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#061. 風運時過

近所付き合い。

は、ほぼ、無い。
そんなもんだ。

マンションの隣人。4人家族。両親と子供2人。奥さんはフレンドリー。旦那さんは、まぁ、嫌いだ。その理由はともかくとして。子供は、上の子が小学4年生くらいか。

ここしばらく、1年くらいになるのか、隣がうるさかった。静かじゃなかったというほうが妥当か。赤子の泣き声である。これは仕方がないし問題でもない。むしろ懐かしい。

隣人は窓をよく開けている。ベランダに出ると色々と聞こえてくる。主に泣き声であったが、少し前に変化があった。言葉が混じり始めた。喃語か。懐かしい。

ちらほらと聞こえてくる単語がじわじわと増えてくる。夕方、たまに、高2男子とベランダで喋る。そこに隣の子が割り込んでくる。それに触れると、ふーん、とか、それはそれとして、とか、そんな反応。まぁ、そんなもんだろうね。

空は暮れていく。昔は「はやく大きくなれ」。いまは逆。そして苦笑い。

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