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衆議院で、河野洋平第71・72代衆議院議長のオーラルヒストリーが公開されています。

 衆議院事務局が、衆議院の正副議長経験者の証言を聴き取って記録するオーラル・ヒストリー事業の第一弾として、河野洋平第71・72代衆議院議長のオーラルヒストリーを公開されています。

国権の最高機関たる国会を構成する衆議院の正副議長を務められた方々から、その正副議長在任中に経験されたことや個別の政治的決定の中で正副議長として果たされた役割、判断の経緯や御自身の思い等について率直に語って頂くとともに、人生全般を振り返って、記録に残されていない政治的プロセスの真相やその豊富な政治経験から得られた卓越した知見を披露して頂き、それを広く国民に公開するとともに、衆議院に永久に保存し、後世に伝えることは、我が国の議会制民主主義の発展にとって極めて有意義なことであることから、衆議院として、正副議長経験者に対するオーラル・ヒストリー事業を行うことにしたものである」とのことで、河野氏の生い立ちから人生全般をたどるとともに、同氏の政治哲学、当時の想いや関係者との秘話等について、令和元(2019)年から令和4(2022)年までの間に記録されたインタビューの口述記録です。

 河野洋平氏は、昭和42年に衆議院議員に初当選後、14期42年余りにわたり衆議院議員を務め、内閣においては内閣官房長官、外務大臣を歴任し、平成15年には衆議院議長となり、再選を経て平成21年に退任しますが、当時の歴代最長となる2,029日間の在任期間を記録していますので、非常に貴重な歴史資料です。
 公開時点で公開が不適当と思われる部分は除外されているようですが、少なくとも記録として衆議院事務局に存在するのですから、時期を見て全面公開もありえるわけです。

 正副議長経験者ですから、個人的には第65・67代副議長だった赤松広隆さんの話は、きっと貴重で、おもしろい話が出てくるのではないかと期待しちゃいます。

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