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信頼してもいいけど信用はするな:つまりどういうこと?

「信頼はしてもいいけど信用はするな」この言葉を聞いたことがある人も多いと思います。

大辞泉によると、
【信用】は、相手や相手の言うことが確かであると信じて疑わないことをいうが、【信頼】は、相手の能力を信じて頼りにすることをいう。】とのこと

信用に対しては相手の言うことが確かであることを信じて疑わないこと。とあるので、この言葉からは相手に対して、盲信的、受動的、被支配的な感じがしますよね。

信頼に対してはその人の能力という機能を信用している感じがしますね。


例えば、背が低いと背が高い人の二人がいるとして、棚の上にある自分の荷物を取って欲しいと思い声をかけるとして、背の低い人に声はかけないですよね。

つまり、背が高い人は高い場所にある荷物を取ることができる。と信頼して頼んだわけです。

しかし、背の高い人は性格が悪く、荷物は取ってくれませんでした。その場合は信頼して損した。ということになるわけです。
その能力に対して、期待していたが、期待した結果が得られなかった。と言うわけです。

信用して損した。というのは、背の低い人は性格が素晴らしく、普段からとても良くしてくれているのですが、高い場所にある荷物は取ることが難しいです。
つまり、あの人に頼んだのに、望む結果は得られなかった。と言うわけです。能力ではなく、その人のパーソナリティを見ていたのでしょうか。

この場合、いつも良くしてくれており、性格も素晴らしいから
この場合も高い場所にある荷物を取ってくれるだろう!思って荷物を取って欲しいというと、断られるか、取れないであろう。この場合、多くの人は信用していたのにひどい。などというわけだ。

他の例えで言うと

クラスで一番数学が得意なあの子に聞けば大体教えてくれるよ。

これは信頼されているわけですね。クラスでトップレベルの数学の知識と試験問題に対して正しい答えである可能性が高い。と言う能力を評価しているわけです。

でも、数学が得意なあの子は、性格は悪く、クラスでは嫌われており友人も少ないです。

おそらくクラスの多くの子は数学に対しては信頼しているけれど、そのほかは信用は置けないのではないのかなと思います。

以上信頼と信用について説明してみました。

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