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知らなかった世界へ。私の原点をめぐる原体験の旅

子供の頃を皆さんは覚えていますか?大人になるにつれて記憶は薄れてしまいがちですが、子供の頃に経験・体験したことは少なからず今の自分に多少なりとも影響があるのではないでしょうか。

野生動物が好きで、彼らに会うため、旅に行く私の原点は、中学生の時の英語の授業が始まりでした。今回のテーマは「原体験の旅」。それは今の自分をつくった原点を振り返る旅です。


知らなかった世界に出会った中学時代

のちに購入した本

私は現在、野生動物に興味津々。見たくて、会いたくて仕方がありません。そのきっかけとなったのが中学1年生の英語の授業で習ったガラパゴス諸島でした。

ガラパゴス諸島が英文で紹介されており、それを元に文法や単語を学ぶ一般的な授業だったのですが、私は英語よりも、本に書かれている内容に引き込まれました。

中学生が飽きないように、教科書には野生動物の写真が散りばめられており、たくさんの野生動物が住んでいて、人と共存していること。最年長のガラパゴスゾウガメがいること。そして、イグアナのことが書かれていました。

それを読んだ私は、いろいろな想像を駆け巡らせ、「こんな世界があるんだ!動物たちの楽園に行きたい!見たい!」と、強く衝撃を受け、それ以来、イグアナが見たいと願うようになり、ガラパゴス諸島と野生動物に興味を持ったのです。

ニュージーランドの大自然と野生動物に感動

友人と湖で

それから何年か経ち、私はニュージーランドに住むことになりました。ニュージーランドは、人よりも家畜が多く、野鳥の楽園と言われており、動植物はほとんどが絶滅危惧種という、美しい大自然に囲まれた国です。

ある日、海に行った時のことです。海にはペンギン、アザラシ、トドやオットセイがいて、本来であれば南極に住んでいるはずのヒョウアザラシが海岸脇にあるカフェの入り口付近にいたのです!

水族館やテレビでしか見たことのない生き物が本当に野生で生きていることに驚きと感動で、「こんなにも人の近くで暮らしてるんだ!すごい!もっと見たい!もっと知りたい!」と、心が奪われた瞬間でした。

カフェの入り口前でくつろぐヒョウアザラシ

夜になると、ウサギやハリネズミもよく見かけました。初めて見るハリネズミに興味深々。ニュージーランド人の友人は、野良猫ならぬ野良ハリネズミに「パンとミルクをあげるの」と言っていて、それさえもかわいいと思え、心が癒されました。

ハリネズミ

私が住んでいたクイーンズタウンは湖と山に囲まれた南半球で1番美しい町と言われており、休みの日に出かけないなんてもったいないような場所でした。湖で泳いだり、ハイキングをしたり、果てしなく続く美しい景色すべてが新鮮で、最終的にはニュージーランド1周旅行もすることができました。

良い刺激を受けることができたニュージーランドは私の第2の故郷。あの頃見た野生動物と景色は、今でも忘れられないかけがえのない思い出となっています。

自宅からの風景

感動を繰り返し、豊かな自分に

現在は、野生動物の宝庫である北海道によく訪れていますが、ニュージーランド同様、景色も美しく何度訪れても私を感動させてくれる特別な場所です。

野生動物に興味を持った中学時代。大人になった私は野生動物を見ることが生き甲斐で、旅に出ます。それがきっかけでカメラも始めました。外に出ることで知らなかった世界に出会えた奇跡。感動して、心が豊かになり他人にも優しくなれる気がします。

憧れの地に行くのがもったいなくてガラパゴス諸島にはまだ行けていませんが、時が来たら訪れようと思っています。行ったらどのような感情を抱くのか今から楽しみです。

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