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あほやん300字のラブレターを頼まれる➕追伸

「私の事好きなら、ラブレターちょうだい。
それも300字以内で書いてね。」
と、愛嬌を振りまきながら言いふらしているのは、
幼馴染の澪ちゃんだ。
だが、誰も聞き流していた。

僕は不思議に想い、澪ちゃんに訊ねたら
澪ちゃんは、
「雑誌の募集小説に『300字のラブレター』と
言うのがあるの。それに応募したいんだけど、
私は小説書けないの。
だから人に書いてもらうの。
大賞を獲ると賞金50万円よ、凄いでしょ」
と、真顔で言う澪ちゃん。

まさに、「人のフンドシで相撲を取る」
澪ちゃんだ。
まあ、澪ちゃんらしくて良いのだが、
そんな澪ちゃんだから、
誰一人澪ちゃんの事を好きでは無いみたいだ。

美人なのに残念な事だ。
僕が澪の為に一肌脱ごう。

追伸
僕は哀れに思い、澪ちゃんに300字のラブレターを書いてあげよう
と、思った。澪ちゃんの事は好きでは無いけど。
50万円に惹かれて!
次作は「300字のラブレター」
を書きます

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