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#320 【人間の死に方】を読んで

こんにちは
ヤギです

今回は過去なんどか紹介して行きた久坂部羊先生の書籍【人間の死に方〜医者だった父の、多くを望まない最期〜】を読んで感じたことをまとめていきます。

結論から申し上げますと本当に読んだほうがいいです。めちゃくちゃ良書。こうした考えが広まればいいのになと本気で思いました。だからこの良書を広めるべくこの記事を書いています。一人でも多くの方に読んでいただき一緒に考える機会となれば幸いです。

今回の記事では、わたしが一番考えさせられたポイントを紹介していきます。一緒に考えていただけるとわたしも勉強になりますのでコメントお待ちしております!

こちらの記事も併せて読んでみてください!

○一番考えさせられた文章

まずは以下の文章をお読み下さい。そのまま抜き出しています。

果たして、医療は死に対して有効だろうか。命を伸ばしさえすればいいというのであれば、たしかに医療は有効だろう。しかし、延びる命の質は考えなくていいのか。つらく苦しい悲惨なだけの延命ならないほうが安らかだろう。長い人生の最後に、数日ましくは数週間の悲惨な時間を付け足して、どれほどの意味があろう。

そのわずかな生を放棄することは、決して命を粗末にすることではない。最後まで治療をあきらめないというのは、理念としては美しいが、現実には害が多すぎる。人間らしい尊厳を保つためには、ある種の達観と賢明さが必要である。

人間の死に方 第11章我が家は”病院死ゼロ家族”より

以上の文章を読みみなさんは何を思い、何を考えましたか?

少し考えてみて下さい。




ご自身の考えまとまりましたでしょうか?

延びる命の質は考えなくていいのか。
この部分ですね。僕が一番胸に残っているのは。

確かに現在の医療ではある程度の延命は可能です。しかし、命の質はどうでしょうか?寝たきりで、チューブ漬けになり生かされている状態。果たして本人にとっても、家族にとってもそれは幸せなのでしょうか?

久坂部羊先生のおっしゃっていること僕は完全に同意です。そして命の質についても自分自身そして家族との話をしなければならないことのひとつだとわたしは思います。
どんな生き方をしたいのか、どんな死に方をしたいのか
ここを考えていれば今を生きることがどういう意味を持つか、行動が変わりますよね。

逆に引っかかった部分もあります。それが人間らしい尊厳〜。というところです。一緒に考えていきましょう。

人間らしい尊厳とはなにか?

すっと理解できませんでした。そもそも人間らしいとは何でしょうか?そして尊厳とは?どんなことが人間らしいというのでしょうか?

例えばベルトコンベアに部品が流れてきてそれを取って別の箱に移していく。これは機会的な作業ですよね。ま、そんなことはわかっているけど、人間らしいって人間か機械か動物か?とそういうことでしょうか?

なんかそれとは少し違う気がしています。うまく言葉にできませんが。
AIの台頭により【人間らしさ】というのがより話題になっているようです。
概念的なことはなんとなくは分かりますが、人間らしさの本質とはなんでしょうか?
僕はよくわかっていません。みなさんのコメントお待ちしております!

●尊厳とは?

とうとくおごそかなこと。気高く犯しがたいこと。また、そのさま。「人間の—を守る」

goo辞書より

なんとなくイメージはできますが、自分の言葉で言うとなると難しいですよね。
人間らしい尊厳とは誰が決めるものでしょうか?
本人でしょうか?はたまた家族?病院の先生でしょうか?

それこそ僕は美意識のようなものになるのですが、本人が持つべき感覚であり、それを周囲に伝えるのが本人の役割なのかな?と思っています。
正直に言えばよくわからないというのが現状です。

でも大事なのはそれと向き合い考えていくことだと思いますし、今はそう考えているけど、1年後には違う考えになっているかもしれません。
だからこそ振り返りが重要なんですよね。

はっきり言います。
本当におすすめだし、本当にみんなに読んでほしいです。
生きるとは?死ぬとは?この機会に一緒に考えてみて下さい。

以上です
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました
いろんな意見や感想があると思います。ぜひ書き込んで自身のアウトプットにつなげて下さい
いいね、コメント、差し入れお待ちしております。

次回もお楽しみに
ではまた

#わたしの本棚 #ジブン株式会社マガジン


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