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アボカドが好きな冷え症女性に、薬膳ではこんな食べ方がおすすめ

森のバターと言われるアボカド。

アボカド好きな女性は少なくないと思います。

バターと呼ばれるほど豊富な脂質は不飽和脂肪酸のオレイン酸で、更年期以降に女性ホルモンの低下によって起こりやすいコレステロール値の上昇や血液サラサラ効果が言われています。

薬膳では、便秘の解消、消化器系を補いパワーや生命力に当たる「気」を補充する食材となります。

ただ、多くの「気」を補う食材が、体を温めも冷やしもしない「平性」である中、アボカドは体の中にこもる熱を冷ます「涼性」なのです。

きゅうりやゴーヤ、なすのように強く冷ます「寒性」ほどではないですが、冷やす性質であることに変わりはありません。

そこで、冷え性の人は、アボカドには食材の性質を使って冷やす特性をプラマイゼロにして食べることをお勧めします。

これが「なかったことにする薬膳」です。

なかったことにする薬膳については、こちらからお読みください。


冷え性の人がアボカドを食べる時の簡単なかったことにする薬膳


アボカドは、わさびや醤油とよく合います。

つまり和の食材と合わせると美味しくいただけることを経験されている方も少なくないでしょう。

アボカドとマグロのわさび醤油などはその例ですね。

今回おすすめするのは、アボカド以外包丁もまな板も使わないでできるものです。

温める性質のえびを使いますが、直ぐに食べられるえびを使いますね。

材料/
アボカド1個、蒸した黒豆30g(市販の蒸し黒豆のレトルトが便利です)、あみえび大さじ1、亜麻仁油ティースプーン1、薬膳出汁醤油適宜、わさび適宜



一品おかずを追加したい時にもすぐにできます。


使った食材の薬膳解説


えび

えびは温める性質の温性です。

足腰の冷えや痛み、加齢による各症状予防にもよく使われる薬膳ではエイジングケアの食材です。

あみえびは殻ごと食べられるため抗酸化作用がある、赤い色素アスタキサンチンを沢山摂り入れることができます。

エイジングケアの要と言える五臓の「腎」の補強になります。


黒豆

お腹を丈夫にして、要らない水分の排泄が得意な大豆。

その中でも黒豆は血を増やし巡らせる効能のあるエイジングケア食材です。
普通の大豆も良いですが、更年期以降の人、生理の後などは同じ大豆でも黒j豆をお勧めします。


亜麻仁油

不飽和脂肪酸のオメガ3系油です。
酸化しやすいので調理には向かないため、このように直接かけて食べるか食べる直前にドレッシングを作ってサラダなどにかけて利用します。

オメガ3系油は、細胞膜の質を向上、血液サラサラ効果、アレルギーなどの炎症抑制などの効果が言われています。

更年期以降は女性ホルモンの減少により、それまでなかったコレステロール値の上昇や高血圧になりやすく、アレルギーが発症する人もいます。

できるだけ良質の油を摂ることで普段の食事で補えないものも補いたいものです。

ちなみに、オメガ3系油は、イワシ、アジ、サバなどの青背の魚に多く含まれています。

わさび

わさびはお腹を温めるのでお腹の冷えから来る食欲不振などにもおすすめです。

その他、魚介にあたるのを予防効果もあるため、刺身や寿司などにも使われますね。


薬膳出汁醤油

これは、ワークショップでお伝えしているものです。
更年期以降の女性に不足しがちな栄養のエキスを出汁醤油に抽出しました。

出汁醤油やポン酢でも合うと思います。


アボカドが好きだけれど冷え性だという方は、アボカドにあみえびや黒豆を加えてエイジングケア+冷えをなかったことにする方法で食べる子の組み合わせを使ってみてくださいね。

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