ユーフォニアム3・第六回見た

オーディションの話だった。
部活ものの物語をやる時、部活あるあるを期待している視聴者に向けた配慮はあると思う。まあ自分は吹奏楽やったことがないが、吹奏楽部の定番的な活動というのがまずあって、その中で尺の問題や作画のカロリーを勘案して、最も見せるべき場面を取捨選択することが、こういうアニメには求められるだろう。
本作は久美子が三年生で、部長をやりつつ、進路のことも考えている。三年生の一年間をしっかり最後まで描写してくれることを期待している。
脇役というか、一年生、二年生もちゃんと取り上げて、必要なドラマをやっていることは評価できる。
シリーズが続いているアニメで、前の期が良かったから次も見ようと思うのは自然なことだが、必ず良いものになるとは限らない。丁寧に作られている作品なので、自分としては、今後どういう展開になったら良いだろうかと考えながら見ているが、そういう見方というのは必ずしも素直に作品を楽しんでいるとは言えまい。大して関心のない作品ほど無心で見られるものでもあろう。ユーフォニアムも今までの期で充分描写はなされたと思うし、三年生編をやるのは屋上屋を架すような気もするのであるが、せっかくなのでもう少し先読みをしつつ視聴しようと思う。

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