140文字小説(4)

dカードと言うポイントカードの話だ。

休日に何気なくコンビニに立ち寄り、コーヒーを片手に会計待ちをしていた。

「bカードですね。」

最初は、聞き間違いかと思った。

得意気に、その男性店員は美声を披露していたのだ。

「ビーカードですね。」

「いえ、ディーですけど?」

店員の顔は、真っ赤になった。



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