【株】日経平均株価はどこまで下がるのか?ダウ理論徹底解説
日経平均が下がって気になる人、多いですね。
さがってる?何を根拠に、何と比較して?
確かに高値からは下がりました。
けど、まだ下落トレンドとは言えません。
(だから買おうでは決してありません)
今はまだ、調整の範囲内ですが、ここから更に下げたら、ようやく下げトレンドかもしれません。
地獄の大暴落と呼ばれるまでには、もっともっと下げないとダメですよってお話。
ここは一つ、伝統的な手法を学び直して、相場感を鍛えましょう。
相場を読むチカラ、ダウ理論!
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1:ダウ理論とは何か?
投資の世界は、いろいろなものに例えられます。私は流れるプールの例えを出すことが多いです。
今日は、海に例えてみます。
波が穏やかである日、荒れ狂う日があるように、市場も日々変わります。その中で、舵を取り、どう航海すべきかを示す一つの灯台のような存在が「ダウ理論」です。
ダウ理論を初めて聞く人もいるかもしれませんね。この理論は、100年以上前に、チャールズ・ダウさんという人によって考え出されました。
彼は、投資の世界において、ある種のパターンやルールが存在すると考え、それを「ダウ理論」と名付けました。
人間の思考や行動には癖やパターンがあります。ですので、人が作る市場にも癖やパターンが表れます。
ダウ理論の中心にあるのは、市場の「トレンド」、つまり流れを読むことです。海で言うところの潮流のようなものですね。
この理論には、大きく分けて、長期、中期、短期の3つのトレンドがあるとされています。航海をする上で、これらの流れを読み解くことは、無事目的地に着くために非常に重要です。
しかし、どんなに素晴らしい理論でも、時代と共に、少しずつその形を変えていかなければなりません。ダウ理論も例外ではありません。
現代においても、この理論は多くの投資家にとって、重要な指針の一つとなっていますが、その理解や使い方には、新しいアプローチが必要です。
ダウ理論の要点:市場の動きを読む
市場は、いろんなサインを出しています。ダウ理論は、そのサインを読み解くための手がかりの一つです。
まず、大事なのが「高値と低値」です。市場が上昇トレンドにある時、つまり良い流れで進んでいる時は、新しい「高値」を更新し続けます。
反対に、下降トレンド、つまり少し難しい流れにある時は、「低値」を更新し続けるんです。これを通じて、市場が今どのような流れにあるのか、私たちは感じ取ることができます。
次に、「市場は情報を反映する」という考え方があります。この世界には、数え切れないほどの情報がありますが、市場価格はそれら全ての情報を瞬時に反映すると考えられています。
たとえば、新しい技術の発明や、大きな経済政策の発表などがあります。こうした情報が出ると、投資家たちはそれを受けて、株を買ったり売ったりします。その結果、市場価格が変動するわけです。このプロセスを通じて、市場は常に最新の情報を反映し続けているんです。
この二つのポイントを押さえることで、市場の動きを読み解く大きな一歩を踏み出すことができます。
しかし、市場の動きは複雑で、常に変化しています。だからこそ、ダウ理論が提供する手がかりを活用して、その流れを少しでも理解しようとする努力が必要です。
ダウ理論への批判とその背景
ダウ理論は長い間、多くの投資家にとって大切な指針の一つとなっています。しかし、そんな中でも、この理論に対する批判の声が上がることがあります。これらの批判を理解することも、市場を深く知る上で、大切な一歩です。
まず、ダウ理論は「過去のデータに基づいている」という点で批判されることがあります。過去の動きから未来を予測することは、海の天気を予測するようなもの。確かに過去のパターンから学ぶことは多いですが、未来は常に不確定で、新しい要素が絶えず現れます。そのため、過去のデータだけに頼ることの危険性を指摘する声があります。
次に、「解釈の主観性」です。ダウ理論では、市場のトレンドを読み解くためのさまざまなルールがありますが、これらのルールの解釈には、個人の判断が大きく影響します。つまり、同じデータを見ても、人によって解釈が異なる可能性があるのです。このような主観性が、誤った判断を招くことがあるという批判があります。
また、「市場構造の変化」への対応です。ダウ理論が生まれたのは、今から100年以上も前のこと。その間に、市場は大きく変化しています。グローバル化や技術の進化、新しい金融商品の登場など、ダウさんの時代には想像もできなかったような変化が起きています。こうした変化に、ダウ理論がどこまで対応できるのか、その有効性に疑問を投げかける声もあります。
最後に、「ボリュームデータと指標選択」の問題です。ダウ理論では、取引量や特定の指標を重要視しますが、これらのデータや指標が常に市場の真実を反映しているわけではありません。特に、現代の市場では、多くの要因が複雑に絡み合って動いており、単純なデータ分析だけでは捉えきれない面が多いと言われています。
