【日帰り名古屋】本と芸術を楽しむよくばり旅をしてきた
今年の5月、名古屋に日帰り旅行に行ってきた。
目的は行きたい演奏会があったからだが、折角なら本と芸術を思う存分堪能する旅にしたい。朝からモーニングを食べたり、プラネタリウム鑑賞をしてみたり、そんな欲張りな旅にしてみよう。
そう思い、名古屋へと旅立った。
旅のスケジュール
名古屋での旅程はこちら。
9:00 近鉄名古屋駅到着
名古屋へは近鉄特急のアーバンライナーを利用することにした。9時頃に到着するように設定して電車に乗り込む。
旅のお供は地球の歩き方グミのインド編!今はインド編の販売は終わっているが、新たに台湾編とイタリア編が販売されている。台湾…熱い!
到着後、早速モーニングを食べに行くことに。
9:20 ブックカフェ「CENTRE」
最初に向かったのは 新栄町駅にあるCENTREというお店。本場・名古屋での初めてのモーニングなので老舗のレトロ喫茶にするか迷ったものの、やはり1旅に1度は本のある場所を巡りたいのでブックカフェを選択した。
金曜日に行ったので営業開始時間は9時からだった。到着した時間にはまだ他のお客さんがおらず、入店するのに少し緊張した…笑 入ってみると、奥には立派な本棚が。
文庫や新書、ビジネス書から芸術書まで幅広い本が置かれていた。その中から今回選んだ本がこちら。
表紙とタイトルに惹かれて手に取った本。
YouTuberの方が書いたエッセイらしい。行動に驚く部分もあるけど、その独特の感性が面白い。豚の角煮を作るために大事にしていたワンピースのコミックを売ってしまい、そのことで「働かないと」と思う。人の機動力ってどこにあるのか分からないし、些細なことで人は頑張れるものなのかもなぁ、としみじみ。
ここへは読書をしにきたけど、読書をしにきたわけではない(?)
名古屋といえばあんこ。ということで、白玉あんこサンド+ホットコーヒーのセットに。あんこトーストも普通に好きなのに、その上白玉まで乗っていて豪華。このお店は次回名古屋に来た時も行きたい。
11:30 コニカミノルタプラネタリウム満天NAGOYA
プラネタリウムと聞くと「こどもが見るもの」というイメージがある。しかし、そんなプラネタリウムのイメージが180度変わる場所がある。それがこのコニカミノルタプラネタリウム満天NAGOYAという場所だ。
ここは日本初のLEDドームシステムを導入した最新型プラネタリウム。色彩の豊かさはもちろん、空の奥行きや星々の美しさがしっかりと感じられ、今までにないくらいの臨場感が味わえると話題の場所である。
この場所を知ったきっかけはちびまる子ちゃんだった。さくらももこさんファンであり、ちびまる子ちゃん大好き人間の私は、ここで「プラネタリウムちびまる子ちゃん 南十字星に魅せられて」という作品が観られると知り無理やり予定に組み込んだのだった。
宮沢賢治さんの「銀河鉄道の夜」の世界にまる子とたまちゃんが入り込み、星の旅に出かけるお話。時間が朝ということもあると思うが、周りがお子様ばかりで、大人1人だとちょっと恥ずかしかった。いや、他にも大人1人の人はいたけど…!
最後の撮影会は子供よりも大人達が真剣!
外に出るとキャストさん達のサインが。ここはとても美しくて楽しいプラネタリウムだった。座席前の方にしてしまったので全体を見るのが難しかった。次回は真ん中か後方が良いのかも。
13:00 名古屋辛麺 鯱輪
辛いものとラーメンにめっぽう弱い。
名古屋ではいつも台湾まぜそばを食べるのだが、今回は辛いラーメンにしてみようとやってきたお店。
でもやっぱりまぜそば食べちゃう。
辛味追加して3辛にしてみたら辛かった!でも辛いは美味しいので満足。これ以上辛くしたら美味しく食べられないので私はこのくらいが限度かも。
15:00 犬山城を散策
名古屋城は行ったことがあるけれども犬山城は遠くてなかなか行けない。ということで、一度行ってみたいと思っていた犬山城まで足を伸ばすことに。実際行ってみるとそこまで遠くなかった。
天守閣へ、いざ参る!
犬山城がすごいのは、360度すべて自分の足で見回れることだと思う。手すりがかなり低いので多少の怖さもあるが、その分遮られるものがなくクリアに景色が見える。
天守部分は一方通行で1周したら室内に戻る人が多い中、楽しすぎて係の人に「もう1周回ってもいいですか?」と聞き、最終的に3周した。めちゃくちゃ良かった。
その後、城下町付近に神社もあるようなのでお参りをして御朱印もいただくことに。
針綱神社
なんとなく“懐かしさ”を感じる神社。
安産や子授け、長寿の神様がいらっしゃるそう。
平日に行ったからか他の参拝者がいなかった。落ち着いた雰囲気の神社だったので、ゆったりとした気持ちでお参りさせてもらった。
三光稲荷神社
針綱神社とは対照的で、こちらはカラフルなハートの絵馬があるなど可愛らしい印象の神社。縁結びスポットとして話題らしい。
この神社の境内には猿田彦神社と姫亀神社という神社もある。
本屋のある菓子店「菓子屋 shirushi 」
犬山城付近に本屋さんはないかな?と調べて行き着いた「菓子屋 shirushi」。
とても小さなお菓子屋さん。素朴な印象のお店で、静かな雰囲気がとても良い。お菓子もシンプルで可愛い。
私はレーズンサンドを購入してみた。
さっくりとしたクッキーに濃厚なクリームがたっぷり挟まっていて美味しい。昔はレーズンサンド苦手だったのにな。好きになるなんて大人になったな〜。ちなみにこのお店はレモンケーキが美味しいらしい。
こちらの2階には本屋tsuideという本屋が併設されている。
本屋tsuide
菓子屋 shirushiさんが新しく作った本屋。お菓子屋さんが作る本屋ということもあり、ラインナップは食をテーマにした本ばかり。
エッセイから食文化の本、レシピ本など、食の本が好きな方にはたまらない本が並んでいる。お店の方に了解を得たのでパシャリ。
お菓子屋さんの上に本屋さんというロケーションがすでに可愛い場所。とにかく素敵空間だった。
18:45 愛知室内オーケストラ 第56回定期演奏会
とても好きな演奏家のコンチェルトがあったので訪れた演奏会。その演奏家とはウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の主席ファゴット奏者ソフィー・デルヴォーさんだ。
21歳でベルリン・フィルハーモニー管弦楽団に入団し、24歳でウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の首席ファゴット奏者となった彼女。私の中で今最も熱い演奏家であり、推しである。
ファゴット自体もかなりマイナーな楽器だと思うのだが、今回はコントラファゴットというもっとマイナーな楽器でのコンチェルトが聴けるとのことでやってきた。
コントラファゴットはチューバ並みの低音楽器だ。チューバと違い単体でその音を聴ける機会は少ない。どんな演奏なのだろうとドキドキしていたのだが、もう言葉に表せないくらいすごかった。こんなにも表現豊かに演奏できる楽器だったとは知らなかった。奏者が天才だからというのは大いにあるが、まだまだ伸び代のある楽器なのだと思う。もっと単体の演奏会が増えたら良いのに。
21:30 帰宅
ブックカフェでのモーニングに始まり、プラネタリウム、犬山城、演奏会とかなり遊び回ることができた。日帰りでも十分楽しい!
こうして名古屋日帰り旅が終わったのだった。
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