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口からこぼれる絵本のことば

息子がべらべらしゃべるようになって、驚くほどに絵本の言葉も彼の中にたまっていることを知った。

今日公園の水道で、水を撒きながら「あめふりー!」は今朝読んだ『あめふり』と『ぞうくんのあめふりさんぽ』から。

砂場で泥団子を見て、「しばらくすると…」。
しばらくなんて言葉も言うようになったのかーって見てたら、「しばらくすると きらきら」。これは『ぼくのいしころ』だ。

他にも日々いろいろ。

転がってるダンゴムシを見て、「おきあがれるかな してる」は、『むし、おきあがれるかな』。

レゴで「やまかじ つくろー!」「やまかじだ!しょうぼうしゃくるかなー」は、『ありがとう しょうぼうじどうしゃ』。

いきなり「かさこそ かさこそ ぶーん!」で何か飛んでいくのは、『かぶとむしがにげた!』。

おもちゃの線路をつなぎながら、「せんろはつづく どこまでつづく」は、そのまんま『せんろはつづく どこまでつづく』。その話から、「しゃこいれ はじまれー!」。

れんこん見たら、「あなーのあいた れんこんさん」と言うのは、『おべんとうばこのうた』。

食事中や砂場で始まる「すっぽーん!」は『やさいさん』。

いきなり言う「くろーらしきっ ゆあつっ しょべるっ」は、『どうろこうじのくるま』。
舌ったらずな息子の発音では、この絵本を知らなかったら多分辿り着けない。

絵本と遊びと生活がぐるぐるつながる。
いろんな場面で、絵本のフレーズが口からこぼれる。

今はたくさんの時間を一緒に過ごして、ほとんどの本を一緒に読んでるから、何を言ってるのかわかって楽しい。
保育園に行ってたら、息子はもっとたくさん"良い"と言われる絵本と出会えたのかもしれない。私は絵本に全然詳しくないから、そういうのは選べないけど、息子と一緒に絵本にたくさん出会って、その絵本が息子の中で何かにつながっていくのをそばで見てられるのが、楽しくて愛おしい。


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