaceBookに公開されていてイッキ観をして知った。

「君たちにはわからないけどここでは死なないってことなんだ!」と熱弁する荒川さんが仰っていたことはよく分からなかった。だけど、死なないために数多の工夫がされている公園を実際に体験したく、友人との旅行につけて行ってきた。

まず最初に入った部屋

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みなさん、写真から何が見えますか?







高さや形、色が違う壁、天井には同じような壁。

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実は、矢印で示すとわかりますが、床の高さも全然違うんです。

側面にある窓も整った形の物はなく、こんな感じでいろんな形をしていました。

この部屋では好奇心が湧き出っぱなしになりました。
「この壁の高さはどうなっているんだ。」
「あそこの窓はどんな形だろうか。」
「床の低さはどうなっている?」
「上と下はどう対応しているのだろうか。」
「登って見たらどうなるんだろう」

どこもかしこも微妙にずれている部屋にいると自分がいる場所、目を向ける場所がどうなっているのか、自分が歩くと何を感じるか確認したくてたまらない衝動に包まれた。そして、いろんなことを試してみたくなりました。

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気づけば壁の上に登っていた。
後ろの人もみてください。
僕と同じように登っています(笑)

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床の傾斜も確かめたくなった。
背中で床の凸凹を感じました。
床は凸凹で斜めを向いていました。

今思い出してももう一回歩きたくなるくらい、見方、感じ方が何通りもある部屋でした。

たくさんの色、肌に触れる感覚が心地よかった。なんだかよくわからないけど、この部屋にいると、暗い部屋から外に出て、日を浴びた時の感覚に似ているような元気になった感覚をえました。

ギリギリ登れるか登れないか分からないところにある壁の窪み

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他にも数えきれないくらい、たくさんの施設があるのですが印象に残ったのは、この登れるか登れないかギリギリの高さにあるくぼみです。

荒川さんからの挑戦状だと思って友人とかけて登りました。
ギリギリ手が届いて、登り切ることができました。最近やってないけど、まだ運動できるんだな、俺と思わされました。

まとめ

いろんなことを試したくなって試し、日光を浴びたように元気になれた部屋。
挑戦状を突きつけられたようなギリギリ登れるくらいの高さのくぼみ。

他にも、覗いてみたくなる、触ってみたくなる仕掛けが沢山ありました。
この公園に行って、それを体験してなんだか元気になった気がしました。

冒頭で紹介した死なないことにはこれだとはまだ確信は持てませんが、自然に体がたくさ動いて、心地良くて、ああ、自分生きているってことを実感させられた場所でした。

この公園にあった、微妙な歪みの連続や多くの色、身体的な極限を実感する場所、そんなところに足を運ぶと日常から生き生きするかもしれないなんてことも思いました。それは自然だったり、遊びのある家具や物だったりするのかななんて思います。これを日常でいかせたら面白いだろうな。

もっと知りたくなった方用に、最後にこの場所について知れるサイト、記事を載せておきます。

写真と私の鎮撫な文章だけでこの場所について分かることは1%にも満たないと思うので興味がある人はぜひ足を運んでいただければと思います。

養老天命反転地のことが知れるサイト

養老公園公式サイト
『養老天命反転地』は「天命」を反転する!? “死なないため”の奇想天外な建造物で作者が意図したものとは

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