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冷え症の人が冷えを気にせず食べられる梨の簡単デザート

薬膳では、全ての食材には栄養学とは別の角度で体への良い影響や摂りすぎやタイミングに気をつけるべき、性質や効能があるとしています。

性質とは、それを摂ると、体が冷える・温める・どちらでもないという分類です。

その中で秋のフルーツの代表である梨は常温で食べても体を冷やす性質を持ちます。


ご自身でもお子さんでも、冷えて来た秋の夜の食後のデザートに梨を食べたら、夜中にトイレに起きたとかお子さんがおねしょをしてしまったとう経験があるのではないでしょうか?

あれだけ水分が豊富なので、当然と言えば当然です。

これが暑い日中なら、体にこもった熱を冷まし汗で失った潤いをアップさせるので、嬉しいフルーツなのですけれど。

常温でも冷やす性質なので、冷え性の人にはおすすめしにくいものの一つになります。

でも、気温が低くなったからと言って、冷蔵庫には梨がある。
箱ごと1ケース届いたばかりということもありますよね。

そんな時はどうするか?

薬膳の知恵、「なかったことにする薬膳」を使ってみましょう。

なかったことにする薬膳って何?と思われた方は、先にこちらをお読みください。


梨を蒸して食べる

冷やす性質の食べ物の体への影響をなかったことにする方法として、主に二つの方法をお伝えしています。

1.調理する
2.温める性質の食材と組み合わせる

この二つです。

いちごやりんご、いちじくなどは直ぐにコンポートとかジャムに調理することを思いつく人も、梨を煮ることはあまりしたことがないようです。

本場の薬膳スープには、お出汁の一部に梨を使うことは普通ですし、デザートに梨と白きくらげのコンポートは、潤いをアップさせる秋の薬膳デザートとして、今では有名になって来ました。

梨と白きくらげのコンポートの場合、乾燥が強くなって来た秋に潤わせる食材を重ねて、潤いアップを目的とした薬膳なので、使う砂糖も氷砂糖が普通です。

トッピングにクコの実を載せることも、単に真っ白で味気ないから赤いものではなく、クコの実にも潤わせる効能があることで、全ての目的は潤わせること。

ただ、砂糖を使うことに抵抗感がある場合もありますし、もっと手軽にできるなら・・・と思いませんか?

そんな時には、蒸し梨です。

蒸すという調理をすることで、梨の冷やす性質を緩和させると考えてください。

蒸すのが面倒な方は、レンジでチンでも大丈夫です。

冷やす梨を冷やさず食べられるデザート

材料/(二人分)
梨1個、クコの実適宜、シナモン適宜

作り方
1.梨の芯を包丁の先でくり抜き、皮を剥く。


2.芯の空洞になった部分にクコの実を詰める。
3.ラップでしっかり包み、耐熱容器に入れてレンジにかける。実が柔らかく温まったら、ラップを静かに抜いて、食べやすい大きさに切る。



4.シナモンパウダーを振って召し上がれ。


甘くてトロトロ。
甘味が足りなければはちみつを。はちみつも潤わせる食材です。


調理と温める食材をプラスして梨の冷やす性質緩和

ご紹介した方法は、調理(梨を温める)するだけでなくシナモンという温める性質のスパイスを使うことで、梨の冷やす性質をダブルで緩和する方法です。

クコの実を加えれば、梨の潤わせる効能にクコの実の潤わせる効能が加わり、潤わせ効果もアップ。

これなら、鍋や蒸し器で蒸すより簡単で、洗い物も器と包丁だけで済みます。

気をつけて欲しいこと

ただ一つ気をつけて欲しいことがあります。

ラップで巻いた梨を、直接電子レンジの庫内に入れないこと。

レンチンして温まって来ると、果汁があふれ出てしまい庫内が果汁の洪水になってしまうからです。

ラップで巻いても、その状態で必ず器に入れることを忘れないでくださいね。

器内にあふれ出た梨の果汁は砂糖が入っているのかと思うほど甘いです。

水と氷砂糖を入れて煮るより味が濃厚なので、ぜひお試しくださいね。

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