これらの批判を一つ一つ見ていくことで、ダウ理論が持つ限界や課題を理解することができます。しかし、それと同時に、これらの批判への反論や、ダウ理論を現代の市場にどのように適用していけばよいのか、その方法を探ることも重要です。批判を知ることで、より深く、広い視野を持って市場を見ることができるようになります。次章では、ダウ理論への批判にどのように向き合い、それを超えていくのかについて考えていきましょう。
ダウ理論批判への回答
ダウ理論への批判には様々ありますが、それぞれに対する回答も存在します。ここでは、よくある批判に対して、どう向き合うことができるのかを見ていきましょう。
過去データへの依存に関して
過去のデータに基づく分析は、確かに限界があります。しかし、歴史から学ぶことは多く、特に市場のパターンや心理を理解する上で貴重な手がかりとなり得ます。大事なのは、過去のデータを盲信するのではなく、あくまで一つの参考として、現在の市場状況や将来の可能性を総合的に判断することです。
解釈の主観性について
市場分析における主観性は完全に排除することは難しいですが、この問題を軽減するためには、多角的な分析が重要になります。他の分析手法とダウ理論を組み合わせることで、よりバランスの取れた視点から市場を評価することができます。また、複数の意見を参考にし、自身の判断のバイアスを常に意識することも大切です。
市場構造の変化について
市場は常に変化していますが、ダウ理論の基本原則、すなわち市場の動きには繰り返されるパターンがあるという考え方は、今日の市場にも適用できます。技術の進化や新しい金融商品の登場は、分析手法をアップデートする必要があることを示していますが、根本的な市場心理や動きの理解において、ダウ理論が提供する枠組みは依然として価値を持ちます。
ボリュームデータと指標選択の問題
取引量や指標の選択は、確かに市場分析において複雑な問題を提起します。しかし、これらのデータは市場のセンチメントや流動性を理解する上で重要な手がかりを提供します。大切なのは、これらのデータを単独で使うのではなく、他の情報や分析結果と合わせて総合的に評価することです。
ダウ理論への批判に対するこれらの回答は、理論が持つ限界を認識しつつも、その価値を現代の市場分析に活かす方法を示しています。適切に使われるならば、ダウ理論は依然として強力な分析ツールとなり得ます。
市場の動きを理解し、より賢明な投資判断を下すために、ダウ理論を含む多様な分析手法を組み合わせることが、現代の投資家には求められています。この柔軟なアプローチこそが、ダウ理論を時代を超えて有用なものに保ち続ける鍵です
ダウ理論の現代的適用と展望
ダウ理論は、時代が変わってもなお、投資の指針としてその価値を保っています。しかし、この理論を現代の市場に適用するには、いくつかのポイントを理解し、アプローチをアップデートする必要があります。
現代市場へのダウ理論の適用方法
まず、ダウ理論の基本原則を理解した上で、現代の技術を駆使して、その分析を深めることが大切です。例えば、ソーシャルメディアやニュースのトレンドを分析することで、市場のセンチメントをよりリアルタイムに理解することも可能になります。
検索するなら、最新の話題が溢れているエックス(Twitter)が良いです。
技術的分析とダウ理論の統合
ダウ理論は、他の技術的分析手法と組み合わせることで、その効果を大いに発揮します。例えば、ダウ理論でトレンドの方向性を把握した後、移動平均線や相対力指数(RSI)などの指標を使って、エントリー・ポイントやエグジット・ポイントを特定する方法が考えられます。
根拠は多い方が良いですね。
そして同時に、手法としてシンプルであることも大事です。
未来予測へのダウ理論の役割
ダウ理論は、未来の市場動向を完全に予測するものではありませんが、将来のトレンドや転換点に対する手がかりを提供します。特に、経済のサイクルや市場センチメントの変化を理解する上で、この理論が提供する視点は非常に貴重です。
現代の投資家は、この理論を利用して、より長期的な視野に立った投資戦略を立てることができます。
結論として、ダウ理論は現代の市場分析においても、その有用性を失っていません。この理論を単独で使うのではなく、現代の技術や他の分析手法と組み合わせることで、より効果的に活用することができます。
市場の流れを読み解き、賢明な投資判断を下すために、ダウ理論は今後も投資家にとって貴重なツールであり続けるでしょう。この理論の柔軟な適用と統合こそが、未来の投資の成功への鍵となります。
まとめ: ダウ理論の普遍性と時代を超えた価値
ダウ理論が生まれたのは、もう100年以上も前のこと。しかし、私たちがこの理論から学べることは、今日も変わらずに存在します。
ダウ理論は、単に市場の動きを分析する手法を超えて、投資の哲学とも言える普遍的な価値を持っています。
もし仮に、ダウ理論で下降トレンドになったら?
その時は、逃げ足の早いトレードが主体になってくるでしょう。
だからこそ、最近読まれているのが、デイトレードの手法なのでしょう⬇️
ダウ理論を使った実際のトレンド判断
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トレンドは、波と思ってください。小さな波から大きな波まであります。
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