見出し画像

「子どもの絆創膏好き」を受け入れてみた話

「転んだから絆創膏貼って!」
子育てした方は、1度は子どもに言われたことがあるフレーズではないでしょうか。

絆創膏を貼るかどうかの私の葛藤

長女が2−3歳の時、次女は3歳の今、絆創膏貼って貼ってー、と言ってきます。
私の頭の中では

・絆創膏貼っても治らない程度の傷である
・1度貼ると何度も貼って貼ってと言われるのが面倒
・絆創膏を買いに行くのが面倒
・1人貼ると2人・3人と貼ることになる
・絆創膏を貼りたくてわざとこける(大きな怪我になる可能性もある)

なので貼りたくない、、長女の時も今次女への対応も、基本は「そのくらいの怪我なら絆創膏貼らなくても大丈夫だよー」という塩対応をしていることが多いです。
貼って欲しくて泣いたり、保育園で貼ってもらって帰ってきたりすることもあるので、私が考える「親としての合理性」を元にした意思決定が本当に良いのか、葛藤がありました。

客観的に見たことで気がついたこと

先日、ばあばと会った際、次女3歳が公園で転けかすり傷を作りました。いつもの通り絆創膏を要求されたのですが、私はかすり傷なので洗って終了にしようとしました。しかしばあばは絆創膏を持ってきて(しかも箱ごと!)、キャラクターの絆創膏をペタッと貼ってくれました。すると、次女は泣き止み、嬉しそうに遊び始めました。
私から見た事実は、当初「次女がかすり傷を作り絆創膏を要求した」ということだったのですが、ばあばの対応を客観的な立場から見たことで、「かすり傷を負った次女は絆創膏というお守りをもらい遊ぶ勇気を取り戻した」ように見えました。

合理性だけでない判断軸を持つ

絆創膏を貼ってもらった次女は、その後楽しそうに公園遊びを続けていました。絆創膏がなくても楽しく遊び続けられたかもしれませんが、絆創膏を貼ってもらったことで、私の思う絆創膏の効果効能だけでない、楽しく遊ぶ時間が広がったように感じます。時には合理性だけでなく、子どもがやりたいことの理由を聞いたり、受け入れてやってみることも大切だなと感じた出来事となりました。

おまけ

その後、長女からも「絆創膏が欲しい」と言われました。怪我をしていない長女6歳でも、絆創膏を貼ることはスペシャルな気持ちになり、嬉しいようです。
子どもの要望をすべて受け入れることは出来ないことも多いですが、子どもの要望の先にある効果に気がついたことで、ルールは明確に決めるとしても、絆創膏を貼ることは悪くないと感じました。
子どもたちも大きくなると怪我が少なくなったり、絆創膏に魅力を感じなくなる時が来るはず。今の時期だからこその絆創膏の価値を楽しめるように、子どもたちと関わっていけたらと思います。


この記事が参加している募集

子どもに教えられたこと

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?